大田祥子さんの2002年1月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の大田 祥子さんからのレポートが届きましたので,皆さんにフォワードします.大田さんが今学期取る行動観察のクラスは,この機会でなくては体験できない貴重なものだと思います.日米の保育園教育の違いなどが,この成果として論文にまとめられるかもしれませんね.頑張って下さい.

これで奨学生4名の方全員の1月分レポートをお届けしました.次のレポートは3月末を予定しています,お楽しみに.

以上.

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2002年 1月分レポート
大田 祥子
奈良女子大学大学院 2年
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イリノイの冬を、おかげさまで風邪ひとつひかず元気に乗り切っています。これも、秋口から徐々に徐々に寒い気候に順応してきたせいでしょうか、やはりひとところに“住む”ということは、すごいことなのだなと思います。

ここChampaign-Urbanaに来た当初は右も左も分からなかったので、街が何とも無機質に映ったのですが、友人の存在、それに自分の好きな場所や気に入ったお店などが見つかりはじめると、自然と愛着も沸いてくるものです。

冬休み中は、大半をシカゴで過ごしたので、シカゴも私にとってとても愛着のある街になりました。街を散策したり、ある一日は、アメリカ人シェフに料理を習い、excitingなひとときを過ごしました。幅広い年齢層の、同じ興味関心を持った人たちが集まり、しかも食材はアジアのもの、アメリカのものと様々だったので、それらがひとつの料理に仕上がるプロセスを目にしながら、料理にとどまらず、いろいろなものを柔軟に取り入れてアレンジできるということは素晴らしいことだなと思いました。こうした食に対する関心は、ThanksgivingにESLのクラスメイトと七面鳥を焼いたのをきっかけに、さらに強まったような気がします。アメリカ人の先生にポイントを教わり、トルコ人の人に教えてもらいながら、数人で、松の実とレーズンとお米をピラフにしたスタッフィングと、レモンやトマトを使ったソースを作り、農家で直接手に入れた20ポンドもある特大の七面鳥を慣れないオーブンで4~5時間かけて調理しました。また、冬休み中には友人たちお手製の、韓国の伝統的なお正月料理や、台湾の豚料理、インド料理をいただく機会もあり、私も、日本の家庭料理を作りました。同じ釜の飯、とはよく言ったもので、一緒に食卓を囲むと、自然と温かい雰囲気が生まれるものです。

さて、先セメスターは、コースワークがハードで、必死でついていっているうちにfinalの嵐がやってきて、気がついたら終わっていたという印象です。でも、うまく一言では言い表せないながら、何かが確実に自分の中に蓄積された感がしています。先日、gradのクラスで一緒だった友人と昼食を食べながら、たわいのないおしゃべりに混じってそんな風に振り返ったり、これからのお互いのプランについて話したりしていました。

私が主に講義をとっていた、そしてこのセメスターもお世話になるHDFS(Human Development and Family Studies) の講座は、アカデミックな内容はもちろん、医療・福祉や幼児教育の現場とうまくタイアップすることで学生に基礎知識と実践力をつけさせてくれます。私はこの講座所属の学生ではないながらも、先セメスターのコースワークをベースにCarle Hospitalで実習を、ということで、現在スケジュールを調整中です。子どもを相手にする仕事なだけに、予防接種などの規約が厳しく、書類準備のためにMcKinley Health Centerにも幾度か足を運ぶ必要があり、健康体ながら通院する毎日が続いています。

そのほかには、子どもたちを対象にした行動観察のクラスを取りました。週1回のLabの日は付属の保育園に行き、保育室の2階に設けられた、まるで野球の実況席のような「特別観察ブース」に陣取って、子どもたち同士や先生とのやりとりを記録していきます。日本にいるときにもしばしば幼稚園に通って子どもたちや先生の様子を見学させていただいていたので、そのときの様子と比較しながら見学することもできそうです。ただ、自分の見たことを英文で記録していくことに限っては、普段のレポートを書くのとはまた別の難しさがあり、これからも試行錯誤が続くことになると思われます。

また、引き続きESLと、それから私の中で風化しかけていたフランス語、それに久方ぶりに茶道の稽古を再開しました。今セメスターもマイペースでコースワークに取り組むと同時に、いろいろな意味で、人と触れ合う機会が多く持てればと思っています。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

松尾郁美さんの2002年1月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の松尾郁美さんからのレポートが届
きましたので,皆さんにフォワードします.

冬休み中のメキシコ旅行でとても貴重な体験をされたようで,とても良かった
ですね.JICの皆さんに紹介できるような写真があれば,また送っていただけ
れば幸いです.ホームページ上で紹介させていただきたいと思います.

