2007年度奨学生レポート(田辺夕佳)

JICの皆様、いかがお過ごしでしょうか。東京大学文学部4年の田辺夕佳です。先日、総会にお集まりいただいた方々とは一年ぶりにお会いし、帰国の報告をさせていただきましたが、皆様へのご報告が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。

8月も下旬に差し掛かり、帰国してから3ヶ月も経ってしまったものかと驚いております。今ではすっかり日本の生活に戻り、本当に密度が濃く楽しかったイリノイでの日々を思い返すたびに懐かしさがこみあげてきます。今年度の奨学生はまさに向こうでの生活が始まったばかりと伺いました。1年前初めてイリノイに降り立ったときの感動やこれからの1年間の期待でわくわくしていた自分を思い出しました。

留学生活の中で、今まで自分が身に着けてきた英語力がいかにネイティブにはかなわないものであるかを思い知り、自分とは全く異なった環境で育った人々との文化の壁に悩んだこともありましたが、壁となっていた人々は、同時に多くのことを気づかせてくれた大切な友人でもありました。私がその中でも特に親しくなった友人は、本当にエネルギッシュで、興味の幅が広く、たった1年しかいない留学生である私のことを受け入れ、理解してくれた人たちでした。私もそんな彼らから刺激を受け、彼らには負けられないと思えましたし、一緒に過ごした時間は本当に充実し楽しいものでした。

この1年で大きく成長した、などと大げさなことは申し上げられませんが、楽しかったことも大変だったことも含め、自分にとってかけがえのない経験であり、将来思い返したときにイリノイに行くことができてよかったと自信をもって言えるのではないかと思います。

このようなチャンスを与えてくださり、日本から暖かく見守ってくださっていたJICの皆様に心から感謝しております。

UIUCのシンボルにて

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授業:スピーチ

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先学期に引き続き、力を入れていたSpeech Communicationの授業についてお伝えします。先学期SPCM101を受け、初めはアメリカ人の大胆な話しぶりやスピーチに織り交ぜられるユーモアなどに衝撃を受けましたが、一学期を経てようやく人前で堂々と話せるようになりました。その経験を通し、スピーチにもルールが存在すること、そしてそのルールに従ってスピーチを構成し、話す内容に関してしっかり自信をもって聴衆の前に立つこと、というのが重要な要素であると感じました。もちろん言語能力で若干のハンデがあるということもありますが、何よりも経験の不足が自分の課題であると思い、今学期は少しレベルも上げてSPCM332に挑戦しました。

この授業でとてもよいライバルとなったのは、同じ交換留学生のスウェーデン人でした。スウェーデンでは日常生活に英語が浸透しているらしく、さほど英語に困っているようには見えませんでした。しかし、よくよく話してみるとそれは私の偏見に過ぎず、彼も同様に私が何の苦労もなく授業に参加していたと思っていたそうです。それを機に、仲良くなりました。先学期までの授業で行っていたスピーチとは異なり、発表時間が長くなる上に、ほぼ何も見ずにプレゼンテーションをしなければならないという決まりはアメリカ人のみならず、当然留学生の私達にも適用されたので、彼も頑張っているのだからベストを尽くす上での甘えは許されないな、という気持ちになり、とてもよい刺激になっていたと思います。

また、この授業は生徒の9割がSpeech Communicationの専攻であったということで全体のレベルも高かったように感じられました。元々人前で話すことが好きな人たちが集まった授業だったので、他の人が行ったプレゼンテーションから学べることも多かったです。ロジカルに話を進めることはもちろんですが、同じ内容を伝えるのでも言い回しは人それぞれで、それによって話全体の雰囲気が決まってきます。それが「その人らしい」プレゼンテーションになっていくのだと感じました。今学期は就職活動の関係で度々帰国しなければならず、何度か授業を休んでしまったのですが、それでも非常に良い評価を頂くことができました。この1年間スピーチに取り組んできた達成感を味わうことができたとともに、人前で話す自信もつきました。

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授業:バリダンス

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続いて、最も印象に残ったアクティビティの授業についてお話しいたします。今学期、私は苦手とするダンスに挑戦しました。リズム感が全く無い自分にとって縁遠いものと思っていたのですが、アメリカに来て心構えとして変わってきたのは、「挑戦してみたいという気持ちを大切にし、やる気があるなら積極的になるべきである」というスタンスです。旅の恥は掻き捨て、といいますがイリノイにいる間は躊躇せずに色々とやってみようという気持ちが徐々に明確化してきたように感じ、ダンスの授業もその一つでした。ただ、ダンスといいましても私が挑戦したのはヒップホップでもバレエでもなく、インドネシアの島、バリ島に伝わる伝統舞踊であるバリダンスでした。バリダンスにした理由は簡単で、あまり人気がなく履修できた唯一のダンスクラスだったということなのですが、実はこれが最も力を入れた授業かも知れません。たった8人の生徒がインドネシア人の先生と1単位のために週4時間近く練習し、15分の曲に合わせて踊るだけでなく、バリ語の歌も覚えました。

