2008年度奨学生レポート(森本 なずな)

JICの皆様、お元気でしょうか?日本はもう桜が咲き終わってしまうころでしょう。こちらはだいぶ暖かくなり10度を下まわるような日も少なくなってきました。外に出て空気を吸うたびに春が来ているなと感じます。それと同時に日本に帰る日がどんどん近づいてくるのだと思うととても切なくなります。残りの日々を大切に、悔いが残らないように過ごしたいと思います。さて、今回のレポートでは授業、日々の生活での出来事、春休みについてご報告させていただこうと思います。
①授業について
今学期はESL115(writing)、Child Psychology、Gender and Women’s Studies in The Social Sciences(GWS260)、Sex and Gender in Popular Media(MS356)の4コースを履修しています。中でもメディアのコースは今まで取ったことなかったのでとても興味深い授業となっています。授業では毎週のテーマに沿って、週の初めの授業でフィルムを見て、ジェンダーを中心にクラスや、文化、人種についての描写を議論します。毎週使うフィルムは映画やドキュメンタリー、またYoutubeやMTVからコマーシャルやミュージックビデオといった最近の映像も取り入れられているのでとてもおもしろいです。こういうフィルムを使った授業は本当にアメリカでは進んでいるなといつもとても感心します。また、先学期のジェンダーの授業は政治を中心に学び文献も難しく、初めてジェンダーの授業を本格的にとる私にとっては本当に大変でしたが、今回のMS356では日々私たちの触れるメディアでどのようにジェンダーやその他の社会的概念がつくられて行くかを学ぶので、毎日テレビや映画を見るたびにその映像について何らかのコメントを見つけられ、とても興味深い授業となっています。アメリカ人の学生の中でもジェンダーについての意見は本当にいろいろ分かれていて毎回の授業で自分の意見にそってのコメントを発言するので、人それぞれの個性がみえる授業となっています。

②日々の生活
今学期はとてもゆったりとしたスケジュールになっているので、先学期のように毎日勉強に追われているということはありません。実を言うと、先学期のジェンダーの授業がとても大変だったので今回はジェンダーから2つもとるからあまり授業を取らないでおこうと考えたのですが、課題の量や質は先学期ほどではなく後でもう少し頑張ればよかったと後悔しました。しかし、日々ルームメイトや仲のいい友達と時間をつくり、会って話すことができるので、本当に生活をEnjoyしています。その中でもセイントパトリックのUnofficial Dayとコスモが主催者の一部となったInternational Dinner Partyはとても思い出に残りました。

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そのUnofficial Dayは、3月6日の金曜日で私はお昼からテストがあったので、夜中に勉強して遅めに起きようと考えていたのですが、朝の8時には通りと隣のアパートメントからの騒ぎで起こされてしまったほど、学生はみな朝から飲んでよっていました。授業に行く道では本当にみんなといっていいほど緑のTシャツを着ていたり、緑のペインティングを顔にほどこしたりしていてお祭り騒ぎでした。私の授業はテストだったのでさすがに酔ってからくる生徒はいませんでしたが、キャンパス内には酔った生徒がたくさんいるといった状態でした。その日は特にとても暖かく半そでで十分という気候だったのでバルコニーやポーチ、いたるところでみんなパーティーをしていました。私も友達とテストのあとバーに繰り出しましたが、さすがにセイントパトリックデーにちなんだ緑のビールは飲む気がしませんでした。このような行事は日本ではないので本当に貴重な体験となりました。

International Dinnerは3月15日にYMCAで行われました。これは私の住んでいるコスモが他の組織と共同でチャリティーのために料理を振る舞い、またショーなども行われました。私たちこすものメンバーは料理を作ったりサーブするのを担当しました。私も日本料理を作らないかと誘われたので、その日は3時から買出しに行き、4時から料理を作り、5時から浴衣を着て6時にYMCAにいくという大変なスケジュールでした。悩んだ結果お好み焼きとゆかりご飯を作りましたが、大量な料理をたくさん作るのは本当に大変でした。しかしおいしかったといってもらえとても嬉しく、また久しぶりに浴衣を来てとても気分がよかったです。4月16日にはコスモでJapanese Coffee Hourがあるのでそれのためのいい経験となりました。

