Japan Illini Club is a registered alumni association overseas of the UIAA (University of Illinois Alumni Association). Japan Illini Clubは米国イリノイ大学(Urbana-Champaign校、Chicago校、Springfield校)の日本における同窓会組織で、JICまたはイリノイ大学日本同窓会とも呼びます。 同窓会としての活動の他、40年以上に渡って小山八郎記念奨学金制度を運営し、毎年4名の奨学生を University of Illinois at Urbana-Champaignに派遣しています。
II. 春休み ~オーストラリアで模擬国連~ III. その他課外活動 ~宗教と映画~ IV. 英語の発信能力
美しい青空とスポーツ施設のCRCE(Campus Recreation Center East)。
I. 授業 前回のレポートで報告しましたように今学期はACDIS(Arms Control, Disarmament, and International Security)科目で時間割を作成したため、文系・理系科目を半分ずつ取ることになっています。
GELG118 Natural Disasters (Prof. S. Altaner) 3・11の大震災を始め、さまざまな自然災害を受ける運命にある日本を、英語の講義を通して振り返ってみたいと思い受講しました。基本的にFreshmen向けGeneral Studiesの授業なので、最初のうちは地震や台風など、日本の中学校の地学で習うような初歩的なことでしたが、講義は豊富な写真とビデオとともに進んでいくので印象深いものです。このヴィジュアルの力は強烈で、普段はそこまで意欲のない学生たちも、例えば東日本大震災で船が2階建ての建物の屋上に打ち上げられた写真がスライドに写されたときは学生たちも「Oh…」と絶句していました。その他にも、インドネシアやトルコの地震、カリフォルニアの地滑り、イタリアの火山噴火など、災害が世界各地で起こっていることを実感する内容です。
PS283 Introduction to International Security (Prof. S. Miller) 先学期に国際政治を勉強して興味を持った、アメリカという国における安全保障概念について知りたいと思ったのが履修のきっかけです。戦争や安全保障を語る上で、日本では第二次大戦という出来事のインパクトが大きい気がしますが、アメリカでは「冷戦」という出来事が予想以上に強い影響を持っていると実感します。先学期の授業で、9/11後のアメリカのテロリストへの対応は、共産主義に代わる新たな敵を見いだし冷戦時代と同じように対処しようとした結果であると言った話を聞きましたが、こうした授業を通して、色々な視点から物事を見られるようになっている気がします。 また、1月から2月にかけて、この授業では「Article Summary」なる課題が課され、文字通り1篇の論文を読んで要約するとともにクラスで扱われた題材とのかかわりを論じるというエッセイを書くことになりました。その論文の正確な理解が問われる分、普段のReading Assignmentよりもずっと時間がかかり、自分の読解力の至らなさを自覚できるいい機会だったと思います。
PHYS280 Nuclear Weapons & Arms Control (Prof. M. Perdekamp) 物理学科が提供している核兵器についての授業です。この授業はPhysics DepartmentのAcademic Advisorに会い、自分が留学生で、日本では4年生であることを伝えたら履修することが出来ました。とはいえ、物理学、しかもFreshmenは履修できないクラスということで内容的についていけるのか少し不安でしたが、physicsやtechnologyについてはそこまで専門的に深めることはせず、どちらかというと一般教養のような話が多くを占めていました。 この授業で面白かったのは、Discussionのクラスにいたクラスメイトの中には国務省や国防省・軍で働きたいといった学生が多く見られたことです。中には海兵隊出身という学生もいて、彼は現代のアメリカ軍の軍事技術について詳しい知識を持っているために授業中も存在感を放っていました。一方、核兵器の根絶を目指す「グローバルゼロ」というNPOに所属する学生も講義に来ており、核をめぐるさまざまな問題を考える機会になっています。
