日本館館長 郡司紀美子先生からの挨拶状

2008年11月10日

拝啓

紅葉も盛りを過ぎ、落ち葉掃きの頃となりました。

去る10月24日から25日日本館の10周年祭記念式典、及び晩餐会を行うことが出来ました。その折には元JIC 会長外山様を始め小峰様御夫妻、矢部様御夫妻、田島様。江野沢様、河東様御夫妻、丸山先生、小助川様,間鍋様に御出席頂き心からん感謝致しております。遠路はるばるおいでいただきまして、誠にありがとうございました。秋日和にも恵まれ、お蔭様で記念行事を無事終えることが出来ましたことを大変嬉しく思っております。

日本館10周年祝賀式典は、クラナートセンター大劇場にて1000人近くの観客が集まり、 裏千家大宗匠のご名代としておいでいただいた泉本宗悠先生のお茶のお点前が厳粛な雰囲気の中で行われ、その後の喜多流のお能の一行による「羽衣」「神舞」「石橋」の素晴らしい公演で盛大にお祝いすることが出来ました。

劇場での式典後、日本館で催しましたお茶会には、200名余りの方々にお越しいただき、一碗のお茶を楽しんでいただきました。そして、その夜の晩餐会には、総領事ご夫妻と共に、イリノイ大学総長ご夫妻のご臨席を頂き、日本からのお客様33名、日本館支援者の総勢170名の出席のもと、実に盛会な会になりました。このように多くの皆様にお祝いしていただいたことを心から喜んでおります。その折、JIC からの募金活動のご報告を頂きまして誠に有り難うございました。引き続きの御支援 心から感謝申し上げあます。

コーン畑と大豆畑の真ん中にあります日本館は、多くの日米の関係者のご協力、ご支援を頂き、10周年という大きな節目を迎えることができました。これまでに御協力いただきました皆様への感謝の気持ちで一杯でございます。

日本館10周年祭式典がこうして無事終了致しました今、これからの日本館発展のための新たな進路を検討し、今まで以上に日本館が日米友好、日米間の文化交流、そして相互理解の場所として、更に、世界平和のために貢献できる場所になるように努力していく所存でございます。どうぞ今後ともご指導、ご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

末筆でございますが、JIC 会員ご一同様の、益々のご活躍と更なるご発展をお祈り申し上げます。

敬具

日本館 館長
郡司 紀美子

Director of Japan House
Associate Professor of
Japanese Art and Culture
http://www.art.uiuc.edu/galleries/japanhouse

加茂純氏監修・訳「刺さる広告」新刊のご案内

古市(1992-1994 Computer Science)です.

Computer Scienceの後輩(1994-1995)である加茂純氏 (CMOワールドワイド株式会社代表取締役)が,全米で話題を呼んだベストセラー「What Sticks」(レックス・ブリッグス氏著)の邦訳,「刺さる広告」を出版されたのでご案内します.

米国では,総額の4割のあたる毎年1120億ドル(約12兆円)ものマーケティング費用がムダになっているそうです.消費者の心に「刺さる広告」を実現し、費用対効果を劇的に高めるにはどうすればよいのか?世界の一流企業が実際に使ったマーケティング費用を徹底検証し,そこから浮かび上がったマーケティング戦略を大公開し,全米で話題を読んだのが「What Sticks」です.

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