2006年度奨学生 河手賢太郎さんの自己紹介

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は じめまして。2006年度小山八郎記念奨学金留学生として留学させていただくことになりました、河手賢太郎と申します。現在は東京大学で法学を勉強してい ます。ところで“勉強”って何でしょう。覚えること?先生のいうことをノートに書き取ること?覚えたことを試験で完璧に吐き出すこと?そのようないままで 当然視してきたことがいかに特殊であり異質であるかということを、この留学を機にもう一度考え直してみたいと思います。大学で学ぶことの意義、つまり人が 生まれて成長して社会の一員として成長していく過程で大学はなんのためにあるのか。このような疑問についてイリノイ大学の学生とともに考えていきたいで す。

上記の総論部分がまずあり、そして具体的なテーマとしては、私が日々“勉強”している実定法というものの裏にある人の行動原理behaviorを、 political behavior であったりcriminologyであったりlaw and psychologyであったりlaw and public policy であったりするような一般的には法社会学や政治学と認知されている分野を通して、学ぶことです。

 私のもう一つの目標は、自分がこれから経験することを多くの人に伝えていくことです。8月から迎えることになるシャンペンでの生活は自分だけのものではあり ません。ファンドを提供してくださる方々、JICの先輩方、面接会場で出会ったアツイ仲間たち、そういった方々の様々な思いを受けとめて、経験しっぱなし 楽しみっぱなしではなく、より多くの人に自分の経験を伝えていくこと、これが自分の役割であり貢献の仕方であるのだろうと思います。
長々と大きなことを述べて参りましたが、Thank you とPleaseのこころで、目の前にある物事に全力で取り組み、一人一人との出会いを大切にして、充実した学生生活をすごしていきたいです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

2006年度奨学生 佐藤真莉子さんの自己紹介

2006-02-satomari.jpg慶應義塾大学法学部法律学科2年の佐藤真莉子です。

現在、大学では法律学を学んでいますが、私は将来報道記者になりたいという夢があり、 イリノイ大学ではジャーナリズムを中心に学びたいと思っています。私が一年間の留学を決めた理由は三つあり、それは今、必ず今回の留学で達成したい私の目 標となっています。一つはジャーナリズムについて本格的に学ぶこと、二つ目は英語を手段として使えるくらいに習得すること、三つ目は様々な経験を通して友 人を作り、人として成長することです。一年間は、長いようですがきっとあっという間に過ぎてしまうと思います。今は「留学をする」ということだけでは珍し くないことなので、いかに自分らしい、充実した留学生活をするかがポイントになってくると思います。一年後、一回りも二回りも成長した自分に出会えるよう 頑張りたいと思います。先輩方には様々な形で助けていただくと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。

2006年度奨学生 川島今日子さんの自己紹介

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JIC の皆様、はじめまして!2006年度の奨学生として学ばせていただけることになりました川島今日子です。このたび、アメリカ・イリノイ州に住み、イリノイ 大学で学ぶ機会を頂くことができ、大変嬉しく思います。私は現在、東京大学薬学部の4年生に在籍しています。薬学部といっても、実験科学系ではなく社会科 学系の研究室に所属しており、医薬品の適正使用やインターナショナルヘルスの問題について学んでいます。

 

私 は高校1年時に、ホームステイをしながらオハイオ州の公立高校に通った経験があります。アメリカの一般家庭生活での体験は、大変思い出深いものになりまし た。この経験以後、日本の外に飛び出して多くの人と意見を交わしてみたい、様々なバックグラウンドの人が集まる海外の大学で学んでみたいと考えるようにな りました。そんな折、この留学制度を知り、「チャレンジするしかない!」と応募いたしました。

日 本の大学では、自分の専攻について狭く深く追求するという毎日ですので、イリノイ大学では、現在の専攻にとらわれず、幅広い授業を履修したいと思います。 またそのようにできるのが、JICの制度の大変魅力的な点だと思います。具体的には、スピーチコミュニケーションや、ジャーナリズム、国際関係などに興味 をもっています。また、可能であれば、インターンシップにも挑戦したいと考えています。
以 前友人に”Everything is up to you. It’s you who can make the best of the experience.” と言われたことがあります。今回幸運にも得ることのできた1年間を充実した、忘れられない経験にするために、「自ら積極的に動き、何でも吸収し、思い切り 楽しむこと」を目標にしました。学業に限らず、アクティビティやパーティにも参加し、たくさん友達をつくり、充実したアメリカンライフを送りたい!と思い ます。

2006年度奨学生 西村崇さんの自己紹介

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JIC のみなさま、はじめまして。2006年度小山八郎記念奨学金留学生に採用していただきました、西村崇と申します。現在、東京大学文学部行動文化学科の3年 であり、社会学という、日本ではあまり実態が知られていない学問を専攻しています。簡単に定義をすれば、「人間の生のあらゆる領域を研究する学問」といっ たところでしょうか。実際には個々の研究者ごとに研究領域を絞っていて、今のところの私の関心は「産業・労働」「科学技術と社会」「集合行動」にありま す。

 

世 界で最も社会学が盛んなアメリカで、その中でも留学先のイリノイ大学やシカゴ大学をはじめ、数々の優秀な社会学者を輩出した大学を多数擁するイリノイの地 で学ぶ機会を得ることができて嬉しく思います。今から授業への期待と、内容についていけるかという不安で一杯です。もっとも、就職活動を中断してまで留学 に挑戦するほど好奇心が強いため(笑)、自分の専門の勉強だけでなく、元々興味のあった心理学や経済学、国際関係論など他分野の授業、可能であればイン ターンなどの大学外の活動にもチャレンジしていきたいと思っています。自分の体力と精神力が持ちこたえる限り、全力で疾走していきます。

社会学や英語の勉強、住居探しなど、日本出発までに取り組まなければならないことは山ほどありますが、イリノイ大学での生活を充実したものにするために今から頑張り、かの地で、友人にせよ学問的素養にせよ、かけがえのない財産を手に入れて帰国したいと思います。