GLBL 397 International Diplomacy and Negotiation (Dr. T. Wedig) さすがに300番台の授業というだけあって学生もよく勉強していると感じます。担当教授が心理学や教育学などにも造詣のある方で、一般的なPolitical Scienceとは異なったアプローチで過去の国際問題に迫っていきます。 また、この授業の後半ではDiscussionのクラスごとに一国を代表して、オンライン上で他大学のチームと模擬交渉をしており、どのような提案を行うかについてペーパーを核といったグループワークもあります。ところが、この交渉の評価が最終成績にそれほど影響しないこともあって、皆この課題への取り組み方はのんきなものでした。私自身は従来の心配性な性格もあって、各課題の締め切りの1週間前くらいにはそわそわし始め、3日前くらいにはどうやってペーパー書く?とチームメイトにメールを出し始めるのですが、それに皆が返信をして作業に取りかかるのが締め切り前日の夜、ということも珍しくありません。最近では他の授業の課題が一段落したためもあってか、チームメイトも積極的に作業に参加していますが、この経験はどうやってチームで何かを成し遂げるかというリーダーシップに関する関心を深めるきっかけとなりました。
Film Festival このキャンパスではあちこちに特定の学問分野を研究する研究センターがあります。先学期は知らなかったのですが、調べてみるとこれらの社会問題や地域研究に取り組んでいるセンターがかなり頻繁にいろいろなイベントを開いていることが分かりました。最近はCenter for South Asian & Middle East Studiesが開催しているMiddle East Film Festivalで「Cairo 678」という映画を鑑賞してきました。この映画は、エジプトでのセクシュアルハラスメントと女性への偏見をテーマにした作品です。エジプトという国やイスラムという宗教の伝統、女性の人権などを絡めた問題を提示しており、考えさせられる内容でした。これらのセンターは他にも講演会などを企画しており、これまで知らなかったことを知る貴重な機会になっています。
I. 授業 ~課題はきつい、アメリカ人でもきつい~
II. 課外活動と行事 ~安全保障、アメリカ文化、芸術~
III. 英語 ~ETCカフェとドラマ~
IV. 春学期の目標
I. 秋学期の授業を振り返って
まず勉学面について総括すると、やはり言語面による課題が残りました。学期末の課題の山を乗り越えて痛切に感じたことは、やはり、英語のインプット・アウトプットの速度を上げないことには、クラスメイトに追いつくことができないということです。前回のレポートで報告しましたように、秋学期の目標は、表現は乏しくても中身のある発言をすることでした。しかし、日々課される課題はネイティブにとっても大変と感じられる量であり、結局、教科書や論文を読んでも、理解の度合いも理解の速度とも満足のいく結果を残せなかったと思います。
春学期はこの点を改善すべく、予復習に時間をかけられるよう予定を組み、さらにそれを通して英語の向上を図ろうと思っています。(もちろん、こんなことは留学前にやっておくべきだったのでしょうが、一方で、実際にこの環境に入ってみないとここまでの切迫感はわかなかったと思います)
以下では、それぞれの授業を簡単に振り返ってみます。
・PS 280 Introduction to International Relations (Prof. P. Diehl)
・GEOG 110 Geography of International Conflict (Prof. C. Flint)
・PS 300 Human Rights (Mr. Malekafzali, PhD)
・CMN101 Public Speaking (Mr. York)
Human Rightsの授業は、最後まで密度の高い授業で、第二次大戦後の世界のあり様を人権という観点から眺める内容となりました。先生は、自分の見解をかなり強く主張するタイプの人でしたが、その一方でYou don’t have to agree with what I say in this class.と何度も確認し、学生からの質問には多くの証拠(例えば国連の報告書)を提示して応えていました。とりわけアメリカの中東政策に関する見解では相当批判的な見解も提示しており、人権尊重が謳われる一方での裏の実態について考えるいい機会だったと思います。この授業は、人権の現実について考えることがテーマの一つだったのですが、講義の中ほどで彼が言った”We cannot reach any world where human rights are respected unless we consider political and economic context”という一言は、巷で聞かれる安易な人権擁護の議論とは一線を画した言葉で、強く印象に残っています。