バリダンスはやってみてから知ったのですが、ステップというよりはむしろ顔で表現する踊りで、表情や目の動き、それに首から上のみを左右に動かす独特の動きをマスターしなければならず、生徒達ははじめ苦戦していました。男役と女役に分かれてカップルの愛を表現している踊りは、先生が考案したオリジナルダンスで、動き自体は難しくないのですが、どうやってもみんなの動きはバラバラで、先生の動きとは似ても似つかず、バリダンスの難しさを感じました。学期末の舞台発表会に向けてひたすら練習に打ち込む毎日でしたが、クラスの雰囲気は絶えず和やかで、学部生以外に院生も多く、一人の院生はなんと1歳の女の子のママでもありました。そんなバラエティに富んだメンバーで一つの作品を作り上げることは難しくもありましたが、互いにアドバイスしながら練習を重ねるうちに、ダンスとして形が出来てきて、無事本番を迎えることができました。

リハーサル

本番の日は開始4時間前から、伝統衣装を身にまとい、独特の化粧を施し、エスニックな雰囲気が漂った舞踊集団になることができました。残念ながら、会場はカメラ撮影禁止で本番の写真はないのですが、ガマランというバリの伝統楽器の演奏に合わせて私達8人は無事踊りきることができました。舞台に立ちスポットライトのもとで拍手を浴びる感動、ずっと一緒に頑張ってきた仲間と並んで最後のポーズを決めたときの達成感、そして見に来てくれた友人たちの存在の嬉しさ、このような気持ちを一度に味わえたのは本当に久しぶりだったと思います。

バリダンス

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課外活動

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昨年から参加していたアイススケートのコミュニティの活動を今学期も続けました。学校内のリンクということもあって日本よりも空いていて練習がしやすく、学生は入場料タダという環境は本当に恵まれていたと思います。細かいフットワークに焦点を当てたものとジャンプ・スピンといった大技に焦点を当てたものの2種類のレッスンに加え、平日の昼間にあるPublic Skatingという一般滑走の時間に練習仲間と一緒に自主練を行い、リンクの近くの寮に住んでいて本当によかったと実感しました。実際、これだけの練習を重ねると少しずつ上達するもので、長年できなかったスピンやジャンプができるようになり、筋力もついて滑りに力強さが増したように思います。

発表会

このような練習の積み重ねの集大成となったのは、毎年恒例の発表会です。今年のテーマは映画ということでクラスごとに映画のテーマソングに合わせた演技を行いました。私は大人クラスとアイスダンスクラスの2演目に出演し、それぞれMen in BlackShall We Dance?の音楽で行いました。ともにおそろいのコスチュームを用意し、メンバーの家で陸上練習も行いました。このメンバーの興味深い点としては、ほとんどが大学関係者なのですが、私が最年少で他の人はこの大学の教授であるという点です。脳の神経や航空宇宙、物理など様々な専門家とともに滑ることが出来る経験はなかなか無いのでは、と思います。そのプロ意識は練習態度にも表れていて、60歳近い年齢でも絶えず向上心を持ち続け熱心に練習に取り組んでいました。休み時間にあるとき、「日本の地震」の話になり質問攻めにあった後、そのあとは各々が持論を展開し熱烈な議論となっていました。

Shall We Dance?

発表会本番になり、フィギュアスケートは中学の頃からやっていたスポーツなのですが、大舞台に出るのは初めてだったので、開演前から緊張しているとみんなが私の元へやってきてその緊張を和らげてくれました。普段は意識していなかったのですが、自分の親よりも歳の離れたメンバーの醸し出す優しさに大いに癒されたことはいうまでもありません。演技自体は、普段の70%しか発揮できず納得がいかなかったのですが、他の出演者も常に成功している技を失敗したりする姿を見て、発表会というものの恐さを感じるとともに、本番でプレッシャーがかかった状態での演技が悔しいけれども、今の実力なのだと感じました。とはいえ、大きなリンクを独占し、自分の動きに合わせてスポットライトが動き、多くの友人が観客席にいるという幸せは一生忘れられないと思います。

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まとめ

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上記の本文では今学期印象に残った経験について触れさせていただきました。今学期はUIUCで学びたかった、Speech Communicationや経済の授業もSpring Semesterは思い通りに履修でき、先学期はとれなかったActivity系の授業も運よくとれることになりました。最初の学期はひたすら教科書に向かう毎日だったのですが、今学期はもっと人と触れ合う時間を増やしていきたいと考えた上で決めた時間割だったので、実用的な英語力を磨くのみならず年齢も人種も分野も様々な人と出会い、協力して何かを作り上げるという楽しさに没頭することができたと思います。この1年間で自分が身につけることができたものを一つだけ挙げるとすれば、それは度胸だと思います。人前に出て自分を他人に見せるということは舞台上だけでなく日常茶飯事でした。ほとんど毎日、新しい人と出会うのでその度に繰り返される自己紹介などでも慣れてくると自信がつきました。何事も経験と思い、新しいことに積極的に挑戦することも初めは意識的にやっていたのですが、最後はそれを楽しめるようになりました。

