高濱萌子さんの2015年9月分奨学生レポート

JICの皆様ご無沙汰しております。また、レポートを読んでくださっている方、こんにちは。はじめまして。第40期小山八郎奨学生の高濱萌子と申します。日本では商学部で、消費者行動について学ぶゼミに所属しております。

8月14日に到着してから、様々な手続き・授業・遊びと常に何かをしていて気がつけば9月も終わりを迎えています。シャンペーンはここのところ快晴が続き、日中は30度を超える日もあります。日本はすっかり秋をむかえているのでしょうか。

第1回奨学生レポートを書かせていただきます。1回目のレポートですので、留学の目標、授業の様子、生活の様子、などを過去の奨学生の方々のレポートを参考にしながら書かせていただきます。

本レポートでは、

1.留学の目標

2.履修授業について

3.生活全般について

4.課外活動について

5.1ヶ月を終えての感想

の5項目に分けてご報告させていただきます。

 

【留学の目標】

私は、高校1年生の頃10ヶ月間、アメリカのテネシー州に留学をしておりました。当時はほぼわからない英語や日本と異なる生活様式に慣れることに必死で、ようやく慣れた頃にはあっという間に帰国という今思い返すともっとできることがあったのではないかと思う10ヶ月間でした。今回の留学では、その反省をいかし、「限られた時間の中で自分を最大限成長させるにはどうしたらいいのか」を考え、目標を立ててからスタートを切りました。そうして立てた目標が、「uncomfortableな状況に積極的に身を置く」というものです。出発前に、アメリカ留学から帰国した先輩の帰国報告を聞く機会がありました。その時の「1年間、uncomfortableだと感じることに意識的に関わり、解決策を見つけることで成長できた」というお話が非常に印象的だったので、私の留学の大きな目標にしようと決めました。居心地のよい場所から一歩を踏み出すのはなかなか勇気がいります。ですが、日本にいると、なかなか経験のできないことですし、目標に決めたからには「よし!」と気合いを入れてから普段ならばしないことにチャレンジしています。例えば、授業が終わったら教授に質問に行く、授業で隣の席に座っている子に自分から話しかけてみる、寮のラウンジで勉強しているグループに混ぜてもらう、テニスコートに出向いて知らないグループに混ぜてもらう…などなど。どれも本当に些細なことですが、こうした小さな積み重ねによって1年後には少しタフになった自分がいるのではないかと考えています。

 

【2. 履修授業について】

Fall semesterは、合計5つの授業をとっています。そのうちの一つはBusiness Administrationの授業のため、正式には履修できないので聴講生という身分です。各授業について紹介させていただきます。

〈KOR203 Intermediate Korean〉 授業形態:50min×5

大学で2年間韓国語を履修していたのですが、もっと会話のスキルを身につけたいと思い、アメリカでも勉強を続けることにしました。1クラス25人、そして50分の授業が毎日あるので、すでに日本での2年間分ほど話したと思います!クラスの人数が少ないこと、そして韓国のドラマや文化が好きという共通点があることで、仲良しの友達を作ることができました。

授業に加え、毎週金曜日にネイティブの韓国人と話せるKCT(Korean Conversation Table)というものに参加しています。ドラマで培ったヒアリング能力で、聴くことはできるのですが、やはり話すのはとても難しいです。春学期も履修を続けるかは未定ですが、語彙力をもっとつけて会話を続けられるようになりたいです。

〈ACE251 The World Food Economy〉 授業形態:Lecture 50min×2, Discussion 50min×1

今学期最も面白いと感じている授業です。需要・供給曲線の読み方も知らないレベルだったのでしっかり予習をしないとついていけません。課題のreadingは毎回非常に勉強になるので時間はかかりますが楽しんで読んでいます。食料経済の授業をとったのは、食に携わる仕事に興味があるので、知識を広められたら、というのが理由です。授業を聞いていて感じたのは、日本は世界的に見て特殊な国であるということです。例えば、高齢者の割合が非常に高い、農業従事者率が低い、食料の大半を輸入に頼っている、など、授業中のスライドで例として用いられる機会が多いように思います。日本は本当に美味しい食べ物であふれていますが、その分廃棄率も非常に高いです。先進国だけを対象にするのではなく、より多くの人が美味しい物を十分食べられるようにするには、どんなビジネスを展開すればいいのか、などを暇な時間に考えるようになりました。週1回のディスカッションクラスでは、主に3人1組でプロジェクトを進めるのですが、カップル+私というなんともuncomfortable(?)な状況なので多少の不安があります。来週からプロジェクトが本格的に始まるので、私たちの班のテーマであるマレーシアの食料経済事情について情報収集を始めようと考えているところです。

