前田耕君の2002年9月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の前田耕君からのレポートが届きま
したので,皆さんにフォワードします.前田君はどのような場でも友達を作る
ことができる能力を備えているようで,とても羨ましいです.授業が終わった
後の退室の素早さですか.僕はいつもクラスで最後まで居残っている事が多く,
皆せっかちだなぁ,と思ってましたが...理由を知るのが楽しみです.

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2002年 9月分レポート
前田耕
立命館大学国際関係研究科
博士前期課程
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JICのみなさま、こんにちは。2002年度JIC奨学生の前田耕です。留学レポー
トということで、お世話になっている皆様に、シャンペーン到着後1ヶ月間の
私の生活の様子をお伝えします。

この1ヶ月間を振り返ってみると、時間の経過の速さを痛感せずにはいられ
ません。日本を発ったのがまるでつい1週間ほど前のことのようです。しかし、
こちらへ来てからの生活をじっくり回想してみると、またその内容の濃さにも
気付きます。人々との出会い、ハードな授業、楽しい週末。。。この1ヶ月間
で本当にたくさんのうれしいこと、辛いことを経験したように思います。そし
て、全体としては非常に素晴らしい時間が過ごせたと満足しています。

まず何よりも嬉しいのは、たくさんの友人ができたことです。出発前は友達
作りが一番の不安材料だったのですが、蓋を空けてみると全くの杞憂に終わり
ました。今では授業での友達、寮の友達、そして呑み友達(!)など多くの友
人を持つことができ、寂しさは微塵も感じません。嬉しい限りです。このこと
によってこちらでの生活が非常に楽しいものになりました。それにしても友人
との出会いというものは、ひょんなところで起こるものです。例えば、お酒を
飲んでいるときに、全く面識がなかったとなりの人と仲良くなったり、卓球を
一緒にプレーしてみて仲良くなったりと。ソーシャル・パーティなどだけでは
なく、こういった日常のコンテクストの中でも友人ができたのは嬉しいことで
す。やはり自然に友達ができていくケースが一番いいと思いますから。しかし
何はともあれ、このように友達ができたおかげで、不安視していた最初の1ヶ
月が結果的には楽しいものになりました。

このように良き友人に恵まれたわけですが、彼らだけではなく一般的に言っ
てシャンペーンの人々は、素朴で親切で温かいように感じます。大学の関係者
や店の店員、道端で通行人に話しかけても、ほとんどの人が丁寧に応対してく
れます。実際、そういったシチュエーションで嫌な思いをしたことはあまり記
憶にありません。また、田舎町なのにもかかわらず、キャンパスは国際色豊か
で、留学生に対しても非常に好意的で親切です。例えば、毎週のように留学生
を対象にしたアクティビティーやイベントが催しされますし、アメリカ人の友
達を紹介してくれるバディープログラムなども充実しています。この街は留学
生にとっても非常に住みやすいところだと言えるでしょう。

さてさて、ここまでは楽しい出来事ばかり書きましたが、この辺りで苦しい
ことも触れておきたいと思います。

苦しいことと言えば、やはり何と言っても授業でしょう!ちなみに現在は経
済学の300番台を2つと200番台を1つ、それに社会学の100番台を1つを受講
していますが、どのコースでもまず驚くのは、そのリーディングと宿題の多さ
です。これは日本の大学と比べると、半端ではありません。非常に進度も速い
ので、何とかついていくのが精一杯といった感じです。さらに追い討ちをかけ
るように、先生が話していることを全て聞き取れるわけでもないので、そちら
の方も時として大問題です。テスト問題がテキストからだけではなく、先生が
口頭で説明したことからも出題される場合などは特にそうです。しかしながら、
このような問題を抱えつつも、今のところ全体的には何とかしがみついていっ
ているといったところです。これから中間テストも始まるので、今まで以上に
忙しい日々になりそうですが、気合を入れて乗り切っていきたいと思います。

ところで、ここで余談を一つ。アメリカの学生に関して驚いたことです。何
に驚いたかというと、授業が終わった後の彼らの退室の速さにです。何せ授業
が終った1分後には、50人ぐらいのクラスなら教室はすでにもぬけの殻になっ
てしまっています。日本の学生なら筆箱を片付けたり、友達と話していたりと
比較的のんびりしているものですが、日本人である私も、鬼気迫るアメリカ人
の機動力を前についついせっかちになってしまいます。それにしても、ファー
ストフードの店員に代表されるようにアメリカ人は日本人ほど行動が素早くな
いように思っていたので、これにはびっくりしました。最初は、直後に授業が
あるから急いでいるのだろうと考えていたのですが、どうもそうでもなさそう
で摩訶不思議です。今度アメリカ人の学生に理由を聞いてみようと思います。

さて、これまでお話してきたように、こちらでの生活は楽しいことも辛いこ
ともあります。しかし、これまでの1ヶ月を総括してみれば、やはり充実して
いて楽しかったと言えるでしょう。これからまだ9ヶ月ほどありますが、おそ
らくあっという間に過ぎていってしまうことと思います。この留学という貴重
な体験を充実したものにするためにも、今後は今まで以上に、勉強に趣味に友
達にと頑張っていきたいと考えています。そして帰国時には、思い出が一杯詰
まった留学生活だったと言えるようにしたいですね。ありがとうございました。