私の場合,’92-94の留学中一度だけ海外旅行をしました.行き先は中米コスタ
リカ.コスタリカでは大西洋から太平洋へ車で半日で移動できるのですが,太
平洋側はサーフィンに最適な荒々しい海,カリブ海側はブルーグリーンの穏や
かな海と,全く違った光景なのにびっくりしました.結局私はカリブ海側が気
に入って,一旦太平洋側へ移動したのに,すぐに舞い戻ってカリブの海を存分
に楽みました.

JIC奨学生の皆さんに残された留学期間はもう半年もありませんが,機会があ
れば,米国の各地や周辺諸国を旅し,見聞を深める事をることをお勧めします.

以上

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2002年 1月分レポート
松尾 郁美
一橋大学経済学部 4年
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冬休みは旅行をしてきました。特にメキシコの旅がとても印象に残っています。
行く前はどちらかというとペルーに行きたくて、取り立ててメキシコに惹かれ
ていたわけではなかったのですが、あまりの自然の雄大さに感激して帰ってき
ました。かの有名なChichen-Itzaの遺跡から見た景色は一面ジャングルで筆舌
に尽くしがたかったです。そしてカリブ海で泳いでも来ました。カリブ海は濃
いブルーグリーンであんなにきれいな海をみたことは今までありません。ただ
見ているだけでも飽きない海です。新しい発見や新たな出会い、やはり旅はす
ばらしいと思います。かなり心をリフレッシュさせて帰ってきました。

そしてシャンペーンでの新学期。とても寒くて今日は雪が積もっています。授
業登録も今週から始まりましたが、また取りたい授業はfullで毎日やきもきし
て生活しています。誰かがドロップアウトするのを待ったり、先生に無理を言っ
て入れさせてもらったり。それでもまだもう一つ取りたい授業が先生からの
response待ちで、本当にこの登録過程には辟易しています。

とりあえず登録が出来た授業はBusiness & Technical writingでビジネスにお
いての手紙の書き方、レポートの書き方を勉強する予定です。あとは先学期に
引き続き、Business Statistics。エクセルを使って回帰分析を勉強します。
グループプロジェクトもあるのでまた締め切り前にはグループそろっての徹夜
が続くことでしょう。他にはWorld History。冬休みに旅行をしたのがきっか
けでこの授業を取ることに決めました。やはり、様々なバックグラウンドをもっ
た人々が同じ地球上でcomfortableに共存するにはお互いのcultureをよく知っ
て理解することが大事だな、と思ったからです。それに、ここに住むアメリカ
人の学生が他の国のcultureに対してどのような考えを持っているのかにも興
味があります。もう一つ、どうしても取りたいのがBusiness Administration
のSmall Business Consultingです。しかし、これは先生からのresponse待ち。
取れる可能性は五分五分です。あとは気分転換に体育の授業なんかも取ってい
ます。

やはり取りたい授業がフルでそのために先生やオフィスと何度も連絡を取った
りするのはかなりエネルギーを消耗します。しかも、それで確実に取ることが
出来ればいいのですが、ダメ、と言われたり、response待ちだったりするとな
おさらです。こればかりはJICの力でなんとかしていただきたいものです。きっ
と後に続く奨学生も同じことでものすごく苦労すると思います。

留学生活も残り半分になりました。もう半分、と思ったり、まだ半分、と思っ
たり気分は色々ですが、とりあえず残された時間で色々なバックグラウンドを
持つ友人を作ったり、勉強をしたり、英語を磨いたり、楽しいことをすること
も忘れずに、たくさんのことを吸収したいと思います。

永見陽子さんの2002年1月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の永見陽子さんからのレポートが
届きましたので,皆さんにフォワードします. レポート中に紹介されてい
るGCは,世界各地の友人ができてとても楽しそうです.帰国後は,永見さ
ん宅へ世界中から友人が訪ねて来ることになりそうですね.

春学期の授業はこれから本格化すると思いますが,頑張って下さい.

以上

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2002年 1月分レポート
永見 陽子
北海道大学農学部3年
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前回のレポートのあと、感謝祭、クリスマス休みがあったのでアメリカ国内
をあちこち旅行してきました。感謝祭には東海岸のボストン、クリスマスは
西海岸のカリフォルニアに行って、アメリカの広大さを改めて実感しました。
ほぼ1ヶ月かけてサンフランシスコ、ロサンジェルス、サンディエゴ、モン
トレー、サンタバーバラと西海岸沿いの主要都市を観光できた上に、クリス
マスはアリゾナの友人の家に泊めてもらってアメリカらしいクリスマスを過
ごすこともできました。そして大晦日はサンディエゴの隣町、メキシコのティ
ファナで新年のカウントダウンをしました。

