中沢亮太さんの2014年7月分奨学生レポート

最終レポート          小山八郎記念奨学生38期  中沢亮太

JICの皆様、お世話になっております。38期奨学生の中沢亮太です。8月3日現在、気がつくと帰国から2ヶ月が過ぎました。帰国直後から様々な活動に首を突っ込んでおり、なかなか留学生活を振り返ることができておりませんでした。(逆にホームシックになってしまうため、振り返るのを後回しにしていたという理由もあります(笑)) この最終レポートという機会を利用して、「僕にとって留学は何だったのか」を下記3つの観点から考えてみようと思います。来期以降の奨学生や、今後留学を考えている方の参考に少しでもなれば幸いです。

1.度胸・自信がつき、楽観的になった

2.日本人であることを意識するようになった

3.アメリカを中心に世界中に切磋琢磨できる友人ができた

 

1.度胸・自信がつき、楽観的になった

留学中は様々な困難が降りかかってきました。当初はSubwayのサンドイッチを注文するのもままならない程の英語力でしたので、授業はもちろんのこと日常生活を過ごすのにも支障があり、不安を感じていたのを覚えています。特に、初めてのグループワークで自分一人が議論の内容を理解できずに取り残されてしまった時は危機感を覚えました。また、英語以外の面でも、小野坂先生の家を訪問する道中のオフキャンパスでカツアゲに遭遇したり、夜中に馬鹿騒ぎをするアメリカ人に睡眠を妨害されたり、日本に対して偏った考えを持つ中国人・韓国人を目の当たりにしたり、アメリカの食事に飽きてきたり(実はこれが一番堪えました…)、と色々な場面で苦労をしました。日本語が通じれば、もしくは日本国内であれば簡単に解決できるようなことが、シャンペーンでは高いハードルとなることが毎日のようにありました。 しかし、そうした日本では体験することがないような課題を一つ一つ乗り越えていくうちに、いつの間にか何事が起きても冷静に対処できるようになっている自分に気づきました。尊敬する起業家の先輩がおっしゃっていた表現をお借りすると、「ドラゴンクエストなどのロールプレイングゲームで、一つ一つミッションをクリアしてゴールに向かっていく快感」を覚えながら、人生の困難に正面から取り組めるようになりました。留学以前の自分だったら思考や行動がフリーズしてしまっているだろう修羅場に出くわしても、良い意味で「何とかなるだろう」という楽観性を手に入れたので、乗り越えられる確率が高くなりました。乗り越えられなかった場合でも、それほど深く落ち込まないようになりました。 以上の通り、困難に満ちた留学生活は、僕に度胸と自信を与えてくれました。より人生に対しての向き合い方がポジティブになったような気がします。

2.日本人であることを意識するようになった

イリノイ大学は日本人学生数が少なく、シャンペーンで出会う友人の大半は僕が初めての日本人の友人だと言っていた程でした。そのため、日本人の代表として意見を求められる機会に恵まれました。特に留学中は、安倍政権の下、靖国参拝や日本国民の右傾化などセンシティブなニュースが話題になることが多かったため、いかにして日本の考えや姿勢を正しく伝えるべきか、悩みながらも勉強しつつ考えました。他には、震災や原発の対応、日本電機メーカーの失速、オタク・アニメ文化、日本食文化等について聞かれることが多かったです。日本人として意見を出さざるを得ない環境に居れたのは、非常にエキサイティングかつ楽しい経験でした。また同時に、英語力や政治・経済・歴史についての理解不足から、考えを上手くまとめて伝えられず悔しい思いをすることも多々ありました。 留学は終わりましたが、今後も海外の人々と仕事・プライベートで繋がっていくことは必至なので、引き続き日本についての理解を深めていき、堂々と自国について語れるようになりたいです。

3.世界中に切磋琢磨できる友人ができた

留学を通しての一番の収穫は、世界中にいる優秀な友人たちとの繋がりです。現在はFacebookなどインターネットサービス発達のお陰で、距離的には離れている相手とも簡単に日常的な交流をすることが可能になりました。この時代に留学することができ、本当に良かったなと思います(笑) つい先日、香西選手の世界選手権応援ツアーで韓国を訪ねた時も、韓国人の友人にFacebook経由で連絡をとって再会してきました。

友人たちと。中沢は後段の左端。
友人たちと。中沢は後段の左端。

彼ら彼女らと切磋琢磨しつつ、人生のどこかのタイミングで再会をしたり、一緒に仕事をしたりすることが僕の夢の一つです。2020年、多くの友人を東京オリンピックに招待することが、まずは最初の目標です。今からとても楽しみです。