〈PSYC250 Personality Psychology〉授業形態:Lecture 80min×2

たまたまコースリストで見つけて履修を決めた授業ですが、内容が面白くてとってよかったと感じています。その名の通りpersonalityに焦点をあてた心理学です。個人差が生じる原因は、環境なのかそれとも生まれ持った性質なのかなどを様々なデータを基に考えます。履修してまだ1ヶ月ですが、やはりヒトの心理を知るのは大変なのだなあというのが感想です。一番リーディングの量が多く、予習が間に合わないこともよくあるので、読むスピードを上げることが直近の課題です。先生が大変はっきりと話してくださるので、聞き取りやすい面でもおすすめです。

〈RST320 Leisure Services Marketing〉授業形態:Lecture 50min×3(教授と生徒のやりとりは多め)

マーケティング概論のような基礎と、スポーツビジネスに関するマーケティングを学んでいます。日本に比べて、アメリカンフットボールやバスケットボール、アイスホッケーなど熱狂的なファンが多いスポーツを数多く擁するアメリカでは、スポーツビジネスには大きなチャンスがあるようです。

今週末のfootball gameで、secret shopperといって、さくらになりすまして試合会場の様子をレポートするケーススタディーを行います。様々な割当があるのですが、私は無効のチケットで入場しようと試みる観客(!)になりすますことになりました。教授には「捕まらない程度に、いろいろ説得して入れるように交渉するように!」と言われましたが、どうなるでしょうか(笑)。実際には本物のチケットも用意されているので、きちんと観戦を楽しむこともできます。他にもスタッフの様子や、お手洗い、スタジアムの清掃状況等についても後日報告するレポートが課されています。この課題は、マーケティングリサーチを体験することが目標なのですが、日本でも手法を本で読んだことはあっても実践したことがないので、楽しみです。

〈BADM310 Management and Organizational Behavior〉授業形態:Lecture 80×2

単位としては認められませんが、教授に相談したところ、授業資料は見られるようにしてくれるとのことだったので、聴講しております。内容は、すでに日本で学んだことが多く、復習といった感じです。従業員のモチベーションを上げるためにはどのような誘因が有効か、理想的なリーダーとはどのような人か、などを学びました。こちらの学生は退屈なようで、YouTubeやFacebookを見ている学生が多く見受けられます(笑)。

 

【3. 生活全般について】

まず寮についてですが、今年はJIC奨学生4人中3人がtemporary roomに配属されるという事態でした。(今年は例年より寮希望者が多かったそうです。)留学生は正規学生よりかなり後で寮の希望を出すので、仕方ないのですが、案内が届いたら早急に提出することをおすすめします。私は、temporary roomはFAR、そして先日PARの正式な部屋への移動が決まりました。(二つの寮は道を挟んで向かい合っています。)(Florida Avenue Residence hall, Pennsylvania Avenue Residence hallの略です。イリノイ大学では東西に走る道には州の名前がついています。)出発前はtemporary roomと聞いて不安だったのですが、窓がないという点を除けば特に問題はなかったです。現在の部屋は、二人部屋です。ルームメイトは、中国出身の3年生で、シアトルから編入してきたそうです。お互いにあまり部屋にいないタイプなのでいつも一緒というわけではないですが、寝る前に今日あったおもしろい出来事を話したりしています。

PARのおすすめポイントは、食堂が遅くまで(20時〜24時)開いている点と、その場で調理してくれるオムレツやstir fry(混ぜご飯のようなもの)があり質について定評がある点です。アメリカに来る人は誰でも食事について不安があるかと思いますが、私の感想は「想像していたよりずっといい!」です。サラダやフルーツも種類が豊富ですし、朝に自分でワッフルを焼くこともできます。とにかく甘い誘惑がたくさんあって大変です!

写真1高濱

(ある日のお昼ご飯です)

こちらに着いてすぐ、自転車を買いました。理由は、私の住む寮はどこからも遠いからです(笑)。(日本館、テニスコートが近いのは大きなアドバンテージですが!)中古で、鍵や登録費なども含めて$120ほどでした。野村さんには「子供用の自転車を大きくした感じ」というコメントをもらいましたが、いかがでしょう。今の季節はサイクリングにピッタリで、本当に気持ちがよいです。雪が積もって乗れなくなるまで、思い切り乗りまわしたいと思います。盗まれる危険性もありますが、バスの本数が少ない休日にも移動が楽にできるので、なかなか良い買い物だったと思います。

写真2高濱

(購入した自転車 赤い車輪が私の自転車です。)

 

