高濱萌子さんの2016年3月分奨学生レポート

皆様ご無沙汰しております。第40期奨学生の高濱萌子です。

もうすぐ4月を迎えるシャンペーンは少しずつではありますが暖かい日が増えてきています。早くクワッドの芝生の上で寝転がりたいです。

高濱 写真1

日が差すサウスクワッド

 

第3回レポートでは、

 

  1. Spring Semester履修授業
  2. Spring Break
  3. 課外活動・生活全般

 

の3つをご報告させていただきます。

 

  1. Spring Semesterについて

 

「そんなに食べ物のことばかり考えていて大丈夫?」と言われるくらい食べ物に関わる授業をとっています笑。先学期に比べて読む量も課題も増えましたが、自分の興味のある内容だとなんとかなるのだと感じています。ただ、未だに慣れないのがグループワークです。5人ほどのチームになると全員が集まるのも難しいですし、取り組みの姿勢にも差が出てきます。自分が言いたい意見をいいつつチームの意見も尊重する、そしてそれぞれの意見を大きく一つの方向に持っていくのはとても時間のかかる作業です。私は、締め切りの数時間前に一気に仕上げるアメリカンスタイルがどうも心臓に悪く苦手です笑。残り数回のグループワークで苦手を克服できるようになることが課題です。今学期は授業の中で親しい友人ができ、ありがたいことに彼らがよく助けてくれるので秋学期よりもずいぶんと困ることが減りました。思い切って最初の授業で周りの人に話しかけてよかったです。

 

以下、半分を終えての授業の感想や内容に触れます。

 

UP204 Chicago: Planning and Urban Life 授業形態Lecture50min×2, Lab50min×1

シカゴの歴史、郊外の成り立ち、現在の都市問題などを学びます。構成は、週2回のレクチャーと1回のディスカッションまたはコンピューターでの簡単な分析・レポート作りです。シカゴを訪れてみるとすぐに気がつくと思いますが、シカゴは非常に計画的に作られた街です。京都のように、直線的に道路が整備されていて、旅行者にとっては位置が把握しやすい街です。というのも、1871年の大火事で街のほとんどが焼け、その後計画に沿って復興が進められたからです。授業で、シカゴの政治や都市の貧困問題にたくさん触れますが、近くに住んでいても、知らないことだらけで周りに目をむけていなかったことに気がつき反省しています。半分の授業を終えて、少しシカゴに詳しくなりました。

 

ACE430 Food Marketing 授業形態Lecture 80min×2

授業の前半は価格設定・価格弾力性・取引理論などについてスライドを使ってのレクチャー形式で学びました。後半からは今まで習ったことをもとにケース課題を読んで、企業がとるべき方針を3~4人のグループで考えます。ACE431のケースよりもデータをたくさん用いるのが特徴です。前回は、スターバックスがどのように・どこからコーヒー豆を調達するべきかを提案する課題に取り組みました。この課題を通して、Fair Tradeに対する考え方が少し変わりました。私は、Fair Tradeは推奨するべきだと考えており、スーパーでお茶を買う時などはFair Tradeマークのついているものを選んでいました。しかし、Fair Tradeはライセンス契約と同じでextra feeをスターバックスがFair Trade Organizationsに支払ってFair Tradeと書かれたラベルを購入する仕組みになっていることを知りました。購入側(スターバックス)は生産者と直接交渉ができないため低品質製品の流通を招いてしまっているそうです。品質重視のスターバックスはFair Trade コーヒーの取り扱いは本当なら避けたいけれど、消費者からの要望が強いため一定量購入していると記事には書かれていました。プラスのイメージが強いFair Trade製品ですが、そうでない側面もあることを学びました。

 

 

ACE431 Agri-food Strategic Management 授業形態 Lecture 80min×2

製品ライフサイクル、SWOT分析、VRIO分析などのフレームワークを通して「戦略とは何か」を学ぶ授業です。大半は日本の大学で学んだことの復習のようです。ただ、学んだことを実際のケースに合わせて考える機会がたくさんあるのが日本と異なっていて楽しいです。月曜日はレクチャー、水曜日は1チームがケース課題に基づく発表を行う形式です。ランダムに割り振られた5~6人のチームでケース課題に取り組みます。春休み直前にグループでのプレゼンがありました。メモは持っていましたが途中で頭が真っ白になって一瞬時がとまりました。Final weekにもう一度プレゼンがあるので挽回できるように頑張ります。