以上3点でした。紙面の都合上書き切ることができませんが他にも色々と得たものはあり(日本人や日本社会の強みや弱みを知ることができた等々)、総じて今回の留学は僕の人生を豊かにしてくれたと実感しています。 第1回レポートで書いた通り、私の夢は「世界に影響を与えるような事業を興す」ことです。今回の留学により将来の大まかな方向性も見えてきたので、その夢の実現に向けての最初の1歩を踏み出すことはできたと自負しています。上記3点の学びを活かして日々精進していきたいと思います。 このような貴重な機会をくださるとともに支援・応援してくださったJICの皆様、本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

中沢亮太さんの2014年4月分の奨学生レポート

こんにちは、中沢亮太です。例年以上に厳しい冬も4月上旬頃に終わりを告げ、シャンペーンにもようやく暖かい春が訪れました。日本のように花粉も飛んでおらず、最近は気持ちの良い天候に喜びを噛みしめる毎日です(笑) さて、今回のレポートでは、1月後半~4月前半を振り返り、下記3点について書いていきたいと思います。

1.Spring Semester 授業

2.Spring Break

3.イベント・課外活動

 

1.Spring Semester 授業 今学期は下記4授業14単位を履修することにしました。少し背伸びをして、単位数や難易度を先学期より高めに設定しました。

(1) Statistical Analysis (Statistics 200, 3 credits)

(2) Creativity, Innovation, Vision (Engineering 333/598, 4 credits)

(3) Organizational Psychology (Psychology 455,  3 credits)

(4) Sustainable Technology: Environmental and Social Impacts of Innovations (Engineering / Technology Entrepreneurship 498, 4 credits)

 

(1) Statistical Analysis (Statistics 200, 3 credits)

統計ソフトRを用いて多くの問題にふれながら、統計学の基本的な考え方の理解を目指す授業です。履修理由としては、①帰国後の卒業論文に備え統計の基礎を改めて身につけておきたいと思ったこと ②最近、ビッグデータやグロースハッキングなどの手法が注目されているので、これらを正しく活用するために統計リテラシーを身につけたいと思ったこと ③以前、IT企業で働いていた際、ビジネスにおける統計分析の強力さを痛感したこと、の3点です。 余談ですが(そして乱暴な括り方であることは承知していますが)、アメリカ人の大学生は比較的数学が苦手な人が多いな、ということを本授業で実感しています。数学に関してトップレベルの学生は、中国人、インド人などのアジアからの学生が大半です。以前から耳にしていたことではありますが、こうした違いを目の当たりにすると面白いなと思います。

(2) Creativity, Innovation, Vision (Engineering 333/598, 4 credits)

Creativityを向上させるために様々なワークショップやチームプロジェクトに取り組んでいく、学部生・院生混合の授業です。同期奨学生の織田君に勧められたのが履修のきっかけです。これまでに色々と面白い取り組みをやってきたので、いくつか紹介させて頂きます。

・PCA (Personal Creativity Archive)

ダヴィンチをはじめ偉業を成し遂げた人物の多くは、日々のあらゆる気づきをメモに残していたそうです。そのメモ書きの威力を体感しよう、という目的で、授業内外での気づき・観察・実験・体験等を日々記録し続ける、という宿題が課されています。私は、日々の気付きをメモする他に、夢日記をつけて夢の中の行動をコントロールする実験を実行中です。

・Biomimicry

Biomimicryとは、生物・植物の形や機能を真似して製品をデザインする手法を指します。例としては、蚊の口をモデルにした「痛くない注射針」、くっつきむし(オナモミの実)から着想を得た「マジックテープ」などが挙げられます。 このBiomimicryを用いて、自然を観察 → ブレインストーミング → Juxtaposition(アイデアを組み合わせる手法) → 候補を決定 → プロトタイプ作成 という手順を踏み、何か新しい物を作成するというプロジェクトに取り組みました。私たちのチームでは、ハリネズミの針の構造をモデルにしてiPhoneケースを作成しました。ハリネズミの針には、敵から身を守るだけでなく、高い場所から落ちたところときに衝撃を吸収するという役割もあるそうです。以前、スマートフォンを落として壊れてしまったというメンバーがこのアイデアを提案し、3Dプリンターを利用してプロトタイプを作成しました。

・Diversityプロジェクト

イリノイ大学ではキャンパスのDiversity(多様性)が最も重要の価値観の一つとして掲げられています。このDiversityは、授業内の活動では機能しており様々な観点から学生が意見を出し合い議論が白熱するのですが、一方で授業外ではあまり機能しておらず自分と似たバックグランドの学生同士でかたまりがちであるのが実情です。 この問題の原因は、言語・コミュニティー・コンフォートゾーン等、色々挙げることができるのですが、私のチームは「異文化の友達をつくる機会」に注目し、異文化交流イベントを開催することにしました。理由は、イベント開催は、本授業が終わるまでに実現可能、かつ比較的インパクトが大きい施策だからです。 私のチームは幸いなことに既に多様なメンバーなので(アメリカ人、インド人、ブラジル人、中国人、私)、まずは各々が友人を誘って小規模なものをテスト的に開催します。イベント開催後、そのインパクトやコスト、改善点等を明らかにした上でマニュアルを作成し、異文化交流の団体を発足、もしくはマニュアルを他団体に渡す予定です。