友人と迎えた出発の朝

そして、この1年間でできた友人は私の何よりの宝です。学校の中で生活するUIUCの学生は友人と過ごせる時間が本当に長く、楽しかったです。最後の一週間はお別れパーティーがいくつもあり、わざわざ他の町から集まってくれたパリ留学の友人や最終日のフライト時刻まで徹夜でパーティーしてくれた友人など、本当に温かい人たちに恵まれたと思います。帰国してからもいきなり電話がかかってきたり、日本に遊びに来た友人と再会したりと、イリノイにいた1年で終わらない関係を築くことができたことが本当に幸せだと思います。実際、来週もイリノイの友人と二人で香港へ旅行することになっていて、再会が今からとても楽しみです。パリで知り合った友人と再会

最後になりますが、このイリノイでの2学期間は今までの学生生活の中で最も充実した時間を過ごすことができたことは言うまでもありません。このような貴重なチャンスをくださったJICの皆様に感謝いたしますとともに、留学中にお世話になった方々、そしてそれを陰で支えてくれた家族、大学関係者、そして友人にもこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。

田辺夕佳さんの2008年1月分奨学生レポート

JIC の皆様、お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか?シャンペーンは- 1 5℃を下回る厳しい寒さが続いていますが、おかげさまで毎日元気に留学生活を過ごしています。 UIUC にやってきてからあっという間に5ヶ月が経ち、留学生活も折り返し地点に入りました。今回のレポートでは学期後半の学校生活、ボランティア、冬休み、今学期に向けての抱負についてお伝えしたいと思います。

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学期後半の学校生活

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 秋学期の後半に入ってあった大きなイベント、それはハロウィンです。小さい頃に、カナダで何回かやっていて大好きなイベントだったのですが、正直、大学 4年生にもなってやるのはどうだろう、と悩んでいました。しかし、その時期になってくると学校全体がお祭りムードになり、夜にメインストリートを歩いてい る と仮装したマリオとルイージ、猛獣、悪魔、お姫様などがあちらこちらにいて、いつまでたってもイベントを楽しむことを大切にするアメリカ人らしいな、と思 いました。それによって私の迷いも一気になくなって、実際に仮装してパーティーに行ったり、アイススケートのイベントに参加したりしてハロウィンを思いっ きり満喫す ることが出来ました。

ハロウィンパーティ

【写真1:ハロウィン・パーティー】

11月に入り、就職活動のためにボストンに行きました。海外で留学をしている日本人の学生のために開かれる大規模な就活フォーラムがそこで開催されていた ので、大学4年で留学をしている自分にとっては貴重な機会でした。そこでは多くの日系・外資の企業が集まって採用を行うので、私のような時期に留学をされ る 方にはお勧めです。また、インターンの募集もしていたので、就職はまだ・・というような学生の方も行ってみたらよいかと思います。以前留学されていた先輩 方からも勧められていたイベントで、ちょうど、その時期は学校のミッドタームや課題の提出が重なり、かなり慌しかったのですが、行ってよかったと私は思い ます。そし て、それを機に自分の性格、アメリカに来てからの自分の変化やこれからの進路について真剣に考えることが多くなった、という点でもアメリカで就職活動をし たことが自分の留学生活によい影響を及ぼしたという風に感じています。ボストンは大学2年のときに短期留学していた町だったので懐かしく感じると共に、都 会とはいっ てもシカゴとは違う古い建物が立ち並ぶ町並みに改めて感動しました。アメリカの中でも古い歴史が色濃く残るボストンの街並みはこぢんまりとしていて重みが あり素敵な雰囲気が漂っていましたが、会場は日本人の学生で溢れかえっており少し不思議な気分でした。実際は滞在した数日間のほとんどは面接で、観光と いったことは できなかったのですが、面接の合間に買い物をしたり夜にホテルに戻ってから一緒に行った友人と語ったり、ちょっとした修学旅行気分も楽しむことができまし た。

ボストンから戻ってからはすぐサンクスギビング休暇に入りました。秋学期にある唯一の長いお休みなので、その前から「サンクスギビングはどこ行くの?」と いう会話で持ちきりです。実際、留学生のほとんどはアメリカ国内を旅行しますが、アメリカの学生は旅行をするというよりかは、実家に戻って家族とディナー を 楽しむというのが一般的なようです。私はというと、シカゴに住む友達のお宅にお邪魔したり、日本から遊びに来ていた友人とロサンゼルスを旅行したり、と あっという間に過きていきました。お邪魔した友達は、日本語を勉強している中国系アメリカ人の女の子で普段からよく一緒に勉強したりカフェでおしゃべりし たりする仲だ ったので、家族に会えるのをとても楽しみにしていました。実際に、彼女のご家族には本当に親切にしていただき、家族のように可愛がってもらいました。本当 にありがたいことです。こちらに来てから、人からしてもらう優しさに敏感になったように思います。ただ、なかなかそれを留学生としての自分は形にして返せ る機会が少 ないので、もどかしく感じることが多いのですが、彼女が日本に来たら色々と案内して恩返しをしたいと思います。シカゴは学期中に既に何回か行っていたので すが、滞在中、地元の人がよく行くおいしい中華料理屋さんやバーに連れていっていただき、中でも中華街にある有名な飲茶は本場の味といった感じでこってり して絶品で した!そのあと行ったロサンゼルスは、寒くなってきたシカゴに比べたら気候が温暖で、それだけで幸せな気分になることができました。久しぶりに日本の友達 と再会できたこともすごく楽しくて、限られた時間で観光・ショッピングを楽しみつつ、毎日深夜までおしゃべりに没頭することが出来ました。友人と飲茶