【4. 課外活動について】

Illinois Club Tennisというテニスチームに入りました。38期奨学生の織田さんに、テニスチームがあることを伺っていたので、QuadDayに探し出し、sign upを行いました。今年は例年を上回る応募数とのことで、3回のtryoutがありました。平日の練習は週3回、試合がある場合は週末とのことです。とにかくテニスコートの数の多さに驚きました。普段練習するコートはハードコート16面、+インドアコート6面という有明テニスの森のような設備を備えています。大学の中心部(メインクワッド)からは遠く離れたPAR/FARですが、テニスコートが近いというのが私にとっては大きなメリットとなっています。私はtraveling teamに入ったので、今後他の州の大学と試合をする機会が何度かあるそうです。練習はまだ始まったばかりですが、traveling teamは非常にレベルが高いなというのが感想です。みんなハードヒッターで、毎回ボコボコにされています。男の子も容赦がなくて男女平等を感じております(笑)。たくさん友達を作る良い機会なので自分から話しかけて行こうと思います!

 

【5. 1ヶ月を終えて】

最後に、1ヶ月を終えての感想で締めくくらせていただきます。出発前は、とにかく不安が大きかったです。前回の留学ではかなりのホームシックを経験したので、またなったらどうしよう…と恐怖心がありました。周りで同時期に留学する友人の中には留学を本当に楽しみにしている人も多く、うらやましく思っていました。しかしいざ到着して生活を始めてみると、毎日が楽しく、あっというまに時間が経っていることに私自身一番驚いています。「たいていのことはどうにかなる」という前回の留学で身につけた楽観的精神が役に立っていることを実感しております。少し生活に慣れてきた分、comfortableだと感じる日々が多いです。それはそれで良いことですが、最初に述べたように、常に意識的に小さなトライをするように心がけたいと思います。

もちろん、英語はまだまだ発展途上で、落ち込むこともあります。そんなときは芝生の上に寝転がって青い空を眺めます!すると不思議と元気がでます。そして、JIC奨学生のみんなや、他大学から交換留学でUIUCに来ている日本人の方々、そして正規学生の日本人の方々など、親切にしてくれる人・頼れる人がたくさんいることが何より心強いです。

写真3高濱

(留学生オリエンテーションの日に野村さんと)

 

特別講義のためイリノイ大学にいらした矢部先生に美味しい日本料理屋さんでごちそうになったり、日本館の館長ジェニファーさんのご自宅での大変素敵なホームパーティーに招待していただいたりと、JICのつながりの深さ、そして会員の皆様の温かさをたくさん感じております。JIC奨学生として勉強できる機会をいただけたことに心から感謝しています。次のレポートでも内容のあるご報告ができるよう、一日一日を大切に過ごして行きたいと思います。

 

2015/09/25

第40期小山八郎奨学生 高濱萌子

 

【奨学生レポート番外編】

〜荷物編〜

今回の奨学生レポートでは、「日本から持ってきて役立ったもの(現在持ってくればよかったと思うもの)」そして「こちらで買えば済むもの」を少し紹介させていただきたいと思います!

〈日本から持ってきて役立ったもの〉

  • お菓子(自分用)

やはりアメリカのお菓子は日本人の舌には刺激が強い

  • インスタントお味噌汁

心にしみる

  • 日本風味のドレッシング

「青じそ」が恋しい

  • 爪切り
  • 歯ブラシ
  • ビーチサンダル

シャワーを浴びる時に必須

  • 水着

UIUCにある巨大なスポーツジムにはプールがあり、毎日いつでも泳げる

  • 履歴書・証明写真

滞在中に「ボストンキャリアフォーラム」に行くご予定の方

  • スーツ
  • ルーズリーフ

日本の方が質がよい

  • たくさんポケットのあるファイル

ありそうでない

  • 室内用スリッパ

日本人だから靴が脱ぎたくなる

  • アメリカのガイドブック

あると旅行の計画が立てやすい

・レターセット

〈こちらで簡単に入手可能なもの〉

  • タオル類

$10前後で購入できる

  • 電池
  • 水筒
  • 洋服全般

近くのモールまでバス(無料)で20~30分

  • 食品

キャンパス近くにアジア系スーパー(通称AM-CO)あり。調味料や冷凍食品など一通りそろう。

たいていのものはこちらについてから揃えられると考えて問題ないと思います!シャンプー類や洗剤などは私は気になりませんが、匂いが強すぎると感じる人もいるので心配な人は持ってくるといいかもしれません。様々なガイドブックなどにも載っていますが、生活を始めて思いついたものをピックアップしました。次に留学する方の参考に少しでもなれば幸いです。