このHuman Rightsの授業は現地の学生の間でもtoughな授業として知られているらしく、reading assignment(しかも、講義とテーマは一緒だが、別内容)を学期中にはこなすことができず、期末試験の2週間前くらいからThanksgiving休暇を使って一気に読みとおすことになってしまいました。もっと前からやっておけばよかったと後悔もしていたのですが、これに関係して、アメリカの学生の実態が垣間見える面白い出来事がありました。この授業では少し話すようになった友人がいて、彼らが主催する試験前のStudy Session(自主勉強会)に誘ってもらったときのことです。課題の本の理解も甘く、授業の内容も100%フォローできているとはいえなかったのでためらいましたが、いざ行ってみるとそこにいた当の主催者の彼は、そもそもReading Assignmentの範囲を知らず、私がたまたま持っていたシラバスを見てその量(約400ページ)に驚き、「これはヤバイ、自分はこれから家に帰って読む」(当時、すでに試験前日の夜6時ごろ)といって、さっさと帰ってしまうということが起こったのです。Study Sessionの企画自体を持ちだしたのが彼だったので、あまりの気楽さにぽかんとしてしまいましたが、結局彼がいなくなってしまったので、集まりも自然解散になりました。彼は中間試験でも成績が上位だったと噂だったのですが、一夜漬けに頼るときもあるんだなぁと日本の大学生と似た面を見つけた気がします。
ある意味で一番苦手だったPublic Speakingのクラスは、学期中頃にあったinformative speechは自分の中で最高の出来でしたが、最後の課題だったビデオに録音して発表するceremonial speechは原稿を覚えきれず、いまいちの出来になってしまいました。なお、その最後の課題をクラスで見て、たがいに評価し合う最後の授業では、クラスのムードメーカーだった女の子の提案で、皆でピザを食べながら鑑賞することになりました。そこでの自分への評価は、改善点も色々指摘される一方、「最初はずっとshyに見えたけど、今では自信を持って喋っていると思う。ずっと良くなった」というコメントをクラスメイトからもらい、素直に嬉しく感じました。
II. 課外活動と行事
年末年始は一度日本に帰り、年明けはChicagoを観光しました。このときは生まれて初めて本格的な時差ボケにかかり寝ていることも多かったのですが、宿泊したHostelでカナダから来た中国人学生と出会い、朝食を一緒にとりながら現在の中国政治について教わるなど面白い経験もすることが出来ました。
秋学期はどちらかというと日々の講義についていくので精一杯でそれといった課外活動はできなかったのですが、いくつか参加した活動、行事を紹介します。
ハロウィーンのアメリカ文化のクラス。Pumpkin Carvingです。
1. ACDIS
これはThe Program in Arms Control, Disarmament, and International Securityの略で、いわゆる「安全保障」の分野に関係する諸学の先生たちが集まった学際プログラムです。せっかくイリノイ大学に来たのだから、何か形に残るものがほしいと思っていたところ、ここが認定した授業を一定数履修すればCertificate(修了証)をもらえるという学部生向けのプログラムを見つけ、メンバーに加わりました(このため、後述の通り春学期の授業は全てこのACDIS認定科目にしました)。なお、秋学期のHuman RightsとGeographyの授業も、ここの認定科目だったことも選んだ理由だったのですが、留学生がCertificateを認めてもらえるかわからないままだったので、本格的に参加したのは11月頃です。
このプログラムでは、ただ授業を認定してくれるだけでなく、Securityに関する資料の揃った資料室を自由に使わせてもらえたり、関連分野のセミナーやインターンシップの情報を頻繁に流してくれたりして重宝しています。少し前には、「Terrorist Threats in/to the Lab」というテーマで、FBIで生物兵器対策に当たっている方を招きGenomic Biology学科が主催したセミナーに参加させてもらいました。アメリカで911直後に発生した、郵便で炭疽菌が送られるという事件は日本でも報道されましたが、そのような生物兵器の入手先として大学の研究室が狙われうるという内容で、非常に興味深く聴くことが出来ました。
2. American Culture Class (ACC)
これは、キリスト教系の団体が運営している異文化交流団体の活動の一つで、週に一度集まり、文字通りアメリカ文化について海外からの学生に紹介してくれるものです。あまり頻繁に顔を出しているわけではないですが、例えばHalloweenのときはカボチャのデコレーション体験をさせてくれるなど、留学生にとっては面白い企画となっています。なお、同じ団体の活動でBible Study、Conversationなどもあります。