【写真2:友人 と飲茶】

そのような楽しい休暇のあとに、待っていたのは怒涛の期末試験でした。期末試験の時期になるとアメリカの学生は勉強に没頭するということは前から耳にして いたのでしたが、それは本当でした。図書館は24時間開いていて、普段勉強しているユニオンにある席も学生でいっぱいでした。一晩中友人と教科書を読み、 レ ポートを書くという生活は日本では絶対に体験できないことであり、周りのピリピリした緊張感の中で集中して勉強することが出来ました。今から思い返してみ ると、昔は一語一句わからないものは辞書で調べて勉強していたのが、量の多さと時間の制限からか、いつのまにか読むスピードや書くスピードが上がったよう に感じます 。そうして学期の最後はあっという間でした。

授業に関して、先学期最も印象的だったのはやはり SPCM101 Public Speaking で した。この授業は前評判どおり、留学生にとっては大変な授業でネイティブとの差を感じることが多かったのですが今思い返してみると、学期の始まりと終わり で自分も大きく変わることができたと思います。そもそも、日本では人前でプレゼンをするということは自分の学部では全くする機会がなく、みんなからの注 目を浴びるということに非常に緊張感を感じ、言いたいことの 10 % も伝えられなかったように思います。しかし、回数を重ねるごとに緊張感もほぐれてきて、丸暗記していたプレゼンも徐々にスムーズさが出てきたのを自分でも 感じることができました。所々で笑いがとれたり、フィードバックで他の人から褒めてもらえたりする回数も増え、学期末には “Most Improved Speaker” 賞 をいただくことができました。プレゼンの前日はパワーポイントの資料作りやリハーサルを繰り返し、かなり大変な授業ではありましたが、やれば絶対ためにな る授業だと思います。また、他の授業と違って、学生同士が話す機会が多く、プレゼンを通して互いのことを知ることができるので、クラスメイトと仲良くな りやすい授業でもあると思います。普段、なかなか留学生以外と仲良くなれるチャンスがないので、このような授業で友達ができることは非常に貴重です。クラ ス以外でも、一緒にコーヒーを飲みに行ったり、バーに行ったりして楽しめる友達ができました。

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 ボランティア

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私が留学を通して、チャレンジしてみたかったことの中には勉強や友達作りのほかに課外活動というのもありました。前回のレポートではスケートについてお伝えしましたが、今回は別のアクティビティについてお話ししたいと思います。

 私は、 YMCA 系列のボランティア団体に所属し、学校でのボランティア活動に携わっています。アメリカではボランティア活動が盛んというようなイメージが元からあったのですが、学期初めにあった Quad Day (日 本の新歓に相当するもの)では実に多くの団体を見つけることができました。日本にいるときにアルバイトでずっと家庭教師をやっていたということもあり、や るなら学校でのボランティアという風に決めていました。留学生で英語が十分には話せない自分は、普段周りの人に教わり、助けてもらうことがどうしても 多くなってしまいます。自分も誰かの役に立てる場はないのか、というように考えた結果たどり着いたのは、子供たちの手助けをする学校ボランティアだったの です。私がカナダで学校に通っていたときは、移民の子供達が多く、 ESL のクラスで多くの時間を過ごしました。ですから、自分もアメリカに来たばかりの ESL にいる子供達のサポートがしたいと思っていました。しかし、この付近の学校には ESL プ ログラムを正式に設置している学校はないとのことで、アーバナにある小学校の2年生のクラスに配属となりました。ネイティブの子供達に、アメリカに来てま だ数ヶ月の先生は受け入れてもらえるのか、少し不安はありました。しかし、その不安は子供達の暖かい歓迎によってすぐに吹き飛びました。

 私のクラスは 22 人 クラスで2人を除いて全員が黒人の子供たちです。また地域としては、低所得者の多い居住区らしく学校も比較的簡素です。でも、子供たちの元気な声でクラス はいつもにぎやかです。元気すぎて自分の席にみんなおとなしく座っていられないようで、しょっちゅう喧嘩が起こっていたり、先生に怒られたりしています が、全く動じないようです。このカオスな状態に初めは動揺しましたが、それぞれの子と話してみるとみんな個性豊かで、すぐに子供たちが大好きになりまし た。甘えん坊の子、いたずらっ子、お姉さんタイプ、マイペース、など様々ですがみんな「ユウカーこっち来てー」と懐いてくれて、私も褒めたり時には叱った りとクラスに 馴染めるようになりました。科目としては、読み書きのクラスのようですが、実際に何をやるかは毎回違ってその辺りは結構適当です(笑)みんなで本を読み、 日記を書く日もあれば、工作をしたり、物理の実験をするといって教科書を投げて摩擦について学んだり・・・と堅い授業とは程遠い自由な雰囲気です。形式や ルールにと らわれずに学ぶというアメリカ式の教育は子供達の自由な創造力を尊重するものだと感じます。また、子供達と接していて感じるのは、子供達の偏見の無さで す。普段大学生と接することがほとんどなのですが、どうしても同じ人種同士で固まることが多く、他との接触はなくなりがちです。ですが、子供達にはそのよ うなことは関 係なく、ネイティブでない私に多くの関心を持ってくれて、いつもオープンです。そのような純粋な気持ちを持つ子供達に、週1回ではありますが癒されると共 に刺激を受けています。