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③春休み
3月21日から29日までの春休みは以前から仲のいい友人とNew Yorkに行きました。NYでは美術館に行ったりショッピングをしたり、ショーを見たり本当に盛りだくさんの日々を過ごしました。その中でもブロードウェーショーは本当にすばらしく、さすがだなあという感じでした。私たちはオペラ座の怪人を見たのですが、舞台の細工は一刻として同じことはないというほど考え抜かれ洗練されており、またショーの衣装は豪華で美しく見事でした。また、ワールドトレードセンターの跡地も訪れ、ビルが迫って建っているビジネス街にぽかんと広大な土地が開いており、ここで世界を大きく変えるような出来事が起こったのかと思いしばらく呆然としてしまいました。このほかにもCentral Parkから眺めるNew Yorkの町並みが美しかったり、美術館やギャラリーの芸術がすばらしかったりと心動かされることばかりでした。

これからはグループワークの発表やFinal Examが待っています。どれも早く終わらせてしまいたいことばかりですが、これら一つ一つのことを終えるごとに帰る日が近づいてきてしまいます。一日一日を大切に、アメリカで過ごせる残り少ない日々をすべて思い出に残せるように内容の濃い日々を送りたいと思います。

神戸大学4回生
森本なずな

写真解説
1、International Dinnerにて
2、Coffee Hourにて

2008年度奨学生レポート(森本 なずな)

JICの皆様、ご無沙汰しております。2008年度奨学生の森本なずなです。こちらにきて早くも5ヶ月が過ぎ、留学も半分が終わってしまったのかと思うと少し悲しくもあります。こちらは来る前から聞いていた通りの寒さで毎日震えながら学校に通う日々です。この寒さに関連したエピソードを一つ語るとすれば、私の誕生日である12月2日に家の前で派手に転んでしまったことです。外は本当にもうつるつるで歩くのも大変です。でも友人からは“地球からのHappy Birthdayだ”と言われなんとか納得しました。さて、今回のレポートではサンクスギビングからWinter Breakまでのことをお伝えしたいと思います。

【サンクスギビングからFinalまで】
サンクスギビングの1週間ほど前に私の家であるCosmopoilitan HouseでFundraisingをかねたサンクスギビングディナーをふるまうパーティーをしました。このディナーのために、コスモのみんなで前日からターキーを調理しました。大量のたまねぎや、セロリをハウスメイトとわいわい言いながら作るのがとっても楽しかったです。当日も60人ほどの来客があり、みんなとってもおいしいと言いながら食べてくれていて、Fundraisingとしても大成功に終わりました。

さて、今年はサンクスギビング休暇が1週間ほどあったのですが、私はまず前半の休みにYMCAが提供しているAlternative Spring Brreakに参加し、Kansas Cityに行って来ました。ここでは託児所のようなところに行き、小さい子どもたちの面倒をみたり、夜にはDinnerのDonationを手伝ったりしました。私が担当したのは5歳児の子ども達だったのですが、本当にみんなかわいくてとってもいい経験をしました。彼らから英語を学ぶことも多々あり、本当に楽しむことができました。そして、一緒にいったメンバーとは夜にみんなで映画に行ったり、ゲームをしたりととってもいい時間を過ごすことができました。ASBの後のサンクスギビング当日には、本間さんとの共通の友人であるEmilyのおうちにお邪魔させてもらい、一緒にThanksgiving Dinnerをご馳走になりました。彼女の家族はとても温かくたくさん話をしたり写真をとるなど、本当にすばらしい時間となりました。そして、最後にハウスメイトと一緒にKentuckyにあるMammoth Caveに行きました。行き帰り合わせて10時間のドライブとなりましたが、そのCaveは本当に壮大で、今まで見たことのない景色に圧倒されるばかりでした。このようなNational Parkに訪れることができハウスメイトにはとても感謝しています。

そしてサンクスギビングのあとはすぐにFinalに取り掛かることとなりました。私はテストのあるクラスを1つしかとっていなかったのと、誕生日を向かえお酒が飲めるようになったことで、Finalの時期に相当だらけてしまいました。しかしいつもとは違って課題に追われることもなく自分でスケジュールを決めることができたので、自分としてはとってもいい時間だったと思います。

そして、Finalが終わるとまずはハウスメイトとFinalの時期に一緒に時間を過ごせなかったので、ハウスメイト達とゆっくりとしたLazyな時間を過ごしました。いい経験となったのは、ハウスメイトの一人であるイタリア人のDavideのMaster DegreeのGraduation Ceremonyに参加できたことです。みな、よく写真で見る様なローブをまとい喜びをかみしめて式に臨む姿はとても輝いていて、私もいつかこんな風に卒業できたらなと思いました。そして、ハウスメイトとクリスマスプレゼントを交換するなど、本当にいい時間を過ごしました。