本授業では、他にも、キャンパス内にあるKrannert Art Museumで絵や美術品を鑑賞して気づいたこと・感じたことをクラスメートと議論し合ったり、即席でチームを作ってMarshmallow Challenge(http://marshmallowchallenge.com/Welcome.html)というワークショップを行ったりしました。チームメイトとの議論では、優秀な学生を前にして自信が砕かれたり、言語や文化の壁で正確に思いが伝えられず、歯痒い思いをしたりすることが多いですが、留学当初よりもそうした困難を楽しめるようになってきました。それに伴い、クラスやチームへの貢献度も徐々に上がってきていると思うので、この調子で打たれ強さを鍛えていきたいと思います。

(3) Organizational Psychology (Psychology 455,  3 credits)

先学期に受講していたIndustrial Organizational Psychology (PSYC 245)の発展編授業です。もともとこの分野の心理学に関心があり、先学期の授業も面白かったことから、発展編の履修を決めました。 これまでに、Job Performance、Organizational Citizenship Behavior、Job Satisfaction、Leadershipなど職場における心理学の活用について学びました。授業内容はPSYC245と重なる部分も多くあまり難しくないのですが、学部生・院生混合の授業なので比較的重い課題に苦しんでいます。

(4) Sustainable Technology: Environmental and Social Impacts of Innovations (Engineering / Technology Entrepreneurship 498, 4 credits)

E-wasteを中心に現在の環境問題を整理・把握し、解決策を一緒に議論していこう、という内容の授業です。15名ほどの少数クラスなのですが、Sustainable Technology, Business界隈で著名な方が外部から招かれて講師をしてくださることが多く、とても贅沢な授業です。以前から、ビジネスの切り口で環境問題を解決することに興味をもっていたので履修を決めました。こちらも学部生・院生混合の授業なので、毎週の課題の読書量・レポート量が多いです。これらルーティーン課題に加えて、環境問題を解決するようなビジネスプランの発表が最終課題として設定されています。 この最終課題に関しては、アイデアを提案してプロジェクトのリーダーになりました。現在、アメリカ人院生2人・学部生2人とチームを組んでいます。内容は、環境に良い電化製品に特化したECサイト立ち上げです。近年、電化製品(特に、パソコンやスマートフォン)の消費が急増するとともに、E-wasteやConflict Mineral(アフリカなどで紛争の資金源となる鉱物)が大きな問題になっています。これを解決するために、環境に負荷が掛かりにくいようデザインされている電化製品の情報をまとめて紹介・代理販売するウェブサイトを作ることにしました。

ECサイトのプロトタイプ
ECサイトのプロトタイプ

私は、プロジェクトマネジメントとウェブサイト制作を主に担当し、他のメンバーにはコンテンツ制作や商品選定、法律・環境についてのリサーチを任せています。Socialfuseというビジネスアイデアをシェアするイベントで2分間のエレベーターピッチを行い、授業外からも環境問題に関心のある学生が参加してくれることになりました。もう留学生活も残りわずかですが、それまでにメンバーの誰かに引き継げる状態にできれば、と考えています。

2.Spring Break

3月22~30日の春休みは、シカゴ郊外に住むベトナム系アメリカ人の家族のところに、中国人・韓国人の友達とともに宿泊させて頂きました。

友人宅にて。一番右が私です。
友人宅にて。一番右が私です。

アメリカのネイルサロン・美容系の店はベトナム系移民の影響力が大きい、という話を知人から聞いたことがあったのですが、その友人の家族もネイルサロンを経営していました。アメリカにおける、こうした人種・国籍・文化等からくる職業・ビジネスの違いは興味深いです。友人宅では、本場ベトナムに勝るとも劣らないフォーを頂いたり(実際、ベトナムを旅行した時に食べたものより美味しかったです)、アメリカ式のBBQをご馳走になったりしました。 アメリカでは、友人や先輩、知人からご紹介頂いた方等、本当に色々な方にお世話になりました。彼らが東京オリンピック等で日本を訪れる際は、最大限のおもてなしをしたいと考えています。この夏休みにも10人ほどの友人が日本旅行をするそうなので、彼らを案内するのが今からとても楽しみです。

3.イベント・課外活動

・TEDxUIUC

“Ideas worth spreading”をテーマにしたTEDというプレゼンテーションのイベントが開催されました。下記URLは、当日行われたプレゼンテーションの動画リストです。 https://www.youtube.com/playlist?list=PLsRNoUx8w3rPFxTYTNfuLbVoZzQI2Xt3a