学校の子供たち

【写真3:学校の子供達】

 

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 冬休み

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 冬休みのビッグイベント、それはパリへの留学です。これは、イリノイ大学からの留学プログラムで約2週間冬休みにかけて毎年行われているもので、秋学期の単位に加算されます。 9 月 の下旬くらいに募集があって、8箇所くらいの留学先から選んで応募し、エッセイによって選考が行われます。私は、大学の第2外国語がフランス語だったとい うのと、ヨーロッパに行ってみたかったので迷わずパリに応募しました。出発前に何回かミーティングがありますが、基本的には何も具体的な情報を与えられ ないまま、出発の日を迎えました。どのようなプログラムなのか、ちゃんと友達ができるか、少し不安はありましたが、実際に空港に集まってみると 30 人くらいのグループで、みんなが同じように不安だったことがわかり、そこから一気に打ち解けることが出来ました。

 私が参加したプログラムはパリの移民問題を扱ったもので、一般的な観光スポットを回るというよりは、○○人街をいくつも回り、人種問題についての小説を 読んでその作家にインタビューをするというのが中心でした。毎日、2ページのエッセイを提出し、膨大な課題図書を読むのに時間はかかりましたが、自由時間 を 使って観光を楽しんだり、ホステルに戻ってからひとつの部屋に集まっておしゃべりをしたり、と2週間を本当に満喫することができたと思います。

パリ集合写真

【写真4: パリ集合写真】

 このプログラムを通じて、パリの様々な局面を知ることが出来たのは非常によかったと思います。確かに、市内の建物は豪華で歴史を感じるものが多くありい くらいても飽きることがありません。ルーブル美術館、ノートルダム、ヴェルサイユ、エッフェル塔など、今まで観たいと思っていたものが目の前にあることに 感 動しました。カフェも可愛らしい店構えで、それだけでも写真に撮りたくなります。いたるところに、クレープ屋さんやパニーニ・スタンドがあって食べ歩きも いっぱいしました。そのような、華やかで活気のあるパリですが、この授業ではそうでない面も多く見ました。職を求めてパリに入国してきた、アフリカ、アジ アからの移 民の多くは十分な権利を与えられず、物価の高いパリで非常に苦しい生活を強いられています。印象的だったのは生徒の一人がムスリムでスカーフをまいていた のですが、学校の中で宗教色を出すことを禁じられている学校側と問題になり入場を拒否されるというようなこともありました。「自由」や「平等」という定義 が国によっ て異なるということを痛感した瞬間でした。

  また、この留学でよかったと思うのは、やはり友達が増えたことです。アメリカにいる以上はなるべく多くの友達を作って、ネイティブと英語を話す時間を増や したいと思いますが、やはりイリノイにいると日本人や他の留学生との交流が多いように思います。それでも英語を話していることが多いのですが、パリにい る間はまさに 24 時間英語漬けの毎日でそれは自分にとってとても よい環境であったと思います。ホステルではアメリカ人の女の子とルームメイトになり、おしゃべりしたり、冗談を言い合ったり、本当に楽しかったです。私が よく一緒に行動を共にしたグループというのは、白人のいわゆるソロリティー・ガールズたちで、よくしゃべり 、よく笑うにぎやかな集団でした。夜になると、みんなが私の部屋に集まってひたすらおしゃべりするというのは、あまり人付き合いのない Illini Tower に 住む私としてはとても新鮮で、楽しい時間でした。今までソロリティーに所属する女の子との関わりはあまりなかったので、内輪のパーティー好きで、なんとな く閉鎖的なイメージがあったのですが、それは私の持っていた偏見であって彼女達がとても好きになりました。アメリカのスラングを習ったり、ソロリティー での生活、バーでの常識(笑)など多くのことを教わり、逆に日本にも興味を持ってもらうことができました。留学生という入り口からでなく友達ができて、 戻ってからも連絡を取って会える仲になったことはすごく貴重です。

パリの夜

【写真5:パリの夜】

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 今学期に向けての抱負

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 最後に、今学期についてお話ししたいと思います。イリノイで1年間を過ごすに当たって、自分がより成長するためには、様々なバックグラウンドを持つ人と の交流を通じて英語力を上げるだけでなく、人とのコミュニケーション全般で自分を見つめ直すということが非常に大切だと感じました。自分が学んでみたいと 思 っていたことに挑戦するのも、先学期に引き続いての目標ではありますが、それと共にいろいろな人とじっくり関われる環境に身を置くことも重要だと感じてい ます。そのために、今学期は、以前から関心のあった経済学の授業以外に、アクティビティの授業も多く履修しています。