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【クリスマス】
22日からはいよいよ旅行に出発しました。私はまず、12月22日から26日まではカリフォルニアのLAの近くのパッセディーナに住んでいる友人のPatricia家にお邪魔させてもらいました。LAはChampaignとは違い温かく、また景色も全く違い緑をたくさん見ることができました。彼女の家では本当に伝統的なアメリカのクリスマスを過ごすことができました。クリスマスの前日からは料理作りを手伝ったりクリスマス当日に歌う歌を一緒に練習したりしました。クリスマスイブはまず彼女の家族と一緒にDinnerを食べ、その後クリスマスプログラムにうつりました。これはPatriciaの姉妹がみんなで企画したもので、みな一人ずつ何か披露し、そしてみんなでたくさんのクリスマスソングを歌いました。またクリスマスには朝からプレゼントをあけたり、教会でPatriciaの家族と一緒に練習した歌をみんなの前で披露しました。実はこの旅行では当初22日だけPatriciaの家に滞在する予定だったのですが、私の計画不足で出発前にかなり予定を変更しなくてはならず、急遽彼女の家にお邪魔することになりました。しかし彼女の家族はとても温かく本当にいい時間を過ごすことができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

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【友人との旅行】
彼女の家を去った後は、ここイリノイ大学で一番仲良くしている中国人のHohoとLAとSanta Monicaを旅行しました。彼女とも当初は一緒に旅行する予定ではなかったのですが、急遽会いたい!!ということになりそこからは彼女と旅行することになりました。彼女とはいつも通りとっても楽しい、リラックスした日々を過ごすことができました。もちろんいつも通りショッピングばかりの日々になりましたが・・・このように本当にいつでも時間をすごせるような友達がこっちでできるとは思っていなかったので、本当によかったです。そして、最後の2日間は1人でサンフランシスコに旅行しました。1人で行くことにかなり緊張していましたが、行ってみれば、ホステルで友人をつくることができたり、サンフランシスコの人々と気兼ねなく話すことができたりと、いい経験をすることができました。

この2週間の旅行のあとはひとまずChampaignに帰りそしてまたTexasとMexicoへの旅に参加しました。この旅行へは私の大学の友達で今はメリーランド大学に留学している友達と行きました。まず最初の3日間ほどはTexasにいる私の友達の友人の家にStayさせてもらいました。テキサスもまたとても暖かく、みんなでKorean Townに行っておいしいものを食べたり、たこ焼きパーティーをしたり、日本のバラエティーを見て笑ったりと、久しぶりに日本な時間を過ごして、とってもリラックスできました。そしてその後は友人とメキシコのカンクーンに行きました。ここはリゾート地ということもあり、本当に美しい場所でした。銀世界のChampaignとは違いここは海の青、緑の植物、多くの花に囲まれたほっとできる世界でした。また、マヤ遺跡のツアーに参加して、遺跡に触れたりと盛りだくさんな日々を過ごしました。海にも入ることができ本当にリゾートを満喫しました。

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この1ヶ月に渡る旅は私にとって新たなアメリカを知るとてもいい機会となりました。勉強ばかりの学期中とは違い、勉強から解放された本当に自由な時間でした。でもこの旅行で学んだことは、私はやはりここイリノイが好きだということです。旅行中なんどコスモに帰りたい、ハウスメイトに会いたいと思ったかわかりません。今は学校も始まり、コスモにもいつもの活気が戻りまたみんなでわいわいと過ごす日々に戻りました。そのことが本当に今は嬉です。すぐに学校も忙しくなり、大変になると思いますが、1日のリズムがきちんと決まった規則正しい日々を過ごすのはとても楽です。残り後半分となってしまい、本当に帰りたくないという気持ちが強くなる一方ですが、残りの時間を大切に、前学期よりもっと多くのことを吸収して楽しい日々を過ごしていきたいと思います。

最後になりましたが、いつも応援してくださっているJICの皆様には本当に日々感謝しています。皆様も風邪などひかれぬようくれぐれもお気をつけ下さい。また次回のレポートで報告させていただきたいと思います。

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神戸大学国際文化学部3回生 森本なずな

(写真1:Graduation Ceremony にて)
(写真2:カリフォルニアの友達の家族と)
(写真3:カンクーン(メキシコ)で)
(写真4:ハロウィンパーティーで)

2008年度奨学生レポート(森本 なずな)

JICの皆様お久しぶりです。2008年度奨学生の森本なずなです。

こちらにきて早くも2ヶ月が経とうとしています。こちらに着いたときは様々な不安に襲われ、本当にここで暮らしていけるのか、友達ができるのかなど日々悩んでいました。しかし最近ではこちらの生活にも慣れ始め、周りに圧倒される中でも、自分の個性や自分にしかできないことを探し、実行してみようと思える余裕がでてきました。この2ヶ月は自分にとってはじめての経験ばかりの本当に全く新しい日々でした。この奨学生レポートという貴重な機会をお借りして、ここでの生活を振り返ってみたいと思います。

