今朝、部屋のカーテンを開けると辺り一面真っ白の雪でした。こちらは話しに聞いていたとおりに非常に寒いところですね。でも、心配していたほどに気が滅 入ってしまうこともなく、雪の光景はすてきで気に入りました。シンガポール出身の友人が初めて見る雪に、はしゃいでいたので思わず私も嬉しくなってしまい ました。 最近はIllini Unionやキャンパスタウンのあちらこちらにデコレーションが飾られ始め、クリスマスの雰囲気がただよってきました。特に夜のIllini Unionはクリスマスツリーのイルミネーションでとても綺麗です。
さて、JICの皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
私は元気でがんばっております。英語での授業についていくのは相変わらず大変なことで、精神的に辛いことも多いですが、なんだか充実していて有意義に過ご せています。また、東京とは違い、ゆったりと時間が流れるキャンパスで、のんびりとした気持ちで勉強ができるのは本当に幸せです。こんなにマイペースで過 ごしていて大丈夫なのだろうかと時には不安さえ感じますが。最近は少し余裕ができたので、勉強以外にもボランティアに参加するなどして、いろいろと行動範 囲を広げていくようにがんばっています。
秋学期の授業は残すところ一週間になり、あとは期末試験を受けるのみです。今は、それぞれの授 業からだされている最終課題をこなしているところです。院生用のESLの授業は予想外にハードなものでした。15ページに及ぶリサーチペーパーと発表とい うのは、学部生の私にとって本当に辛いもので、なんどもくじけそうになりました。これを通して少しでも英語力がついていればと思います。
こちらの授業のペースに慣れ始め、少し余裕ができたころから、日本の大学で専門としていたチェコ・スロヴァキア語の授業を追加登録しました。チェコ語から 英語への翻訳は大変ですが、教授と私を含め二人の生徒という3人での授業は、アット・ホームで非常に楽しいクラスで気に入っています。
最近、次の学期の授業登録があったのですが、またもや希望通りにはいきませんでした。人気の授業をねらいすぎなのでしょうかノノ。最後の学期なので、なんとかがんばって希望の授業をとって帰りたいと思っています。
ところで、こちらの大学へ来てからいつも幸せだなと思うのは、様々な国の友人ができたことです。このサンクスギビングの休みも、ドイツ人・フランス人・イ ンド人の友人とニューヨークを旅行してきました。事あるごとにお互いの国の話で盛り上がりました。特に国連を見に行った帰りに、夜遅くまで互いの国の政治 や文化についてを話しあったことは最高の思い出になりました。
こちらでは、勉強以外のことで、多くのことを学ぶことができ、内面的に自分自身が成長したような気がします。このような機会を与えてくださったJICの皆様に感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
武田 麻美(東京外国語大学3年)