ECON202(Economic Statistics)

ACE210(Environmental Economics)

SPCM321(Persuasive Speaking)

DANC199(Balinese Dance)

KIN104(Ice Skating)

MUS261(Black Chorus)

 上の二つは講義とディスカッションの大人数授業ですが、それ以外の授業は学生同士の交流が多くはかれると思って楽しみにしている講義です。詳しくは次回 のレポートでお伝えしたいと思います。留学生活もあと4ヶ月、イリノイでの生活を思いっきり楽しもうと思います。こ れからも JIC の皆様の温かいご支援よろしくお願い致します。

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東京大学文学部4年
University of Illinois at Urbana-Champaign
田辺 夕佳 (たなべ ゆうか)
yuuka_tanabe@hotmail.com
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田辺夕佳さんの2007年10月分奨学生レポート

JIC奨学生の田辺夕佳さんからの、2007年10月分のレポートをお届けします。

田辺さんは、課外活動としてアイススケートを楽しんで いるとのことです。イリノイ時代に、大学内にスケートリンクがあることに驚かれた方も多いのではないのでしょうか。Illini Towerでのアメリカンな寮生活、授業、そしてスケートと、盛りだくさんな田辺さんのレポートをお楽しみ下さい。


JICの皆様、お久しぶりです。2007年度奨学生の田辺夕佳です。田辺夕佳ですJICの総会で多くの方に激励していただいたことがつい最近のことのように感じますが、イリノイ大学に来て早くも2ヶ月が経ちました。こちらはトウモロコシの収穫も終わり、木々が紅葉し、周りの景色はすっかり秋らしくなってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。第1回奨学生レポートということで緊張していますが、改めて自己紹介させていただくと共に、こちらに来てから自分が見たもの、体験したこと、感じたこと、などを少しでも多く皆様にお伝えできたらと思っております。***********
自己紹介
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6月の総会のときに多くの方にお会いできましたが、まだ自己紹介ができていない方も多くいらっしゃると思うので、改めて自己紹介させていただきます。

はじめまして、この度2007年度奨学生として8月からイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に留学させていただいています田辺夕佳(たなべゆうか)と申します。

日 本では東京大学文学部言語文化学科の4年生で英語学とアメリカ・イギリス文学を専攻しています。小学生のころに2年半カナダに住んでいたことがあり、それ 以来ずっと「もう一度英語圏に住んで学びたい」と思っていたので、奨学生として選ばれたときは涙が出るほど嬉しかったです。このような機会をJICの皆様 からいただけたことをありがたく思っております。

2セメスターという限られた時間の中で、自分の専門分野の勉強に限らず、自分がやりた いことを思いっきりやろうと思います。日本では体験できないこと、アメリカでしかできないこと、イリノイ大学にいるからこそ積極的にチャレンジしていきた いと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

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イリノイでの生活

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ルームメイトたちと 期末試験などを終えた数日後には日本を出発するというバタバタしたスケジュー ルの中、一人シャンペーンの空港に降り立ちました。他の3人の奨学生とは今年の初めから「イリノイ大学に行く準備」という名目で頻繁に会っていて、一緒に 行こうという話になっていましたが、なんだかんだスケジュールが合わず、結局全員ばらばらでこちらに向かいました。私は、その中でも最後に到着したのです が、空港に降り立った瞬間、「よし、この1年頑張ろう」というやる気に満ちた思いと「今、ここに一人でやってきたんだ」という少し不安な気持ちが混じって いたことを思い出します。12月に奨学生として決まったときから、ずっと楽しみにしていた瞬間がついにやってきたことで非常にワクワクしていた部分が大き いと思います。空港には、自分の大学の学科の先輩で、現在はイリノイの大学院で研究なさっている方が迎えに来てくださり、その方のご好意で当日は御宅に泊 めていただきました。着いて早々、人に親切にしてもらえることの幸せを感じました。

翌日には、自分の部屋に入ることができたのでスーツ ケース一つを手にしてチェックインを済ませました。私が住んでいるところは、Illini Towerという大学寮とは別の4人部屋Private Apartmentです。頭文字をとって通称ITという名前で知られている、こちらでは珍しい高層の建物です。ITの隣にはアイスアリーナがあって、こち らでフィギュアスケートをやりたいと思っていた自分はロケーションの良さからこのアパートに決めたのですが、他の寮に比べて料金が高いためか、比較的裕福 なFreshmanやSophomoreが多く住んでいます。人種としては白人やJewishの子がメインでアジア系・黒人は圧倒的にマイノリティです。 それに加えて留学生はほとんど、というか私一人?くらいの勢いなので、ここでの生活は映画やドラマで観るような“The America”というような雰囲気です。ルームメイト同士以外の交流はあまりないので、外からはunsociableな寮というイメージが強いですが、 木曜の夜くらいから週末の夜にかけてはそれぞれの部屋でパーティーが催されていたり、バッチリメイクとオシャレをしてSororityや Fraternityのパーティーに繰り出す女の子達に出会ったり、とかなり賑やかです。私も、出かける前のルームメイトの髪をセットしてあげたり、一緒 にドレス選びをしたりとその雰囲気を楽しんでいます。