①イリノイに着いてからの1週間
私はこちらに8月14日の夜中に到着しました。出発直前まで様々なことに追われ、また留学するという実感も全くないまま飛行機に飛び乗りました。しかし、飛行機に乗り、誰も知っている人がいない状況に一度身を置くと、自然と留学するんだという実感がわきあがりました。私はオヘア空港からシャンペーンまでIllini Shuttleに乗って移動したのですが、到着したのは夜中の12時でした。実は飛行機がオヘア空港に到着するのは夜の7時半の予定で、その時間ではシャンペーンまで移動するには遅すぎるし、危険だと思い、初めはシカゴで一泊してから次の日にシャンペーンに移動しようと考えていました。しかし私が現在住んでいるコスモポリタンハウスの方が事前に、どうやってくるのかを尋ねてくださり、事情を説明したところ、夜中でも構わないから迎えに行くよと言ってくださいました。そこで、夜中の12時過ぎに家に着くという技を成し遂げました!そして着いてすぐウォルマートにそのまま連れて行ってもらいました。初日の夜中からかなりハードに活動しました。

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次の日からはISSSへのCheck inやオリエンテーションなど本当に動きまくったという感じでした。3日目からは疲れもでてきましたが、こちらに来る前に大学の先生に、「とにかくしんどくても部屋に閉じこもらずに外に出る、留学は1年しかないんだから、悩んでる時間がもったいない」というアドバイスを頂き、その言葉を胸にとにかく疲れていても朝昼といろいろなイベントに出席し続けました。そのおかげで、最初の1週間で多くの友達ができ、彼らとは今も親しくしています。

この着いてからの1週間は本当に忙しく過ごしましたが、後から考えればとてもゆっくりとした1週間でした。それは授業が始まった2週間目からスーパー忙しくなったからなのですが・・・

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②授業について
こちらに着いて2週間目から授業が始まりました。授業が始まる初日の朝は、ドキドキがおさまらず、朝から家の周りをランニングし、また先輩方のレポートを読むなどして、緊張を何とか抑えようと努力しました。初日の月曜日にはハードな授業がなく、予想外に余裕でこなせるんじゃないか、むしろ勉強したりないのではという不安がありましたが、そのような不安は2日目のハードな授業2つで吹っ飛びました。1つ目の授業で課題の多さに圧倒され、2つ目の授業にはこの授業では課題がありませんようにと念じながら出席しましたが、またもや相当の課題を課され、もう呆然とするしかありませんでした。授業が終わり、自分が理解したことが本当なのかを先生に尋ねに行きましたが、悲しくも正しかったようで、こんな少ない課題簡単でしょと言われたときには泣きそうでした。

・・・というような形で授業が始まったわけですが、結局私が履修した授業は以下のとおりです。
月曜日と水曜日:ESL、Academic Writing と Black Chorus
火曜日と木曜日:Women and Politics(Lecture)、Social Work 200、AHSのOpen Seminar
金曜日:Women and Politics (Discussion)、ESL

この中で先ほど課題が多いと書いた授業が、Women and PoliticsとSocial Workです。とくにWomen and Politicsは読む文献がかなり難しく、また量も多いので平日はほぼこの授業のための課題をこなしているという感じです。そして毎週のペーパーはかなり大変です。しかし、今はこの授業が1番興味深い授業でもあります。日本では考える力を伸ばす授業が多く、先生方はLectureをして事実を教えてくださいますが、それをどう考えるかは自分次第で、先生方はヒントをくださるだけという面があります。しかし、こちらではUndergraduateの学生はとにかく背景にある歴史や事実を学び、覚えることが重視されます。ですので、Genderについて考えることはあっても基礎から学んだことのない私には、大変ながらもとても興味深い授業となっています。

そしてもう一つとても楽しんでいる授業はBlack Chorusです。先輩方が履修しているのを見て、私もやってみようと、勢いで飛び込んだのですが、本当に最初からみんなの歌のうまさに感動させられてばかりでした。しかししばらくして、週2回ある授業は毎回2時間以上、しかも毎回新しい歌を覚えなくてはならずかなり大変ということに気づき戸惑いました。また、授業ではリスニングだけで歌詞とメロディーの両方を覚えなくてはならず、英語が不十分な私にはかなりハードでした。毎回横に座っている子に歌詞を聴いたり、紙に書いてもらうなどしていたので、他のメンバーの足手まといになるのではと本当に不安ばかりでした。でも最近では友達もでき、みんな私が頼まなくても紙に歌詞を率先して書いて私に渡してくれます。毎回みんなの優しさに感動し、授業中に何回Thank youと言っているかわからないほどです。Black Chorusは、授業の課題にかかりきりのストレスのたまるWeekdayの中で、ストレスを発散でき、またたくさん笑い合える本当によい機会となっています。