III. 英語
前回のレポートで苦労していると報告した英語ですが、このままではまずいと思い、秋学期の中頃からいくつか取り組みを始めました。その一つが、ETC Coffeehouseというカフェでの会話教室です。現在では週に一回1時間半あるだけなのでそれ自体ではあまり英語が伸びるわけではないのですが、宿題としてアメリカのドラマを観て、そこで出てきた表現を集めるというものがあり、これが非常にためになります。やはり、日本で教わる英語はフォーマルな場面を想定しているので、くだけた場所での会話に出てくる表現は別に覚えないと分かりません。その点、ドラマは若者の生活を描いている現代のものだと頻繁にそうした口語表現が出てくるうえ、ニュースよりずっと速いスピードの英語に触れられるため自分にとっては良い訓練になっています。ちなみに、アメリカではNetflixという動画サイトがあって、月々8ドル程度払えば、数多くのドラマと映画を無制限に見ることが出来ます。(残念ながら、日本では利用できません)
一方、期末試験の論文を書いていて感じたことですが、口語表現だけを練習していると、表現がくだけた、あるいは幼稚な感じになり、フォーマルな文章が書けなくなってきます。現在では、この友人との会話のためのくだけた表現と、フォーマルな場での正式な表現の二つをバランスよく習得するのが課題です。
というわけで、まだまだネイティブ同士の会話にはついていけないことも多いのですが、それでもこちらに着いたころと比べればだいぶとましになった気がします。
III. 春学期の目標
今学期は、以下の4科目を履修しようと考えています。
GELG118 Natural Disasters (Prof. S. Altaner)
PHYS280 Nuclear Weapons & Arms Control (Prof. M. Perdekamp)
PS283 Introduction to International Security (Prof. S. Miller)
GLBL 397 International Diplomacy and Negotiation (Dr. T. Wedig)
I. 渡米と、新生活の始まり
II. 授業の様子(以下は、今期受講しているクラスです)
PS280 Introduction to International Relations
GEOG110 Geography of International Conflict
PS300 Special Topics: Human Rights
CMN101 Public Speaking
III. 寮生活と課外活動
IV. 英語について
II. 授業の様子
渡米前に決めた私の留学の最低限の目標は、第一に、国際関係について現実の実例を通してより深い理解を得ること、第二に、英語で自分の考えを発信できるようにすること、でした。その目標に合わせて、今期は国際関係のクラスを3つ、スピーチのクラスを1つ履修しています。以下、履修を決めた順にお話しします。
・PS 280 Introduction to International Relations (Prof. P. Diehl)
Paul Diehlという、国連平和維持活動などの分野で全米的に有名な教授の授業です。講義が始まる2週間前からシラバスがWebサイトにアップされ、最初の授業向けに90ページの予習課題が示されて戦々恐々としていましたが、いざ講義に出てみると、基礎的な概念をいくつかの例を取り上げながら説明していくという基礎的な授業でした。しかし、基礎的ではあるものの、現在進行形で起こっている豊富な事例を取り上げての説明なので、今の国際政治についてリアルタイムで知見が得られます。また、月・水2回の50分講義に加えて、金曜日にはTAによる50分のdiscussionが設けられていて、そちらではin-class writing(後述)が課されたり、group discussionがあったりと学生側の参加が求められます。まだアメリカ人が早口で話す英語は聴きとれないことが多いため、なんとか存在感を保とうとユニークな観点からの発言ができるように努力しているところです。
・GEOG 110 Geography of International Conflict (Prof. C. Flint)
Geographyの学部が提供している、地政学の入門講座です。日本で地政学を学んだことがなかったこと、日本では「conflict」に特化した授業を受けたことがなかったこと、また、 Rate my Professorという学生による授業の評判が書かれたサイトで、「簡単なクラスだが、得られるものが多い」といった記載があったことから履修を決めました。