しかし、留学生が多く住む学部寮とは異なり、私のように他の国から来て英語があま りスムーズに話せない学生にはあまり興味を持っていない人がほとんどなので初めはコミュニケーションをあまりとれないことに苦労した、というのが正直なと ころです。会話の多くがスラングで成り立っていることが多いため、日本で今まで訓練してきたリスニング力が全く役に立たないくらい話している内容がわから なかったのです。ルームメイトとも単純な会話を一言二言交わす程度で、せっかく一緒に住んでいるのに寂しいなと思いつつ、自分の英語力がもっとあれば、と ばかり思っていました。部屋がキッチン付きなので日本食を作っていると居間にいたルームメイトが部屋に戻ってしまうこともあり、この子たちとは仲良くなれ ないのかな、と思ったこともありました。ただ、勇気をふりしぼって自分から話しかけてみると長く話せる回数が次第に増えてきました。自分がもう少し頑張れ ば、もっとルームメイトのことがわかるんだということに気づきました。先日はルームメイトのうちの一人の誕生日だったので、その子のバースディカードをあ げたら「夕佳、ありがとう!すごくうれしいよ」といって抱きしめてくれました。普段は割りとサバサバした感じの彼女がその日はとてもうれしそうだったのが 印象的で、それ以降他のルームメイトともおしゃべりする頻度がぐっと増えました。一緒にテレビの前に座りながら友達の話、家族の話、そして恋の話・・など 赤裸々なトークを繰り広げる辺りはさすがアメリカという感じです。ニヒルなサム、末っ子気質でおしゃべりなベッキー、買い物と彼氏が大好きなマリアナ、と いう個性豊かなメンバーでの共同生活はまだまだこれからです!!

手作りディナーパーティーにて 寮生活以外でも毎日の生活はかなり充実しています。生まれて初めて家族と離れて住むので掃除・洗濯など初めは不慣れなことが多かったのですが、実際キャン パス内に住むということの利点として、友人と過ごす時間をたくさん持てるということが挙げられます。恒例イベントとなっているのは、シャーマンホール(隣 にある院生寮)に住む交換留学生との手づくりディナーパーティーです。こちらでは大規模な集まりでなくても、「パーティー」と呼んでワイワイ楽しんでいま す。この企画はキッチンが付いているうちのアパートを何とか活用したいと思ってなんとなく自分から提案してみたのですが、韓国や香港からの留学生たちもす ぐにやろう!と乗り気になってくれて、韓国料理→中華料理→日本食のローテーションを組むことにしました。この前はコリアン・ガールズたちがトッポギとい う屋台でよくある韓国餅を使った辛い料理を作ってくれました。山のように唐辛子を入れていたので、辛いだろうとは予想がついていましたが、案の定!!とい う感じでした。ただ、韓国ではこれが辛ければ辛いほど、おいしいとされるようで、確かに食べ始めたらおいしくて止まりませんでした(笑)そんな彼女たちと 話していると、自然と多くの韓国語を学んだり、お互いの文化が意外と近いものだと気づかされたりすることが多々あります。やはりアジア人なんだな、と彼女 達に癒されるのもここ最近の楽しみです。

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授業
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今学期とった授業は以下の4つです。

  • LING250:Diversity of American Language
  • SPCM101:Public Speaking
  • CS105:Computer science for non majors
  • GEOG110:International Conflicts

来 る前に、金融について興味がありFinanceの授業もとりたいと思っていたのですが、いざ学校が始まってみると、Financeの授業は Business専攻の学生しか受講が認められず、留学生事務所のJeromeに頼んでもBusinessオフィスにお願いに行っても、どうあがいても履 修はできなかったので、今学期はひとまず諦めて(笑)とれる範囲のなかでやりたい授業を分野に関係なく選んで履修することにしました。

そ の中でもLING250は自分の日本での専門で、まさに卒業論文のテーマにしたいと思っていた講義だったのですごく楽しみにしていた授業のうちの一つでし た。この授業は30人くらいのクラスで週3回の授業があります。日本で勉強していたSyntaxの分野は文法構造についてですが、この授業で扱う分野は Sociolinguisticsといってアメリカで話されている英語にはどのような方言があって、それらがどのような歴史背景から発展したのか、あるい はどのような人たちによって話されているかなどについて学んでいます。アメリカはやはり国土の広さと移民の歴史があることから各地域での話し方は多様で、 発音や語彙、表現にも違いが現れていることをビデオで観て学びましたが、同じ地域でも人種や社会的地位によって話し方が異なり、そのような多様性の中でス タンダードとされるのは都会の上流階級の白人が話す英語だ、ということを考えると改めてアメリカの人種問題について考えさせられます。ほとんどが日本人で みんなが日本語を話していた日本とはむしろ逆の状況で、アメリカには多くの移民がいて英語以外の言語もそこらじゅうで飛び交っています。それは、渡米する 前から抱いていたイメージでしたが、それに加えて強く思うのは、アメリカはmelting potではなくsalad bowlということです。多くの人種がアメリカという国に移住してきて、同じ地域に住みながらも、話す言語によってコミュニティが形成されていて、棲み分 けがされているという現実がこの国にはあります。GEOG110の授業でもナショナリティについて学んだ際にも、似たような議論になりました。こちらでは 小学校から国歌や国旗が身近な存在であり、歴史でも独立戦争について多く学ぶそうです。その代わり、ベトナム戦争や第二次世界大戦の原爆についてはあまり 触れないということには衝撃を受けましたが、自分達の祖先がアメリカという国を作り、それに対して国民が自信と誇りを持っていることで、帰属意識が生ま れ、多くの人種が共存しながら国としてまとまっているのだと感じました。

