酒井祥子さんの2000年9月分レポート

こんにちは。皆様、御無沙汰しております。2000年度奨学生の酒井祥子です。

こちらに来て、一ヶ月半ほど経ち、最初は慌ただしかった 生活も、今では日常と呼べるものになってきました。アメリカに入国したその日から、乗り継ぎのフライトがキャンセルになるというハプニングを経験したせい か、時に起こる小さなトラブルには、良くも悪くも慣れて来た気がします。

授業の方は、日本での専攻と同じ政治学の授業を3つと、ESL を1つとり、週12時間になりました。政治学の授業は、専攻ということもあり、300番代を2つとったので、なかなか忙しい毎日です。毎週提出物がある国 際関係の授業では、最初の提出で難しいテーマを選んでしまったために、以後ずっと苦労しています。また、国際経済と政治の関わりを扱っている授業では、週 に数回、掲示板に意見を投稿する必要があり、アメリカの学生のこなれた文章を理解するのが大変ですが、授業の内容がとても面白く、新鮮です。中国政治の授 業では、アメリカの学生の中国に対する非常にネガティブなイメージに驚かされるとともに、アメリカから見たアジアの遠さというものを改めて実感しました。

寮はKrannert Centerの向かいにある、12階建てのISR・Wardallに住んでいます。この寮では、部屋にエアコンが付いているのですが、そのためにこちらに 来た当初は、部屋が冷蔵庫並みに寒く、文字通り震えていました。何でもエアコンを消すと火災報知器が鳴るとかで、先週までは寮のあちこちに“エアコンを消 したり窓を開けたりするな”という張り紙がしてあり、実際に、先日、一晩に2回も火災報知器が誤作動して、真夜中に全員が避難する、という騒動がありまし た。ユニオンやQuadからも近いところにあるので、大抵の場所には歩いていくことができ、とても便利です?

食べ物は、日本食が恋しく なることもなく、ダイニングサービスの食事はおいしい、と他の日本人の友達に話したら、信じられないと言われてしまいました。歩いていける範囲には、あま り日本食レストランは見かけませんが、中華や韓国料理のお店は多く、週末など、たまに利用したりしています。

時間のあるときには、バス に乗って買い物に出かけたり、水泳やテニスをしたり、何かイベントがあるときには行ってみたり、といろいろなことをしています。だんだんとこのあたりの土 地勘もつかめてきたのですが、何しろとても広いので、まだまだ全体を分かるようになるには時間がかかりそうです。

この1ヶ月半を振り 返ってみると、毎日がまさに飛ぶように過ぎていった、というのが実感ですが、このような慌ただしい日常の中でも、日々いろいろなことを考えさせられてお り、本当にかけがえのないものであると感じております。これからの生活でも、できる限り多くの経験をして、この貴重な時間を大切に使っていけたら、と思っ ております。

平成12年9月28日
酒井祥子