TEDは留学前に毎日と言って良いほどオンラインで頻繁に見ていたのですが、観客として参加する機会を得たのは初めてでした。英語リスニング強化の一環としてTEDを見ていた頃と比べ、はるかにスムーズに言葉を理解してプレゼンを楽しんでいる自分に気づき、少し感激しました(笑) 先日車椅子バスケットボールの創始者であるDr. Nugentにインタビューをさせて頂いたということもあり、私は車椅子レーサーのJean Driscollさんの話が一番印象に残りました。是非、下記URLより聞いてみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=OPXymHaN67A&index=12&list=PLsRNoUx8w3rPFxTYTNfuLbVoZzQI2Xt3a

・Unofficial St. Patrick’s Day

多くの学生が緑の衣装を身にまとい、朝から翌朝までお酒を飲みまくるUIUC独自のイベントです。学外からの参加者も多く、キャンパスの治安が1年で最も悪くなる日とも言われています。シャンペーンは田舎ですがバーやクラブは充実しており、アメリカにある大学のナイトライフランキングでは常に上位である程らしいです。 当日はバーが立ち並ぶGreen Streetが緑一色、夜遅くまで多くの人が通りを歩き、異様な雰囲気でした。私は、羽目を外しすぎず、友人宅のパーティー等で適度にお酒を飲みました(笑)

Canopyというクラブにて。大勢の若者で賑わっています。
Canopyというクラブにて。大勢の若者で賑わっています。

・Cooking Party

大規模パーティーは準備が大変な割に、①知り合い同士でかたまってしまう ②知り合いでかたまらなかったとしても時間的に一人一人とゆっくり話すことができない という問題があり、結果としてパーティーの後も長く続く新しい関係を築くのは難しいと気づきました。(少なくとも、僕の性格には合わないと気づきました) そのため最近では、友達同士の紹介ベースで参加者を募り、小規模の料理パーティーを定期的に開催しています。友達の輪が広がるのはもちろんのこと、お互いの国の料理を通じて文化を理解したり、腹を割って際どい問題を議論したりする良い機会となっています。

 

第3回レポートは以上です。こちらでの生活も残すところ約1ヶ月となりました。毎日の生活が充実しており、日本を恋しく思う気持ちより、もっとアメリカに滞在したいという気持ちの方が強いですが、くよくよせずに残された僅かな時間を有効活用したいと思います。皆様、引き続きご指導ご支援の程よろしくお願い致します。

2014年4月19日(土)@ Sherman Hall 第38期小山八郎記念奨学生 中沢亮太

中沢亮太さんの2014年2月分奨学生レポート

こんにちは、中沢亮太です。現在、冬休みを利用してニューヨークに滞在しています。今冬は殺人的な大寒波がアメリカ東部を襲い、シカゴなど一部の都市では瞬間的に南極よりも気温が低くなったとのことです。ニューヨークも例外ではなく、1月に入ってからはこれまでの私の人生史上最低の気温を毎日体験しているような気がします(笑) さて、今回のレポートでは、昨年11月~今年1月前半を振り返り、下記4点について書いていきたいと思います。

1.Thanksgiving Break

2.Fall Semester授業の総括

3.Winter Break

4.Spring Semester授業

 

1.Thanksgiving Break

11月23~28日にドバイ・中国の友人とシアトルへ旅行をしました。6日間をフルに活用して観光したため、シアトルの主要スポットや有名レストランは、ほとんど周ることができたと思います。

Seattleの港で撮影した集合写真です。一番右が私です。
Seattleの港で撮影した集合写真です。一番右が私です。

沢山の観光スポットや新鮮なシーフードを楽しむことができたのもそうですが、友人との絆を深めることができたのがこの旅の一番の収穫でした。また、おまけですが、中国人の友人から食べ物に関する単語を中心に中国語を学ぶこともできました(笑) シアトルの旅から帰った後は、29日(金)にBlack Fridayという全米規模の小売店セールイベントに参加しました。50%以上の割引品が数多くあり、商品を見て回るだけでも楽しかったです。私は、シャンペーンの厳しい冬に備えてセーター等を購入しました。単なるセールを全米規模で多くの人が熱狂するイベントに変えてしまうという点に、アメリカの大量消費文化の一面を改めて見たような気がします。

2.Fall Semester授業の総括

・Entrepreneurship and Enterprise Development (Business Administration 199 / 395, 3 credits)

・Lecture in Engineering Entrepreneurship (Engineering 360, 1 credit)

上記2つの授業は、どちらもDr. Magelliによるもので、内容に共通する部分も多いので、併せて総括したいと思います。 一番の学びは、ビジネスを立ち上げることに対してのハードルを下げることができたことです。起業の方法やビジネスの基礎知識について最低限のものを学ぶことができた、という点もありますが、教授・起業家の講師の方々・同年代のクラスメートの起業家精神に触れた点が大きかったです。特に、①失敗をポジティブに捉えて賞賛する姿勢 ②出る杭を打つのではなく引っ張り上げる文化 ③自分たち一人一人が世界にインパクトを与えるのだという気概と広い視野、の3点が印象的でした。もし日本にとどまっていたら、こうしたことを頭で理解することはできても、腹落ちして自分の価値観として取り入れることはなかっただろうと思います。その意味で、留学をして本当に良かった、と思った授業でした。

