平成16年度春の叙勲で、イリノイ大学名誉教授の室賀三郎先生(写真向かって右端)と佐藤昌三先生(左端)が、それぞれ瑞宝中緩章と瑞宝小緩章を受章され ました。先生方ご自身にとってはもとより、JICにとっても大きな栄誉であり、JIC会員の皆様と共に、心から先生方にお祝いを申し上げたいと存じます。
室賀三郎先生は、1964年からイリノイ大学コンピュータサイエンス学科の教授として情報理論、閾値理論のご研究を経て、論理回路の自動合成の研 究に従事されました。日本国内の情報産業界の基盤を築くのに貢献されただけでなく、各国の学生をご指導されて、教え子の方の中には世界のコンピュータ産業 を左右する大企業のトップとなられた方が多数いらっしゃいます。
佐藤昌三先生も同じく1964年からイリノイ大学芸術学部で歌舞伎、お 茶、お花、生け花、墨絵等の日本の伝統芸術を米国人に伝え、1970年代には初代日本館の設立に大きく貢献されました。近々先生は慶應義塾大学出版会から 「和のこころ」と題する日本伝統芸能入門テキストをご出版されます。英語と日本語の両方で解説されたバイリンガルの本との事です。発刊されたらまたご紹介 します。
室賀三郎先生と佐藤三郎先生におきましては、ご健康に留意され、今後益々のご活躍を期待すると同時に、JICの発展のためにご指導をお願い致したいと思います。おめでとうございました!