 

 

GCL125 It’s Toxic! 授業形態Lecture 80min×2

私たちの生活の周りに溢れている化学物質の有害性を考えてみる、という授業です。Reading課題でわからなかった点・疑問点を授業で発言し解決していきます。「何を学んでいるのかさっぱりわからない」初回の課題での感想です。さっぱりは大げさかもしれませんがendocrine, testosterone, androgen…という聞きなれない単語のオンパレードに履修撤回を考えました。はじめに履修を考えた理由は、食品添加物として使われている化学物質の摂取が人体に与える影響を学びたかったからです。授業では食品添加物だけでなく、洗剤や歯磨き粉などの日用品、工業製品に含まれる有害物質の影響について学んでいます。

正直、今私が週2回授業で学んでいることが何につながるのかはわかりません。しかし、今まで全く知らなかったことを新たに学び、そして少しずつ知識が増えていく面白さに改めて気がつきました。今までと異なる方向にアンテナを伸ばせたことが大きな収穫です。授業は13人という非常に少人数で、ほとんどがFreshmanです。全員ほぼゼロの知識からのスタートなので気後れする必要がないですし、全員と顔見知りになれるので発言しやすい雰囲気です。

 

RST351 Cultural Aspects of Tourism 授業形態Lecture&Discussion 80min×2

今となっては、旅行は非常に身近なものとなっていますが、観光業というのは1990年代以降のとても新しい学問だそうです。だからこそ日々新たな発見がたくさんあり学ぶ意義があると教授がいつもおっしゃっています。教授が授業の合間に世界各国の素晴らしい写真を見せてくれるので、行ってみたい場所がぐんと増えました。ポルトガル人の教授はいつもパッションに溢れていて、とってもかっこよいのも魅力の授業です。クラスでの授業だけでなく、頻繁に校外学習を行います。「Authenticity(上手に訳せませんが、本物らしさ、でしょうか)とは何か」が授業の大きなテーマです。少し授業の話とそれますが、留学をしていて日本について伝える機会がたくさんあります。正しく伝える努力はしていますが、それでも私なりの解釈が混ざっていたり、相手に合わせて伝える内容を少し変えたりしています。形のないauthenticityを伝える難しさを感じます。Final Projectとして2~3人組で、Champaignの観光発展を促すビデオを作ります。それぞれのチームがテーマに沿ってビデオを作るのですが、私たちはキャンパスライフについてです。学校紹介にふさわしいイリノイ大学の魅力を二人で挙げていたのですが、お互いに新しい発見がたくさんあって面白いです。どのような仕上がりになるのかまだわかりませんが、上手くできたらイリノイ大学PRビデオとして公開したいです。

 

GS298 Food Politics 授業形態 Lecture 50min×2(春学期前半)

8週間だけの授業です。ディスカッションが多く、アメリカ人の食に対する生の声がきける面白い授業でした。一度食べ物の写真を見ながらカロリーを予想するゲームを行ったのですが、学生の予想が実際よりはるかに低くてみんなの「だから太るのか!」という結論に笑ってしましました。テストはなくレポート2本で成績がつきます。私は遺伝子組み換え食物についてレポートを書きました。とても面白い中国系アメリカ人の先生で、授業をとっていたオーストリア人の留学生と私にとても親切にしてくださりました。一度先生のご自宅での夜ご飯に招待していただいて貴重な経験ができました。

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先生の手作りディナー

 

 

AGCM199 Ag and Environmental Photography 200min×1(春学期後半)

先週から始まった写真のクラスです。図書館からカメラを借りました。授業でたくさん写真をとりにいくようで楽しみです。カメラ好きの父の影響かもしれません。初心者かつカメラの専門用語が英語ですでに不安がいっぱいです。次のレポートでどんな報告ができるか私も楽しみです。

 