・Introduction to Programming (Computer Science 103, 3 credits)

あまりプログラミング経験のない私にとって、毎回の授業で出題される宿題やプロジェクトをこなしていくのは非常に大変で、時には徹夜での作業を要することもありました。しかし、そうした訓練のお陰もあってか、今では簡単なプログラムなら自分の力で組むことができるようになりました。 プログラミングは、誤作動が発生した際に、その原因となるバグをなかなか発見できないことも多いです。そのため、提出締め切りが迫る中でバグを発見できないと大きなプレッシャーがかかります。Computer Science専攻の友達の中には、ストレスのせいか頭が禿げあがってしまっている人もいました。。。(半分、冗談ですが(笑)) 本授業をとったことにより、プログラマーの苦労も含めて、技術サイドで働く方の事情を少しは理解できるようになったかなと思います。正直なところプログラミングはあまり好きではありませんが、今後、技術サイドの方々と一緒に仕事をしたりする際にこうしたスキルは役立つと思うので、地道にこれらの勉強を続けていきたいと考えています。

・Industrial Organizational Psychology (Psychology 245, 3 credits)

本授業の最終レポートは、ある企業の危機的状況について説明文を読んだ上で、「Industrial Organizational Psychologyの観点から、その企業の経営者に、あなたがコンサルタントだったら、どのようなアドバイスを提供するか」というものでした。他のレポートやテストと時期が重なり満足いくものを仕上げることができませんでしたが、とても楽しく取り組むことができました。こうした実践的な課題を与えるくれる点が、私がこの授業を気に行っている理由の一つです。 本授業全体を通して、あまりに多くの個人や企業が「心理学的に間違っている」行動をとっていることが分かり、目から鱗が落ちることの連続でした。フィードバックの仕方、リーダーとして求められる行動、他の人や自分自身のモチベーションの上げ方など、この授業で学んだ「心理学的に正しい」ことを今後どんどん実践・応用していきたいと思います。これらを忠実にやり通すことができたら、人生がかなり良い方向に変わる気もします。(もちろん、理解することは簡単でも、実践して継続することは非常に難しいのですが。。。)

・Public Speaking (Communication 101, 3 credits)

準備に最も多くの時間がかかった授業でしたが、その苦労をともにして沢山のクラスメートと友達になることができた授業でもありました。具体的な成果としては、定期的にスピーチをこなし場数を踏む中で、緊張しいの私でも少しは自信を持って演説ができるようになりました。 スピーチをする際、これまではただ闇雲に思いつくまま原稿を書き始め、それを何度も音読して暗記をし、極度の緊張をした状態で本番に臨む、という方法をとっていました。しかし今では、演説の目的・観客・場所等を勘案した上で、どのように構成を立てるか、どのように練習を積むか、どのようにリラックスして話をするか、という具体的な方法を理解しています。(これも先の心理学と同様、実践するのは時間や手間がかかり大変なのですが。。。) 授業で得た小さな成功体験や実践的知識を自分の血肉にできるよう、今後もこの授業の内容を定期的に振り返りつつ、スピーチの場数を踏み続けたいと思います。

3.Winter Break

アメリカ人の友人はシカゴをはじめとする地元に帰り、留学生の友人は一時帰国をしたりアメリカ国内の暖かい地域を旅行したりする中、私は極寒のニューヨークで冬休み丸々1ヶ月間を過ごすことに決めました。

Times Squareでの年明けの瞬間。TOSHIBA, SONYなど日本企業の広告が目立ち誇らしく思いました。
Times Squareでの年明けの瞬間。TOSHIBA, SONYなど日本企業の広告が目立ち誇らしく思いました。

ニューヨーク滞在を決めた理由は幾つかあるのですが、主なものとしては、

①1ヶ月間の宿を格安で確保できたこと

②ニューヨークにある面白そうな企業でのインターンを獲得できたこと

③友達の多くから、ニューヨークがアメリカで一番魅力的な街だと聞いていたこと の3点です。

①については、私の冬休み期間と同じタイミングで日本に帰国するニューヨーク在住日本人の方をネットで見つけ、サブレット(又貸し)という形でアパートメントをお借りしました。ホステル等で借りるより数倍お得で快適だったのではないでしょうか。JICの後輩の方で安くニューヨークに滞在したいという方がいれば、是非お勧めしたい方法です。

