2006年度奨学生 河手賢太郎さんの自己紹介

2006-02-kawate.jpg

は じめまして。2006年度小山八郎記念奨学金留学生として留学させていただくことになりました、河手賢太郎と申します。現在は東京大学で法学を勉強してい ます。ところで“勉強”って何でしょう。覚えること?先生のいうことをノートに書き取ること?覚えたことを試験で完璧に吐き出すこと?そのようないままで 当然視してきたことがいかに特殊であり異質であるかということを、この留学を機にもう一度考え直してみたいと思います。大学で学ぶことの意義、つまり人が 生まれて成長して社会の一員として成長していく過程で大学はなんのためにあるのか。このような疑問についてイリノイ大学の学生とともに考えていきたいで す。

上記の総論部分がまずあり、そして具体的なテーマとしては、私が日々“勉強”している実定法というものの裏にある人の行動原理behaviorを、 political behavior であったりcriminologyであったりlaw and psychologyであったりlaw and public policy であったりするような一般的には法社会学や政治学と認知されている分野を通して、学ぶことです。

 私のもう一つの目標は、自分がこれから経験することを多くの人に伝えていくことです。8月から迎えることになるシャンペンでの生活は自分だけのものではあり ません。ファンドを提供してくださる方々、JICの先輩方、面接会場で出会ったアツイ仲間たち、そういった方々の様々な思いを受けとめて、経験しっぱなし 楽しみっぱなしではなく、より多くの人に自分の経験を伝えていくこと、これが自分の役割であり貢献の仕方であるのだろうと思います。
長々と大きなことを述べて参りましたが、Thank you とPleaseのこころで、目の前にある物事に全力で取り組み、一人一人との出会いを大切にして、充実した学生生活をすごしていきたいです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!