③コスモポリタンハウス
なんといっても一番の私の支えとなっているのが、我がHome Sweet Home、Cosmopolitan Houseです。最初からコスモのみんなの優しさには多く触れましたが、ほとんどがGrad Studentなので、みんなばらばらに活動していて、また歳も私より5つ以上上の人が大半で、最初の頃は本当にここで楽しくやっていけるのか心配でした。でもその心配は今はすっかりどこかに消えてしまいました。平日は課題に追われていますが、課題をやるのに疲れればハウスメイトの部屋に行ったり、1階に行ったりしておしゃべりして、みんなに励まされまた課題に取り組むという生活です。週末になればみんなで映画やご飯に行くなど、ハウスメイトの存在は私にとってとても大きいものとなっています。

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英語が不十分な手のかかるJapaneseにも関わらず、みんな私の面倒をみてくれて、とてもかわいがってくれます。こちらで英語ができないことで得なことなんてありませんが、コスモでだけは私の英語の不十分さがプラスに働いている気がします。コスモのみんなは私のことをとてもよく理解し、多くのアドバイスをくれ、時には勉強に関しても多くのヒントをくれる本当に大切な存在となっています。どんなに辛いことがあっても、次の日にはケロッとまたもとの生活に戻れるのは、コスモのみんなが私を支え、笑わしてくれるおかげです。本当に大きな大きな、ここでは欠かせない存在となっています。

④その他の活動
授業以外の活動としては、私は木曜日にはコスモで開かれているCoffee Hourに行き、金曜日にはIFLという団体の中の小さなグループで聖書の勉強をし、その後IFLの集まりに行っています。また日曜日にはなるべく時間を見つけて教会に行っています。教会では大学のなかでは出会えない様々な人に出会うことができ、お昼ご飯に各家庭に招かれたりと多くの貴重な経験をさせていただいています。

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まだたったの2ヶ月弱ですが、本当に充実下日々を過ごし、日々自分は恵まれているなと実感しています。このような貴重な経験の機会を私に与えてくださったJICの皆様には本当に感謝しております。この機会を無駄にすることなく、自分にできる範囲のことや自分だからこそできることを発見し、これからもここですばらしい日々を送れるように精一杯努力していきたいと思います。長々と書いてしまい申し訳ありません。皆様が少しでもこのレポートを楽しんでくだされば幸いです。

神戸大学国際文化学部3回生
森本なずな

「2008年度奨学生を囲む会」を東京ミッドタウンで開催

2008年4月12日(土)の午後、東京・六本木の東京ミッドタウン内のフレンチレストラン Orange にて、2008年度奨学生を囲む会を開催いたしました。当日は22名もの方にお集まりいただき、4名の奨学生を囲んでイリノイ談義が約3時間半にも渡って花咲きました。

今年度の奨学生の方4名を、次の写真向かって左から順に紹介します。

  • 椿晴香さん:東京大学理学部地球惑星環境学科。
  • 森本なずなさん:神戸大学国際文化学部。
  • 本間奈菜さん:一橋大学法学部。
  • 武友浩貴さん:京都大学工学部地球工学科。

各自の自己紹介は、まもなくJIC会員の皆様に郵送でお送りするJIC Newsletterに掲載しておりますので、楽しみにお待ち下さい。会員登録をなさってない方、あるいは住所等に変更がある方は、この機会にJICホームページ上から新規会員登録あるいは登録情報の更新手続きを行って下さい。 2008年度奨学生(椿さん、森本さん、本間さん、武友君)

会は幹事を担当した2006年度奨学生の河出君の開会の辞によりはじまり、原会長の挨拶、古市理事による乾杯の音頭の後、料理とワインを楽しみながら、奨学生及び参加者全員のスピーチを行いました。1995年度の奨学生だった庄司さんからは、7年振りにコロンビア大学への留学を終えての帰国報告、そして2005年度の奨学生だった白水さんからはこの秋学期からUCバークレイの大学院への留学が決まった旨の報告等があり、奨学生の先輩方の皆さんがその後も海外の大学等で活躍されている様子を知ることができました。

いつものように写真を担当した古市理事の心残りは、集合写真の撮影をすっかり忘れてしまった事です。以下の写真で会の雰囲気をご察し下さい。

開会の辞

料理

歓談中