②については、日本文化を軸にアートビジネスを営むベンチャー企業、RESOBOX(http://resobox.com/)でインターンをしました。昨年11月下旬に日本でクールジャパン機構が設立されたので、その流れに乗っかって何かできるのではないかと思い、その企業に応募して働くことにしました。業務内容としては、クールジャパンについての調査や関係各所とのやり取り、オンラインでのマーケティング、などを担当しました。1ヶ月間という短い期間だったので、私の興味のあることを中心に自由に楽しく仕事をやらせて頂きました。あまり大きな成果は出せませんでしたが、担当プロジェクトについて次のステップへの足掛かりを築くことはできたと思います。少しだけ日本文化に詳しくなりました(笑)

③について、ニューヨークは友人たちの言う通り、本当に面白い街でした。大富豪とホームレスが共存し、170以上の言語が飛び交う、24時間眠らない街。世界的に有名な観光名所や美味しいレストランが多いことも魅力的ですが、それ以上にこの地に集まる人々との出会いが刺激的で貴重な体験でした。様々なイベントが各地で毎日のように開催されているので、インターンや観光をしていない時は、ビジネス系やテクノロジー系のイベントを中心に参加しました。こうした機会を普段から活用できるニューヨークの学生がうらやましいです(笑) また、母校の開成高校、一橋大学、UIUCのOBの方々にもお会いしに行きました。世界のビジネスの中心地ニューヨークで活躍されているだけあって、どの方からも非常に濃いお話を伺うことができ勉強になりました。将来のキャリアについても色々と相談に乗って頂き、留学途中の良いタイミングで将来の指針を調整することができました。お会いしてくださった先輩方には大変感謝しています。

手作りの3D Printer. Hack ManhattanというNPOのイベントにて。
手作りの3D Printer. Hack ManhattanというNPOのイベントにて。

総じて、ニューヨークでの滞在は最高に楽しく充実したひと時でした。この冬休みの過ごし方は大正解だった、と断言できます。唯一の後悔として、物価の高いマンハッタンでは現在の私には出来ないことや手を出せないものが多かったので、次回来る時までにはお金持ちになっておきたいです(笑)

4.Spring Semester授業

現在、下記6授業の中から合計12~14credits程度の受講を検討しています。グループワークやディスカッションが多い授業を意識して選びました。留学前半で培った英語力や知識を、授業の場で実践して試してみたいと考えたからです。これから始まるオリエンテーションに出てから、どれを受講するか最終的な判断をしたいと思います。 ・Introduction to Film (English 104, 3 credits)

・Statistical Analysis (Statistics 200, 3 credits)

・Learning in Community (Engineering 315, 3 credits)

・Creativity, Innovation, Vision (Engineering 333, 4 credits)

・Organizational Psychology (Psychology 455, 2 to 4 credits)

・Special Topics III (Technology Entrepreneurship 498, 1 to 4 credits)

前期では、他の学生についていくだけで精一杯なことが多かったですが、今期は授業に貢献し存在感を示すことを目標にしたいと思います。授業が始まるのが、今からとても楽しみです。

第2回レポートは以上です。留学開始から、いつの間にか折り返し地点を迎えてしまいました。残り約4カ月の留学生活を、前半以上に実のあるものにしていきたいと思います。皆様、引き続きご支援ご指導の程よろしくお願い致します。

2014年1月17日(金)@ New York Queensの滞在先 第38期小山八郎記念奨学生 中沢亮太

 

中沢亮太さんの2013年11月分奨学生レポート

こんにちは、中沢亮太です。現在、第38期小山八郎記念奨学生として、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に留学中です。日本では、一橋大学経済学部でマクロ経済学を専攻しています。
こちらに到着して既に1ヵ月半が過ぎました。今回の第1回レポートでは下記4つの内容を書いていきたいと思います。

1.UIUC留学の目的
2.Champaignでの生活
3.Fall Semester授業
4.課外活動

これまでの1ヵ月半を振り返って皆様にご報告するとともに、今後の留学生活に活かすための機会としたいと思います。また、来年以降の奨学生・奨学生志望の方々に少しでも参考にもなれば幸いです。

1.UIUC留学の目的
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(以下、UIUC)留学の目的は、次の2点です。

(1)異文化の環境に身を置く
(2)様々な分野の先端的な学問やビジネスに触れる

私の夢は、世界に影響を与えられるような事業を興すことです。この夢の達成に近づくため、2011年度に大学を1年間休学して、レアジョブ(http://www.rarejob.com/)というグローバルなベンチャー企業で社員として働き、色々なことを学ばせて頂きました。1年間の修行の結果、今の自分に特に足りていないものは、①異文化の環境でコミュニケーションをとる能力、②テクノロジー・ビジネス等をはじめとした幅広い実用的な知見、の2点であると気づき、留学を決意するに至りました。
UIUCは、Diversityを重要な価値観として掲げている(全米の大学で2番目に留学生の数が多い)ことに加え、数多くの世界的事業(Netscape, YouTube, PayPal等々)が生まれた地でもあります。この恵まれた環境の中で、本奨学制度では専攻に縛られることなく自由に履修科目を選択できるので、私にとって理想的な留学先であると考えました。

