2006年度奨学生 西村崇さんの自己紹介

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JIC のみなさま、はじめまして。2006年度小山八郎記念奨学金留学生に採用していただきました、西村崇と申します。現在、東京大学文学部行動文化学科の3年 であり、社会学という、日本ではあまり実態が知られていない学問を専攻しています。簡単に定義をすれば、「人間の生のあらゆる領域を研究する学問」といっ たところでしょうか。実際には個々の研究者ごとに研究領域を絞っていて、今のところの私の関心は「産業・労働」「科学技術と社会」「集合行動」にありま す。

 

世 界で最も社会学が盛んなアメリカで、その中でも留学先のイリノイ大学やシカゴ大学をはじめ、数々の優秀な社会学者を輩出した大学を多数擁するイリノイの地 で学ぶ機会を得ることができて嬉しく思います。今から授業への期待と、内容についていけるかという不安で一杯です。もっとも、就職活動を中断してまで留学 に挑戦するほど好奇心が強いため(笑)、自分の専門の勉強だけでなく、元々興味のあった心理学や経済学、国際関係論など他分野の授業、可能であればイン ターンなどの大学外の活動にもチャレンジしていきたいと思っています。自分の体力と精神力が持ちこたえる限り、全力で疾走していきます。

社会学や英語の勉強、住居探しなど、日本出発までに取り組まなければならないことは山ほどありますが、イリノイ大学での生活を充実したものにするために今から頑張り、かの地で、友人にせよ学問的素養にせよ、かけがえのない財産を手に入れて帰国したいと思います。