スタジアムにて 話はそれますが、国というレベルに限らずアメリカの人は帰属意識を大切にする人が多いと思います。大学構内にはイリノイTシャツにイリノイショートパンツ を穿いて、まさに全身イリノイ状態の学生が溢れかえっています。特に、フットボールの試合の応援にいくとスタジアムはUIUCのカラーであるオレンジ一色 に染まり、“I-L-L”“I-N-I”の掛け声で応援席が一つになったときの一体感には圧倒されました。私は、今まで自分の学校に対してそこまで特別な 意識を抱いたことがなかったので、ここに来てUIUCが自分の母校になるのだという喜びを早くも感じています。

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スケート
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スケート仲間とリンクにて先ほど、寮の話でも触れましたが、勉強以外 の活動として力を入れているものとしてスケートがあります。日本の大学とは異なり、こちらの大学では毎回大量のリーディングやペーパーが課せられます。授 業によっては週100ページ近く教科書を読まなければならず、日本から持参した電子辞書との二人三脚でなんとかこなしている状況なので、意識的に何かをや ろう!という決意なしでは勉強だけで一日が終わってしまいます。ただ、せっかくイリノイ大学で1年間過ごすのだから、なるべく多くの課外活動にも参加した いと思っています。

スケートは中学の頃から部活でやっていて大学に入って中断してしまったのですが、せっかくこんなに近くにリンクが あって、しかも学生はタダで滑れるという非常に恵まれた環境にいるので、もう少し本格的に取り組んでいます。日本では滑走料も高く、リンクの数自体が少な いために込んでいるのですが、昼間に練習に行ったりすると、ほぼ貸し切り状態です!そんな日には、スケートに興味がある留学生の友達を連れて滑りに行って います。人に教えられるほど上手くは決してないのですが、数少ない人の役に立てることの一つとして時々教えています。自分としては先生失格でなかなか上達 させてあげられないのですが、”You are a great teacher! Thank you!!”と言ってもらえると、こんな自分でもできることはあるんだという気がしてとても嬉しいです。

スケートは学校の授業でもあるの ですが、私はスケート・コミュニティに参加してそこで週2回レッスンをとっています。先月は中学生から50代のおじちゃんまでが一緒になってシンクロナイ ズド・スケーティングの練習をしました。全員バックグラウンドも様々ですが、みんなスケートが好きという気持ちでつながっていて、そんなメンバーで一つの パフォーマンスを作り上げるというのはとても面白かったです。好きなスポーツで人とつながれるというのは言葉がそこまで通じなくても、不思議と仲良くなれ るもので、そのメンバーとは毎週会って練習することがかなり大きな楽しみになっています。

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まとめ
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UIUCでの生活が始まって2ヶ月。毎日、誰 か新しい人と出会い、毎日、何か新しい発見があります。その発見ひとつひとつを大切にして、当たり前に思わず感動する心を持ち続けられることが、この1年 を充実させる秘訣なのではないかと思います。留学生のみならず、こっちのアメリカ人の友達とどれだけわかりあえるか、それはこの10ヶ月の間の目標です。 言語の壁はまだまだ高いですが、文法だけではない、だからといってスラングばかりでもなく、相手に伝えたいという思いを大切にして、多くの人と交流してい きたいと思います。イリノイに来る前から仲が良かった奨学生のメンバーがいざというときに頼りになる存在で、こっちに着てからも大きな支えになっていま す。これから5月の帰国まで、なるべく多くのことを経験し幅広い視野で物事を捉えることができるように、少しでも自分の成長につながるように、頑張ってい きたいと思います。JICの皆様にも温かい目で見守っていただけたら、と思っています。

JIC春の宴会/2007年度奨学生を囲む会が開催される

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2005年度奨学生の皆さんの主催で、2007年4月8日(日)の昼下がり、銀座のカフェ ラ・ボエムでJIC春の宴会が開催されました。2007年度奨 学生4名(写真前列向かって左から長谷川君、湊さん、田辺さん、八尾君)を囲んでJICの12名の方々が集い、イリノイ談義に花を咲かせました。各自の自 己紹介等は、後日別途ニューズレターで紹介します。ご期待下さい。

#原会長ご夫妻は所用のため集合写真を一緒に撮ることができなかったため、写真には14名が写ってます。