2.Champaignでの生活
Midterm Examの時期が始まり、図書館やカフェで夜遅くまで勉強をする学生の数も増えてきました。また、今年は例年に比べて夏が長かったようですが、ようやく気候が寒くなり始め秋の訪れを感じています。さて、ここではChampaignでの生活について簡単にご紹介したいと思います。

・寮生活
Sherman Hallという寮のSingle Roomに配属されました。「古くて部屋が狭い」と聞いていたのですが、日本の実家にある私の部屋よりも広かったので全く問題ありませんでした(笑) 授業のほとんどは徒歩10分圏内、レストランやバーが数多く並んでいるGreen Streetという通りも徒歩3分程度、寮内の友達も数多くできたので、快適で楽しい寮生活を送ることができています。

<狭いと噂の部屋の様子>

・食事
アメリカの食事は、とにかく量が多いです。こちらに来てから心なしか徐々に太ってきている気がします(汗) 私は立地や価格の理由から大学ダイニングホールのミールプランを申し込んでいないので、食事のほとんどはレストランでの外食です。最近はアメリカ流のピザやサンドイッチに飽き飽きしてきたので(UIUCのオリエンテーションやパーティーでは、なぜか毎回ピザが出てきます)、キャンパスに数多くある中国・韓国・インド・タイ等のアジア料理店で食事を楽しんでいます。

<FAT SANDWITCHと1ドル札。チキンと山盛りのフライドポテトが挟んであります。もう食べることはないでしょう(笑)>
<FAT SANDWITCHと1ドル札。チキンと山盛りのフライドポテトが挟んであります。もう食べることはないでしょう(笑)>

3.Fall Semester 授業
今学期は5クラス13単位の授業をとっています。下記カッコ内は、(授業番号, 単位数)を表しています。
・Entrepreneurship and Enterprise Development (Business Administration 199 / 395, 3 credits)
EntrepreneurshipとLeadershipを専門とする Dr. Paul Magelliの下で、起業の手法について学ぶ授業です。授業内では起業のフレームワーク等について議論をし、授業外では生徒同士でチームを組んでビジネスプロジェクトを進めています。
授業内でも授業外プロジェクトでも議論のスピードが速く、英語の壁を一番高く感じている授業です。しかし同時に、内容が実践的なので一番わくわくしながら取り組めている授業でもあります。
現在、私の所属するチームでは、靴に関する新しいビジネスを立ち上げようとしています。アメリカ、ベネズエラ、中国、韓国、日本の多種多様なメンバーで構成されているチームなので、様々な角度からのアイデアが出てきてとても刺激的です。アメリカのDiversityの強さを体感しています。

・Lecture in Engineering Entrepreneurship (Engineering 360, 1 credit)
主にITに関連する分野で活躍中の起業家たちが毎回交替で講師を務め、自身の立ち上げたビジネスやEntrepreneurship、起業・経営の手法について語る講演会のような授業です。どの方のお話も自身の体験談に基づいているので、とてもリアルで生々しく面白いです。

・Introduction to Programming (Computer Science 103, 3 credits)
Pythonという言語を用いて、プログラミングの手法や考え方を学ぶ授業です。レアジョブに勤めていた経験等からプログラミングを学ぶ必要性を感じていたので、本授業を履修しました。
やはりUIUCは、特にComputer Scienceに関する施設や授業体制がとても手厚いです。Laboratoryで実際にプログラムを動かしたりクイズを解いたりしながら授業が進行していく形式なのですが、20名ほどの生徒に対して教授が1名とTeaching Assistantが約3名もついているので、その場で疑問点を解消することができます。

・Industrial Organizational Psychology (Psychology 245, 3 credits)
いかにして職場環境を向上させることができるか、を心理学のフレームワークを用いて理解する授業です。教授が一通り講義をした後に、他の学生との議論やグループワークをするという形式です。もともと心理学に関心を持っていたこと、UIUC心理学部は全米でも評価が高いこと(ちなみに、Playboy創業者Hugh HefnerはUIUC心理学部出身らしいです)から履修を決めました。
これまでに、心理学の実験方法、Interviewの効果的な方法、Job Performanceの測定方法等について学びました。ビジネスのみならず日常生活においても応用できるような実用的な示唆が多いので、毎回興味深く授業を受けています。

