99年度奨学生の塚本美由紀です。日本では、慶応義塾大学法学部政治学科を99年3月に卒業し、今は学生5年目の生活を送っています。留学では授業のみな らず、生活全般が新しい体験なので、毎日が新鮮です。今だに英語の面で苦労することは多いものの、エスニシティーの問題が日常的にとりあげられるなど、ア メリカならではの話題は多く、友人から刺激を受けることも多くあります。
こちらでは広告を中心としたコミュニケーションに関する分野を 勉強しています。奨学金のプログラムがLAS学部限定なので、希望通りの授業をとれるかが心配の種だったのですが、今のところは、教授との交渉で問題なく 授業を受けています。将来的には、広告か広報の分野で働きたいと思っています。外務省では、日本の国家イメージを対外的に組み立てるというプロジェクトが あるそうですが、私もそのような仕事に加われたらと願っています。
前学期は、ESLを1つ含めて講義形式の授業を4つ取りました。 ディスカッションはなかったので、教授や学生の考え方に啓発されるということはありませんでしたが、広告について基本的な理論や実践的な例を学べたので、 意義があったと思います。毎日の生活では、やはり教科書を読むということに一番時間を割いていました。そのおかげで、文字に抵抗感がなくなったというのは 1つの大きな成果です。
文字といえば、最近目につくのが、東洋ブーム(?)なのか、漢字入りの洋服です。GAPでは「体育部」という文 字の入ったTシャツを売っていたという話を聞きましたし、私自身も「軍」と書いてあるズボンをはいた人を見かけました。使う文字をもっと選んで欲しいとい うのが率直な感想なのですが、こうしたところからアジアに対する関心が深まれば、それはそれでいいのかもしれません。
昨日までの冬休み の間は、メリーランドのアメリカ人知人宅に1ヵ月近く、お世話になりました。ワシントンDCのダウンタウンからメトロという地下鉄で40分ほどの距離の家 だったので、ほぼ毎日スミソニアンの博物館に出かけては、展示物を見たり、絵画を見たりと贅沢な時間を過ごしていました。クリスマスをアメリカ人の家庭で 迎えることが出来たというのは大きな収穫だったと思います。家族同士で、プレゼントを交換し、お互いのことを気づかうというのは素敵な習慣だと思いまし た。
アメリカに1年間いられることで、経験することは本当に多いです。今学期は、少し慣れたところなので、ディスカッションの授業も取り、頑張っていきたいと思っています。
1月18日 塚本美由紀