楽しかった冬休みも終わり、先週から春学期が始まって慌しい毎日を過ごし
ています。と言いたいところですが、先週はMartin Luther King Jr’s
Dayで3連休なのを利用してまた旅行してきました。今回は比較的近いセン
トルイスです。ところがRAMS対Packersのフットボール試合(Playoff)が重
なったため泊まる所を探すのにたいへん苦労しました。インド系の友人が巧
みに交渉したのが功を奏して、(なぜかこちらの安宿のオーナーはインド系
が圧倒的に多いのです)なんとか予算内で泊まることができました。しかし、
試合には行けなかったもののセントルイスのRAMSが勝ったため街全体がお祭
り騒ぎでそれに便乗したのでとても楽しい旅になりました。

旅行の話はさておき、今学期は先学期よりも多くの授業を取っています。専
攻の授業は生化学の実験の授業と、微生物分子生物学とComputing in
Molecular Biology という講義、そして先学期授業を担当していた教授に
お願いしてPlant Biologyのセミナーに参加させてもらうことになりました。
あとは専攻とは全く関係ないのですが、Asian American Cultureという教
養科目の授業も取っています。どの授業も私にとってとても興味深いもので
たいへん満足しています。ただ最初の授業が朝8:30から始まるのが夜型
人間の私にはつらいですが。

前回のレポートでも触れましたが、私の住んでいるGlobal Crossroads(GC)
はうたい文句通りLiving Communityです。PAR (Pennsylvania Avenue
Residence Halls)のSaunders 2,3階の住人(留学生とアメリカ人が半々
ずつ)はみんな仲が良く、先学期限りで多くの友人がここイリノイを去った
ときはとても悲しかったです。今学期は新たにアイルランド、南アフリカ、
韓国という多様なバックグラウンドを持った3人の留学生がGCに加わりまし
た。ここに住んでいて面白いのは、アメリカ英語のほかに、イギリス、スコッ
トランド、アイルランド、オーストラリア英語といった様々な英語に触れら
れることです。今学期来たアイルランドの子は訛りが強くて言っていること
の半分もわからないのでどうしよう、と内心あせっていたのですが、アメリ
カ人の子達も「あの子の言ってること実は私もわからないことが多いよ」と
言っていたので一安心(?)です。思い返してみればスコットランド訛りも
オーストラリア訛りもはじめは全然聞き取れなかったのに、今はふざけてオー
ストラリア人の友人に “You reckon?” (You think so?)と真似して楽しめる
くらいになったのだから、アイルランド訛りにもそのうち慣れることでしょ
う。

最後に食事の話。私自身はこちらに来てから日本人会の総会と小俣さんにい
ただいた日本食以外、日本料理から全く遠ざかっています。正直言って「お
すしが食べたい、ラーメン食べたい」という衝動に駆られるときもあります
が、週に一度中華料理か韓国料理屋さんに行くことで解消しています。それ
よりも今は日本ではなかなか食べることのできない、シカゴ風の深皿ピザや
メキシコ料理にはまっています。とりあえず日本に帰るまでは日本食はおあ
ずけになりそうです。

以上たいへんまとまらないレポートですが、私はここイリノイでの毎日を十
二分に満喫しています。改めてこの機会を与えて下さったJICの皆様には感
謝しております。残り少ない留学生活を有意義に過ごしたいです。

それでは、

永見陽子

小俣日登美さんの2002年1月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の小俣日登美さんからのレポートが届きましたので,皆さんにフォワードします.

JIC奨学生の4名の方には,留学中に4回 (9月,1月,3月,5月) のレポートを提出していただくようにお願いしてます. 他の3名の方からのレポートも追って届くと思います,お楽しみに.

小俣さんのレポート中に,炊飯器を持っていったのは大正解と書いてありますが,僕も同感です.僕が留学した時には当初炊飯器を持参せず,しばらくは白いごはん無しの生活で我慢していました.でもとうとう約2カ月後には我慢できなくなり,日本製の炊飯器をグリーンストリートのアジア食料品店で購入しました.このように現地で古い年式の家族用サイズの炊飯器を購入することもできますが,これから留学される方には,最新型か使い慣れた炊飯器を日本から持参されることをお勧めします.

以上

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2002年 1月分レポート
小俣 日登美
東京大学 文学部美術史専攻 4年
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ついこの間レポートを出したばかりと思っていたのですが、時が過ぎるのは早いものです。もう次の提出がきました。

ようやく生活には慣れてきたところです、と書きたいところですが、何時まで経っても英語は上達しない気がするし、アメリカの食事には慣れないし、まだ雪が降っていないのは不幸中の幸いです。