  1. 春休み

前々から非常に楽しみにしていたのが春休みです。なぜなら日本から両親が訪ねてくれるのと、高校時代の留学先であるテネシーのホストファミリーを両親と一緒に訪ねる計画だったからです。(普段からですが)大好きな食事の時間が、大切な人たちと一緒だとさらに楽しかったです。ただ、想像以上にシカゴが寒く薄着で来てしまった父は辛そうでした。両親がシカゴをとても気に入ってくれたくれたことも嬉しかったです。私もシカゴは大好きな街の一つで、シカゴがもっと人気になればいいのになあと思っています。

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両親・ホストファミリーと

 

19日から25日まで両親と過ごしたあとはシカゴ郊外に住む友人の家にお世話になりました。フライドチキンが人気のお店に連れて行ってもらったのですが、本当に美味しくてしばらく夢に出てきそうです。夜に友人・友人の彼・友人のお母さんと4人でトランプをしてとても盛り上がりました。

 

 

  1. 課外活動・生活全般

〈課外活動〉

冬の間はテニスクラブでの活動は週2回インドアで行われていましたが、つい先日外のコートに移動しました。1月には試合でミシガン大学に行きました。ずっとインドアコートにいたのでミシガン大学の大きさはわかりません笑。人数が少なかったのでたくさん試合に出ることができました。私は団体戦のルールをよく理解しておらず、勝っていると思ったら「負けちゃったよ」と言われ衝撃を受けたのもいい思い出です笑。

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試合後の一枚

 

テニスクラブの友達数人とたまに朝ドーナツを食べに行く不思議な会が結成され、それも最近の楽しみの一つです。

 

〈生活全般〉

1月にPARからSherman Hallに引っ越しました。去年の6月に寮の希望を提出する際にもSherman Hallを第一希望にしていたのですが、人気が高かったようで希望は通りませんでした。Sherman Hallの魅力は、キャンパスの中心に位置しており移動が楽、一人部屋、ミールプランをつけなくてもよいので自分の好きなものが食べられる、の3点だと思います。住めば都というように、どこの寮になっても良いところはたくさんありきっと気にいると思います。ただ、私の例のように途中で変えるオプションもあることをお伝えしておきます。

 

春休み最終日、友人の車でシカゴからキャンパスに戻る車の中で本レポートを書いております。両サイドに広がるとうもろこし畑は全て刈り取られて平地が続いています。次にこの道を通るのは帰るときかもしれないなと考えながら帰路につきます。

第3回レポートを読んでいただきありがとうございます。たくさんの方々の支えがあって充実した留学生活を送れていることに感謝しています。残りの時間も油断することなく、安全第一で頑張ります。

 

2016/03/27

高濱萌子

 

番外編〜シカゴおすすめ観光地ベスト3〜

留学中シカゴに行く機会が何度かあると思いますが、実際に行くと何をするか迷ってしまうものです。私が数回シカゴを訪れて思い出に残った場所を書かせていただきます。

 

  • フランクロイド邸 in OakPark

3回訪れていますが、気候や天気次第で毎回異なる印象を受ける大変面白い場所です。Oak ParkというダウンタウンからGreen Lineで30分ほどの郊外にあります。世界三大建築家の一人フランクロイド・ライトが設計した数々の邸宅は建築の知識がなくても見ているだけで楽しめます。さらにおすすめなのが、フランクロイドが家族と住んだ家兼仕事場の内部見学ツアーです。有料ですが1時間ほどのガイドもあり内部をゆっくり見て回ることができ、面白いです。

 

  • シカゴリバーツアー

冬の間はやっていませんが、春〜秋にかけていくつかの会社がリバーツアーを開催しています。私はwendellaという会社のChicago’s Original Architecture Tour(75分)に参加しました。大きなボートでシカゴ川をガイドさんの解説つきで下ります。下から見上げる両側の高層ビルはまさに圧巻です。両親も非常に楽しんでいました。川の上で寒いので防寒をされることをおすすめします。

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ボートから見た景色

 

  • 自然史博物館

とても巨大で、半日〜1日は時間をとったほうが楽しめると思います。私も時間がなくて全部は回ることができていませんが、ネイティブアメリカンの展示が特に面白かったです。服飾にとても細かい刺繍が施されていて、思わず見とれてしまいました。正面を入ってすぐのところにT-rexスーの化石が展示されています。