鈴木博達さんの2010年4月分奨学生レポート

JICの皆様、ご無沙汰しております。こちらはイリノイの厳冬も終わり、毎日清清しい天気の中、残りほとんどないキャンパスでの日々をすごしております。前回のレポートよりかなり時間がたってしまいましたが、その間の出来事を中心にご報告させていただきます。

【春学期の授業】
春学期の授業は、Globalization and Workers, Personal Finance, Intermediate Spanish, Intro to Japanese Cultureと4つの授業を履修しました。

最初の2つの授業は、専門である経済に関連した授業ということで受講を決めました。
Globalization and Workersはグローバル化が進む中での多国籍企業と労働者の関係の変化を
中心に扱うもので、教授は中国とイギリスを行き来しているので授業自体はオンラインで行われました。オンラインで行われるディスカッションのレベルはかなり高く、各々の学生と教授が、様々な観点からGlobalizationの影響を論じていました。内容もさることながら、自分の意見を論理的かつ端的にまとめるという点においても、大変勉強になりました。

College of Business で開講される授業は、通常は交換留学生は受講できないのですが、Personal Financeだけは留学生にも受講が許可されていたので、この授業を受講することに決めました。Personal Financeは個人の合理的な経済活動をテーマにしており、具体的には税金の管理や、401(k)を使った投資活動など、かなり実践的な内容を学習しました。課税体系や現在割引価値の算出について日本でも少しは学んでいましたが、米国の課税体系は個人が確定申告を行うことを前提にしている点で多少異なり、両者の比較が興味深かったと感じています。

Introduction to Japanese Cultureでは、日本の近代史と現状について主に文化的な側面から学習しました。アメリカから見た日本、ということで、日本で通常習う内容とは異なった観点からそれらを学習できました。例えば女性の権利の進展についてより重きが置かれており、戦後女性が参政権を得る前に、大正時代にもそれに向けた動きがあり、実際に衆議院ではその法案が可決していたことなどを新たに習いました。

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春の気候の中のIllini Union

【2月週末と春休み】
留学も後半ということで、2月の週末と春休みを使って、メキシコシティやラスベガス、シカゴを訪問しました。春休みにはシカゴで初のDeep Plate Pizzaを体験し、楽しいリラックスした時間を過ごすことができました。

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シカゴスタイル・Deep Plate Pizza

【Japan House】
4月にオープンハウスがあったため、日本館にも再度お伺いすることができました。小山八郎氏が送られたという枝垂桜がちょうど花咲いており、アメリカに滞在していることが信じられないくらい日本を感じられる雰囲気でした。オープンハウス前日の前祝いでは、Personal Financeを担当されている教授の方にもお目にかかりました。そのほかにも様々な日本館を支援してくださってる方にお会いしました。将来自分も何らかの形で日本館やイリノイ大学に貢献できることを願っております。

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花咲く枝垂桜と記念碑

【Vernon氏のご家庭訪問】
また今学期には、小山八郎氏の記念文集の原稿を執筆する関係でお世話になった、Alice Vernon氏のご家庭を訪問する機会をいただきました。Alice Vernon氏はとても気さくな方で、ご家庭でも大変親切にさまざまな話を聞かせてくださり、夕食までご馳走になりました。ご主人のEd. Vernon氏には、ボートで家に面した湖を見せていただき、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

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Vernon氏のご家庭訪問時の様子

【留学生活の最後】
そんなイベントがたくさんあり、今学期は先学期にも増してあっという間に時が過ぎたような気がしています。イベントが一通り終わると、休む間もなく期末試験開始となりました。荷物を詰めている自分が信じられない気分でいます。そのような充実した時を過ごさせていただいたイリノイの大学関係者と友人、そしてJICの皆様には改めて感謝しております。