冬休みは日本に帰っていましたが、久しぶりの日本は、コンビニで売っているプリンすら美味しくて、テレビの画面がたくさんチカチカする街中で記念撮影したり、サウナにいったり、針うってもらったり、友達とカラオケに行ったり、久しぶりにリフレッシュしました。こうして帰ると、いい意味でも悪い意味でも、日本とアメリカのいろいろなところを比較できて良いものです。アメリカでは、私なんて、チビで華奢で仕方なかったのに、日本ではデブでガタイのいい女になってしまい、人ごみで人に突き飛ばされずに歩けるのはなかなか新鮮でした。そして東京では全ての人が気合を入れてお洒落をして闊歩しているのがめずらしくて(ほとんどの人がスカートとブーツである)、ただそれを観察するために、スターバックスの窓際に1時間座ったりしていました。

こちらに帰って来て2日目。時差は大変つらいですが授業の登録もしています。

今学期は

「フランス語の作文のクラス」

これは将来DELFやDALFの試験を受けるときに役立ちそうです。

「古典中国語」
これは先学期の続きです。クラス内の人とも仲良くなれて顔なじみになった上に、中国語訛りのひどい先生の英語も聞き取りやすくなったのには吃驚しました。一瞬、おっと、先生英語ウマクなったな、と思いましたが、私のリスニング能力が向上したのですね、ありがたいことに。ありがたくないことにテキストは難しくなってきています。でも、垓下の戦いを白文で読んだり出来るのは
楽しみです。

「アメリカの美術史」
Mod’sヘアーの宣伝に出てきそうな、Artisticな髪型の先生が物凄い早口で、アメリカの歴史と絵画運動の関連性についてまくしたてます。現代美術についての授業は生まれてはじめてとるのですが、画面に棒が一本書いてある絵を見せられて、これは第二次大戦の戦禍への絶望を表している、とか説明されて少し絶句してしまいました。

「Individual Study」
先学期お世話になった、中国絵画の先生について、日本に戻ってからの卒論の準備がてら、明末清初の画家、石涛について勉強します。たくさん参考文献を読まなくてはいけない模様なので、今から慄いていますが、大変いい勉強になると思います。

今学期は授業はこれくらいにします。先学期の教訓を生かし、一番早い授業は11時からにしたので、毎日思い切り寝坊できます。12時間で12コマです。

もう既に恋しいのは日本食です。
でも、日本に帰って、調味料を一通りそろえて来たので、規則を破って寮内の部屋で毎日何か作っています。炊飯器を持ってきたのは大正解で、日本の炊飯器と言うのはとても優秀で、大抵のものは料理できることが分かりました。寮の食堂からしっけいしてきたセロリ・葱・人参・ピーマンを炊飯器で煮て、味噌・醤油・味醂・ごま油・ガラスープの素なんかを混ぜると、“紙の様な”野菜もかなり美味しくなるのです。和風ポトフです。お米の上にするめや裂きイカをのせ、醤油、酒をたしてたくとイカメシになるし、肉やお好み焼きも炊飯器で焼けるそうなので、今度試してみるつもりです。

必要な野菜は、ルームメートの彼氏が買ってきてくれる上に、お米の匂いについて、ルームメートが文句を言わないていてくれるのは大変ありがたいです。ルームメートは彼氏と大変仲がよく、彼は常に部屋に来ていますが、お兄さんと妹がいて同じ部屋に住んでいたら、このようなものなのだろうと思います。
日本に帰ると、“う~ん、オマが他人と共同生活しているとはね”と友人に言われましたが、それもどうにかなるものです。お互い家具のようになじんで生活しています。

ここの寒さは私としては、かなり寒い方ですが、今年は雪が全く積もっていないので、例年よりも寒さはひどいとは言えないようです。なぜなら、Tシャツやトレーナーいっちょうでランニングしているアメリカ人もたくさんいるのです。見ているだけで寒くなってしまうので、撫し付けな私は、早く視界から消えて欲しいと思ってしまうのですが、でも、多くの人は私の基準からすると“軽装”です。
そして、私は、こちらの人からすると“重装”です。日本ではティッシュを配っている人しか着ないような、踝くらいまでのダウンのロングコートに、フードまで被ってエスキモーのようにして現れると、“やぁやぁ、ヒトミがパックされて来たよ、”とからかわれますが、台湾出身のルームメートに言わせると、“耳と頭のツムジを隠す事は大変重要”で、私も事実そう思います。こちらの人は軽装でも、帽子をいつも被っています。これから、もっとどんどん寒くなるかもしれないですが、貼るホッカイロを日本から持ってきたのでそれで対処するつもりです。

以上学校がまだ始まったばかりなので、雑多な内容のレポートになってしまいました。
先学期は、初めてだらけだったので、何が起こっても必要の倍以上に驚いたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりしたものですが、今は初めて尽くしの感動も感受性も失せたので、落ち着けて勉強に集中できそうです。やはり、耳にするものの全てが英語、というのは恵まれた環境だと思うので、いられる間は出来る限りの事を学ぼうと思います。