松尾郁美さんの2001年10月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の松尾郁美さんからのレポート
が届きましたので,皆さんにフォワードします.

松尾さんは一橋大学の4年生で,一橋では国際経済学(国際貿易)を専攻
されていたそうです.渡米してからの2カ月で様々なハプニングに遭遇し
ながらも,自力で問題解決して元気に留学生活を送っているようです.既
に東京のビル群がなつかしいと思っているようですが,とうもろこし畑に
囲まれて暮すという体験はめったに味わえるものではありませんから,是
非とも色々な楽しみを発見して頑張って下さい.例えば,IMPEのプログラム
に参加して汗を流すってのも1案かと思います.

http://www.campusrec.uiuc.edu

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2001年度10月分レポート
松尾 郁美
一橋大学経済学部
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こちらに来てから今まで、ありとあらゆるハプニング続きで毎日本当に
あわただしく過ぎてしまいました。着いた二日目の夜に計三度も火災警報
のベルにたたき起こされたり、その数日後にはトルネード警報で地下室に
二時間も待機させられたり。そして三月に買ったばかりのパソコンが何故
か故障してシャープUSAに送る羽目になったり、先日のアメリカへのテロ
の影響で日本からこちらの銀行に送金が出来なくなってしまい、寮費を支
払うためにシティーバンクのATMから大量の現金を引き出してこちらの口
座に移し替えたり、とたくさんの不運に見舞われました。先週はミッドター
ムの嵐で、今はやっと落ち着いたところです。と書きたいところですが、
ミッドタームが終わってさっそくLAR からSHERMAN に引越し、もうじき着
いてから二ヶ月がたとうとしているのに未だにあわただしい毎日です。

授業はESLのほかに、統計学、経済学、スピーチコミュニケーションを
取っています。統計学は日本と違ってEXCELを使ったり、グループプロジェ
クトをしたりしています。グループプロジェクトでは先日、日曜日に午後
3時から10時まで合計7時間にも及ぶミーティングをしました。経済学
は、women in the labor market というものを取っているのですが、日本
の大学、とりわけ私の通っている大学の経済の授業では決して開講されな
いような内容であり、しかも私が卒論で書こうとしているトピックなので
とても興味深いです。しかし、驚いたのは、先生は男性、生徒も半数は男
子学生なんですね・・・。スピーチコミュニケーションはパワーポイント
などを使いながら効果的なpublic speaking を学ぶ、というもので、割り
当てられた日にそれぞれがプレゼンテーションをするのですが、私として
はかなりしんどい授業です。周りはほとんどネイティブですが、先生は私
が外国人だからといって情け容赦ありません。ネイティブと同じ物差しで
計られます。

シャンペーンは想像以上にローカルで、外界から閉ざされている感があ
ります。先日のAttack on Americaでも、2,3日はキャンパス全体が騒
然とした雰囲気に包まれていたような気がしますが、私のとっているクラ
スではESL以外まったく事件についてのディスカッションはなされなかっ
たし、ディスカッションをするより授業を休講にしてほしいと考える生徒
が多かったのにはびっくりしました。ここでは、インターナショナルス
チューデントのほうがやはり、よく世界に目を向けているのだな、という
ことを痛烈に実感しました。しかし、大学側のほうは、いち早くアメリカ
人学生や留学生を対象にしたカウンセラーを設け、学生の精神状態の安定
化を図ろうとしていたので、その辺はさすがアメリカだな、と感心しまし
た。

また、ここはローカル故にこれといって勉強を妨げるような娯楽もない
ので、勉強に集中するのには最高の環境といえます(笑)。しかし、やは
り少々、いや、大分(?)東京のビル群、ショッピング街、喧騒がなつか
しいです。

ミッドタームと引越しも終わってほっとしているのも束の間。来週はま
たプレゼン、テスト、プロジェクトに忙殺される日々となりそうです。し
かもここ数日天候が思わしくなく、雨がちなので、ともすると憂鬱になり
がちですが、休みの日などに楽しみを作るなどして、うまく気分転換をし
ようと思っています。それでは。