いざ出席してみると「簡単」という評判通り、授業自体はペースがゆっくりなのですが、教えられる概念が非常に実用的です。課題としては、3週間に一度New York Timesの記事から一つを選び、その期間にクラスで学んだ概念をあてはめて分析するエッセイがあります。授業をわかっていたつもりでも、いざ現実に使おうとすると自分の理解が不明瞭だったことに気づくことがしばしばあり、さらには日々のニュースに敏感になるので効果的な課題だと思います。また、このエッセイは非常に細かな採点基準(10点満点で、0.25点単位の減点基準!)が示されていて、A評価を取ろうとするとかなりの神経を使ってこのrequirementsを満たさねばならず、この点はtoughな印象です。
・PS 300 Human Rights (Mr. Malekafzali, PhD)
今期おそらくもっとも勉強になるとともに、もっとも苦労しそうな授業がこれです。中東政治を専門とする先生が、週2回、人権について1時間半喋り続けます。講義スタイルはどちらかというと日本の大教室での授業に近いかもしれませんが、実は定員24人の少人数クラス、それも時が経つごとに減っていき、今では教室には15人ほどしかいません。先生自身も厳しい人で、最初の授業で言われたことは、
1. 授業開始時間は厳守すること、遅れたのなら出席しないように(「社会に出たら君の雇い主は君を待ってくれない」)、
2. reading assignmentの内容は授業で言及、復習したりしない(「そんなことは君たちが自分でやることで、私の仕事はそれに新しい知識を付け加えることだ」)、
3. make-up exam(試験をやむをえず欠席した場合の代替措置)はいかなる理由があっても認めない(「それが公平性というものだ」)でした。
一方、その厳しさの裏返しで、講義は非常に質の高いものとなっています。最初に人権という概念の歴史的成り立ち、理論的枠組みを話した後は、アルメニアのジェノサイドに始まり、イラン、ニカラグア、ナイジェリアなどでの、先進国の政府や企業が絡んだ人権侵害について実例に沿った話が展開されています。先にお話ししたように、頻繁に質問の時間は与えられるのですが、9割以上、先生が話をするスタイルであるため、一回の授業当たり10ページ近くのノートを取っています。また、ときどき先生からクラス全員にメールが送られてきて、人権関係の動画(主にYouTube)を紹介されます。
授業の後半は戦争犯罪と国際刑事法の成立にあてられる予定で、私の専門分野でもあるため今から楽しみにしています。
CMN101 Public Speaking (Mr. York)
JICの先輩方や、同期の奨学生も受講している授業ですが、担当する先生(この授業はTeaching Assistantが担当している)によって授業の進め方に違いがあるようです。基本的にはいかに大勢の聴衆の前で効果的にスピーチをするかを学ぶ授業なのですが、興味深いのは「効果的なスピーチとは何か」を、教科書を使って体系的に学ばせようとしている点です。授業もその体系に従って行われるので、学期中に行うことになる計5回のスピーチも要素別の細かい採点基準に従って作らなければなりません。例えば、聴衆の理解を促すためのAudience Adaptation(スピーチの内容を、聴衆にとって身近な話題と絡めて話すこと)という概念があり、それを最低3回、スピーチに組み込まなければならないといった具合です。
私のクラスはほとんどが英語ネイティブのアメリカ人、そこに数人留学生が混じっている構成なので、先生、学生とも喋るスピードが完全なナチュラルスピードで、ついていくのがなかなか大変です(他の講義、特に大教室での場合は、先生は多少ゆっくり話すことが多い)。また、事前に準備できるスピーチとはまた別に、私のクラスではImpromptu(即興)スピーチが授業中に課されることがあり、これにも頭を悩ませました。一番落ち込んだのは、9月の半ばにあった、クラスメートとペアを組んだ即興スピーチです。そこでは5分ほどの準備時間を与えられ、一見すると繋がりのない二つの単語をうまく関連させる形でスピーチをするというもので、相手の女の子が序論と結論を、私が本論と具体例を喋ることになりました。テーマについては二人で合意できたものの、準備時間の最後まで彼女が述べようとしている序論と結論が完全に理解できず、そのまま本番を迎えてしまい、序論から本論の流れはうまく行ったものの、本論の言わんとするところと、彼女が述べた結論がずれたスピーチになってしまいました。
この経験から学んだことは、わからないことがあれば「君が言いたいのはこういうことか?」という確認をきちんととって、正確な理解に努めることの大切さです(いまだに実行できていないことも多いですが)。今でも即興スピーチは苦手ですが、なんとか他の部分で補えるよう頑張りたいと思います。