岡沢宏美さんの2003年3月分レポート

JICの皆様
岡沢宏美さんからレポートが届きました。

みなさん、春休みの真っ最中だったようで、いろいろ
旅行されていて羨ましい限りです!

それでは。

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2003年 3月分レポート
岡沢 宏美
大阪外国語大学4年
http://sc.gaiax.com/sc/cools/maypanda
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時が経つのは本当に早いものです。

何もかもが初めてだった先学期に比べ、生活にも、授業にも余裕が出てきてい
ますが、その分、時間は格段に早く過ぎていくようです。 私は春休みに、仲
の良い友達と二人でフロリダへ旅行に行きました。ずっと行ってみたかったディ
ズニーワールドや、NASAのケネディスペースセンターに行ってきました。丸一
週間滞在し、今夜帰ってきたばかりです。少し、今日の出来事を書きます。今
日の朝7時半にオーランドを発ち、大学の寮に戻ったのは夜10時でした。オー
ランドの空港が爆弾さわぎで閉鎖され、飛行機3便乗継ぎのそれぞれが1,2時
間遅れ、オーバーブッキング(?)で、40人ほどの小さな飛行機に17人が乗れな
い、などという場面にも遭遇しました。バスもやっぱり1時間遅れました。ア
メリカの交通機関はのんびーりと利用しなくてはいけないのですね。そうやっ
てトラブルに巻き込まれながらも、寮にたどりつき、ほっとしているところで
す。寮がすっかり居心地のいい、自分の家となっています。

さて、前回のレポートを書いて以降、私に起こった出来事といえば、謎の伝
染病にかかった事です。ルームメイトと私は同時に病気になり、血液検査を受
け、二人ともモノ(単核症)という、こちらではよくある若者の病気にかかっ
ていることがわかりました。ただ疲れたり、熱がでたり、抵抗力が弱り、アレ
ルギー反応が出たりする病気だそうです。そんなにたいした病気じゃないので
すが、聞いた事のない伝染病にかかった!という事実に、少々不安でしたが、
診断書があれば、授業を休んだり、課題の期限延長が認められるので、その手
紙を武器に(?)、休養しながら授業に出ていました。そしてシングルルームを
与えられ、1ヶ月ほど、一人部屋で過ごしました。もちろん、今はディズニー
ランドで遊べるくらい、とても元気です。多くの人にとても親切にしてもらい、
あらためて友達のありがたさを感じました。 もう一つ、私にとっての大きな
出来事は、パッチアダムスとの出会いでした。となりの寮に映画で有名なお医
者さん「パッチアダムス」が講演に来るということで、聞きに行きました。人
生、平和、愛、ユーモア、などというテーマで四日間続けて講演があったので
すが、彼の話がとても面白く、彼の考えに共感し、ついにはパッチアダムスと、
彼の仲間たちと、ピエロの格好をして老人ホームに慰問に行く、という貴重な
体験もしました。

普段の生活についてですが、週末はガールスカウト活動をしたり、コンサー
トに行ったり、折り紙クラブに参加して楽しく過ごしています。授業は先学期
の1,5倍にあたる6つも取っているので大変ですが、がんばっています。

言語学の概論、統語論、音韻論、心理言語学、それにスピーチの授業、週三回
の女声コーラスです。こちらの言語学の授業は、基礎から応用まで系統立って
教えてもらえるので、わかりやすく、面白いです。スピーチはパワーポイント
を使ってのプレゼンの仕方の授業です。こちらのビジネス専攻の人は必修なよ
うです。先生はロースクールの学生で、とてもフレンドリーです。プレゼンの
準備はとても大変ですが、毎回クラスメイトのスピーチを聞くのが楽しみです。
コーラスは先生がドイツ人で、バッハ、ブラームスなどドイツ語やイタリア語
で歌うので、何を歌っているのかよくわかりませんが、楽しい授業です。学期
末には恒例のクラナートでのコンサートです。田中千絵さんに引き続き、わた
くしもクラナートの舞台に立ちます! この有意義な生活を少しでも長く続け
たく、私はサマータームも履修しようと思っています。夏は友達とアパートを
シェアする予定です。 一つ残念なことは、やはり戦争についてです。United
We Stand というポスターや看板、星条旗、また反戦ポスターなどを目にする
度、複雑な気持ちになります。留学生で国に帰った人もいると聞きます。キャ
ンパスでは学生による反戦活動もなされていますが、戦争自体にあまり興味を
示さない人も多いように感じます。授業中に先生も戦争を支持する発言をする
場面があります。多くの人が、戦争を止めよう、と望んでいる中、支持する人
も、無関心な人もたくさんいるのが残念に思います。多くの人が平和について
考え、戦争が終わることを願います。

ありがとうございました。

大阪外国語大学 岡沢宏美