針谷彩花さんの2010年1月分の奨学生レポート

JICの皆様、ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。2009年度奨学生の針谷彩花です。前回のレポートから3か月が経ち、季節も秋から冬へと移り変わりました。イリノイは気温が氷点下を下回る毎日が続いています。天気が悪いと寒さも相まって気分が沈みそうですが、留学生活も半分が過ぎ、本当にようやく毎日が勉強・人間関係共に充実して楽しく過ごせるようになってきたところです。それでは、第二回目のレポートをお届け致します。

【学習について】
Finals
幸運にも(?)、秋学期に履修した科目はFinalらしいFinalのない科目ばかりでした。CMN101はスピーチ、ESL115はResearch paper、SPED117はGroup project、そしてEIL489はTake-home examでした。唯一”Exam”とつくEIL489は第二言語習得について10題の問題の中から5題を選んでそれぞれ2ページ以内で解答するというもので、問題の内容としてはいろいろ考えさせられとても興味深かったのですが、様々な本や論文に当たることを求められ、かなり苦戦しました。しかし友人の協力もあり(図書館で一緒に徹夜したのも良い思い出です)、なんとか無事期限内に提出することができました。

Spring Semester
春学期は秋学期同様、4科目12単位を履修することにしました。

EALC250 – Introduction to Japanese Culture
EIL422 – English Grammar for ESL Teachers
HDFS220 – Families in Global Perspective
LING225 – Elements of Psycholinguistics

前学期と同様の科目数・単位数ではありますが、前学期と違うのはディスカッションが含まれる点です。前学期は自分の語学力の拙さからディスカッションのある授業を履修することが憚られたのですが、今学期は最後の学期でもあるので、勇気を出して履修することに決めました。また、400番台の授業を再び履修することにしたのも私にとっては挑戦です。前学期のEIL489の経験から400番台のクラスはほとんど殺人的なまでの量のReading assignmentが課されることはわかっていたのですが、EIL422は興味を持っている文法教育についてのクラスであるということ、そして授業を担当される先生が言語学の分野では最も有名であろうNorm Chomskyと一緒に仕事をしたことがあるというとてもすごい方なので、履修することに決めました。春学期が始まって2週間足らずなので授業の内容が今一つ掴みきれないのですが、講義を受けた感触ではどの授業も面白そうなものばかりです。次回のレポートでは、授業の内容についてより詳細な報告ができればと思います。
どのクラスもかなりの量のReading assignmentを課す授業で、既に手帳には学期末までのReading assignmentの予定がびっしり書き込まれています。大変な学期になりそうですが、どれも興味のある科目ばかりというだけでなく、いま勉強すればするほど、将来教師になった時に生徒により良い指導ができると思うので、めげずに頑張りたいと思います。

【休暇について】
Thanksgiving Break
Thanksgiving Breakには、NYへ初の一人旅を敢行致しました。3泊4日という期間はNYを回るには短すぎる期間でしたが、自由の女神やいくつかの美術館を訪ねて素晴らしい芸術に触れたり、ブロードウェイやタイムズスクエアを歩いて都会のパワーに圧倒されたり(キャンパスに引きこもっていたので新鮮な感覚でした)、また私は映画が好きなので「もしかしてあの映画のあのシーンはこの場所で撮影されたのでは?」という場所をいくつも見つけて嬉しくなったり、とても楽しい時間を過ごしました。宿泊場所がハーレムにあるユースホステルだったり、日が落ちた後にセントラルパークを一人で突っ切ったりと今思えばかなり危険なこともしましたが、初めての一人旅は「自己責任」というものを文字通り身をもって体験できた良い経験であったと思います。

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Winter Break
さて、実は諸事情ありまして、Winter Breakは日本へ一時帰国しておりました。実家へ帰って家族と共に過ごしたり、久しぶりに友人や大学の先生、アルバイト先の同僚や生徒たちに会ったりと、慣れ親しんだ日本の生活に戻ってゆっくり体を休めることができました。
留学から学べることは語学や専門分野の知識だけではなく、母国の良さや家族・友人の大切さなど、普段の生活では意識していないけれど実はとても大切なものもあると思います。一時帰国中は再び家族や友人と過ごせる時間を大切にし、一分一秒を大切に惜しんで過ごしました。
そして一時帰国を終えてアメリカに戻る飛行機が離陸した時、8月に日本を離れた時のことを鮮明に思い出しました。あの時は期待よりも不安が勝り、離陸した瞬間不覚にも目頭を押さえましたが、今回は逆に不安よりも期待が圧倒的に勝り、8月から今までの自分の成長をこれまでになく実感することができました。友人たちには「1年しかいないのに日本に戻るのはもったいない!」と散々言われながらの一時帰国でしたが、5月の本帰国に向けて頑張る原動力を得ることができ、私にとってはとても有意義なものになりました。

あっという間に1月が終わって2月になり、5月の帰国まで残り3か月になってしまいました。夏の総会で少しでも成長した姿をお見せできるよう、残された僅かな時間を有意義に過ごしたいと思います。JICの皆様、これからもご指導よろしくお願い申し上げます。

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群馬県立女子大学 国際コミュニケーション学部 英語コミュニケーション課程 3年
針谷 彩花

【写真解説】
1.    NYにて。
2.    1月22日(金)のIlliniteにて。フラダンスとタヒチアンダンスのパフォーマンスをしました。実はフラダンスの方は19日(火)に練習を始め、1日1時間の練習を3日間続けただけで観客の前で踊るという事態に。案の定、何度か間違えて恥ずかしい思いをしました……。