・Public Speaking (Communication 101, 3 credits)
プレゼンテーションについて理論と実践の両面から学ぶ授業です。2週間に1回程度のペースでテーマが与えられ、各自練習を重ねた上でプレゼンテーションを行います。それに加えて、ほぼ毎回の授業で即興プレゼンテーションを行います。
この授業はクラスメートの大半が中国・韓国からの留学生なのですが、彼らの多くは英語を本当に流暢に話します。英語力だけで勝負をしても敵わないので、プレゼンテーションの構成や、話す内容のユニークさ、事前の練習に力を入れて対抗しています。例えば、前回は「坐禅の方法」についてスピーチを行ったのですが、自分の失恋経験を織り交ぜて笑いをとったり、日本から持参した甚平を着たりして坐禅のデモンストレーションを行ったところ、英語は拙いながらも高評価を得ることができました。

4.課外活動

・I-programs
Illinois Leadership Center 主催のLeadership養成プログラムに参加しました。月1回ほどの頻度で土曜日朝10時から夕方6 時までの半日をかけ、色々なミッションやディスカッションをするワークショップです。友達から誘いを受け、面白そうだったので即快諾をして参加しました。
私たちは、”IGNITE”というテーマの回に参加しました。世界をより良くする変化を起こすために、いかに周りの人の心に火をつけて巻き込んでいくか、を学ぶのが目的の回です。朝はUIUC卒業生や米国グローバル企業の事例からLeadershipの何たるかを学び、昼は議論やワークを通して自分のアイデアを磨き、夕方には成果物として90秒間のエレベーターピッチをする、という流れでした。
最後のエレベーターピッチでは、“Most Polished Pitch”, “Most Innovative Pitch”, “Idea You Most Want To See Happen”, “Idea You Most Want To Help Accomplish”の4部門で優秀ピッチの投票が行われ参加者100名ほどの中から1名ずつが選出されたのですが、幸運にも私は”Idea You Most Want To Help Accomplish”部門を受賞することができました。たとえ英語が流暢でなくても、ロジックとハートと多少のユーモアがあればネイティブスピーカーとも渡り合えるのだと体験・実感でき、とても嬉しかったです。

賞品の”IGNITE”懐中電灯 とLeadership Program修了証
<賞品の”IGNITE”懐中電灯 とLeadership Program修了証>

・Japanese Food Party
9月27日(金)夕方にJapanese Food Partyを主催しました。UIUCで日本語を教えていらっしゃる小野坂先生主催の交流会で、日本のことが大好きな学生たちに出会ったことがきっかけとなりました。開催の目的は、次の2点です。
(1)友達の輪を広げる。
(2)異国の地で日本文化を伝える。
特に2点目については、小峰会長をはじめJapan Illini Clubの先輩方から「草の根の日本大使になってください」との命を受けていたので、Japanese Food Party開催という形で、その約束を果たそうと考えました。
当初は、私と、同期奨学生の織田君の2人が中心となって準備を進めていたのですが、途中からUIUC正規学生の谷口君(高校からアメリカに滞在)が幹事に加わってくれました。日本に興味を持っている学生30名程度に加え日本人数名で開催するはずだったのが、友達が友達を呼んで雪だるま式に数が膨らんでいき、最終的には140名以上申込・100名以上参加(うち日本人は29名)という規模になりました。
予想を遙かに超える規模に拡大したこと、アメリカ滞在約1ヵ月という低い経験値、10月前後に控えるMidterm Exam 、関係各所との調整の難航等々の条件が重なって、準備は思いのほか大変でした。しかし、同期奨学生の榊原君・常盤君、ボランティアに来て下さった日本人学生の方々、UIUC職員の方々のご協力もあって、無事開催に至ることができました。
当日は、「海鮮丼」「牛丼」「お好み焼き」「焼き餃子」の4品を提供しました。また、空手部にお願いをして空手演武のパフォーマンスや、日本人学生に協力を仰いで日本文化に関するプレゼンテーションも行いました。

<日本の祭りに関するプレゼンテーションの様子(篠原君) >

翌日以降とったウェブアンケートによると、89%以上の方がパーティーに満足してくださり、84%以上の方がまた参加したいと回答してくださりました。友達から「楽しかったよ」「美味しかった」「また絶対開催して」との声を貰えた時は、本当に嬉しかったです。また、小野坂先生から「日本人学生の方々がこのように一致団結して日本人の為だけでなく広く一般の学生に向けてイベントを企画・遂行するのは久しぶりだと思います。皆さんのご活躍とても頼もしく、嬉しく思いました。」とのコメントを頂けた時は、この会を開催して良かったなと改めて実感しました。今回の経験で得たノウハウを活かして、次回はより良い会を企画できればと思います。

第1回レポートは以上です。最初の1ヵ月半はあっという間に過ぎてしまいました。きっと残りの留学生活も、すぐに過ぎていくのだと思います。一日も無駄な日を過ごさないよう、勉強に遊びに全力を尽くしていきたいと思います。引き続きご支援ご指導の程よろしくお願い致します。

2013年10月6日 (日) @ Sherman Hall
第38期小山八郎記念奨学生 中沢 亮太