永見陽子さんの2001年10月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の永見陽子さんからのレポートが
届きましたので,皆さんにフォワードします.永見さんは北海道大学農学
部応用生命科学科の3年生で,講義だけではなく実験のコースも取りたい
言って渡米されました.レポートによると,早速研究室の実験器具の管理
をするバイトをはじめたようです.

では,レポートをお楽しみ下さい.

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2001年度10月分レポート
永見 陽子
nagamiyoko@excite.co.jp
北海道大学農学部3年
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10月に入ってシャンペーンもだいぶ涼しく(寒く?)過ごしやすくなりま
した。とはいってもここ数日は夏の再来のように暑いですが。
週末のフットボールゲームまでこの陽気が続くことをみんな願っています。

8月中旬にこちらに着いたのでまだ1ヵ月半しか経ってないのですが、もう
すでに1年くらいいるような錯覚を受けています。着いてからの数日手続き
に奔走した日々などもう忘却の彼方です。

授業の履修は幸い全て希望通りにとれました。
日本では農学部の応用生命学科というバイオテクノロジー関連の勉強をし
ていたのですが、こちらには対応する学部はないので農学部の農薬のクラ
スと微生物学の実験の授業をとっています。どちらも300番台ですが、日本
で身につけた基礎知識のおかげでそう苦労することもないです。日本でも
論文等は英語で読んでいたことだし。実験は学生30人に教授1人、TA3人も
ついているし、なにより日本では洗って何度も使っていた器具も使い捨て
で贅沢な気分を味わっています。

来学期もあることだし、ということで専攻の授業は2つだけであとはお遊
び授業をとって楽しんでいます。
1つはアフリカ言語のリンガラ語で、今まで習ったことのある外国語(英
語、フランス語、イタリア語)と比較すると格段にやさしいのですが、頭
よりも筋肉に栄養の行き届いたフットボール選手がクラスにたくさんいる
のでなかなか先に進みません。
もう1つは自分の住んでいる寮(Global Crossroads)で開講されている
クラスでポストモダン映画をみてディスカッションをする、というもので
す。先週は黒澤監督の羅生門でした。ほかにも面白そうな映画 (Being A
John Malcovich、12 Monkeysなど)をみる予定なので楽しみです。

私はPAR(Pennsylvania Residence Hall)というキャンパスの南のはず
れに住んでいます。Global Crossroadsというのはこの寮Saundersの2,
3階の住人からなるコミュニティで、120人中約半分がアメリカ人、残り半
分がその他の国からの学生、という構成になっています。
テーマが国際交流なだけに様々な催し物があるし、ここに来たばかりの留
学生が多いのでみんな仲良しです。一緒に買い物したり、週末にはバーや
フラタニティのパーティに行ったり。今月はミュージカルのRENTを見に行
くのと、Six Flagsという遊園地に行く予定です。

日本ではほぼ毎日のように実験の授業があったのでこちらでもそうしよう
かと思ったのですが、そうすると土曜も授業を取らなくてはならないので
やめました。そうしたら結局週2回しか実験していなくて寂しいので(私は
実験中毒者です)、研究室でバイトを始めました。
まだ始めたばかりですが、ガラス器具を洗ったり、溶液を作ったり、実験
植物の管理など、まったく苦にならないです。Plant Biologyの研究室で
私の専攻に近いことをしているので、そのうち慣れたらもう少し研究に関
係したことも手伝わせてもらおうと思っているところです。

こっちに来て一番物足りないのはやはり食事です。
寮の食事にはすぐに飽きました。
アメリカ人の友人にアメリカの食事のまずさを責めると、
「寮の食事はアメリカ人にとってもおいしいものじゃないのよ」と言われ
ました。たまに行く韓国料理店と中華料理店の配達が涙が出るほどうれし
いです。札幌ラーメンが食べられないのがなによりも残念ですが。金曜の
お昼限定のBusey Evansという寮のSpecialty Restaurant ”Oodles”
(パスタやビーフンなど麺類が出ます)がせめてもの慰めとなっています。

あとこっちに来て懐かしく思うのが都市の雑踏です。
9月のはじめにシカゴに行ったとき、チャイナタウンの食事もうれしかった
のですが、なによりも高層ビルをみて実家に帰った気分がしました。

9月11日にテロ襲撃事件以来、愛国心の高まりやGod Bless Americaといっ
たキリスト教関連の発言にはかなりうんざりしています。この大学は全米
でもレベルの高いほうだし、外国からの学生も多いというのに、Daily
Illini(学校新聞)に「アフガンにさっさと戦争しかけろ」「無神論者は
これを機会にキリスト教に改宗すべきだ」等の投稿が寄せられるという事
実に愕然としました。(もちろんこれらの過激な意見には反論が寄せられ
ましたが。)まあこの事件がなかったにしても、ここに来た以上宗教に無
関心になるわけにはいかないことを痛感していましたが。

上記のシカゴに行ったとき、道中シンガポール人、アメリカ人、中国人の
友人といつのまにかキリスト教、神についての話題になったのです。
私は無神論者なのですが、ほかの人はみなクリスチャンだったので、キリ
スト=神という前提で討論が始まったのに面食らいました。
みんなよくしゃべる人たちだったので疲れましたが、逆にこんな議論は日
本人同士ではなかなか成立しないものなのでよい経験だったと思っていま
す。寝不足で途中休憩をとるはずだった運転手の子も議論のあまりの白熱
ぶりに一度も眠くならず、しかもシカゴ – シャンペーン間1時間40分とい
うはやさで帰ってきてしまいました。

というわけで、私は平日は勉強(ちょっと怪しいですが)、週末は遊びに
励んでおります。ただ寒くなったらこうしょっちゅう遊びに出かける気が
しなくなりそうで怖いです。車持ちの友達を大事にしないといけませんね。

それでは。

松尾郁美さんの2001年10月分レポート

jicmlメンバ各位,

古市 (’92-94 MS in Computer Science)です.

秋学期からJIC奨学生としてUIUCへ留学中の松尾郁美さんからのレポート
が届きましたので,皆さんにフォワードします.

松尾さんは一橋大学の4年生で,一橋では国際経済学(国際貿易)を専攻
されていたそうです.渡米してからの2カ月で様々なハプニングに遭遇し
ながらも,自力で問題解決して元気に留学生活を送っているようです.既
に東京のビル群がなつかしいと思っているようですが,とうもろこし畑に
囲まれて暮すという体験はめったに味わえるものではありませんから,是
非とも色々な楽しみを発見して頑張って下さい.例えば,IMPEのプログラム
に参加して汗を流すってのも1案かと思います.

http://www.campusrec.uiuc.edu

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2001年度10月分レポート
松尾 郁美
一橋大学経済学部
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こちらに来てから今まで、ありとあらゆるハプニング続きで毎日本当に
あわただしく過ぎてしまいました。着いた二日目の夜に計三度も火災警報
のベルにたたき起こされたり、その数日後にはトルネード警報で地下室に
二時間も待機させられたり。そして三月に買ったばかりのパソコンが何故
か故障してシャープUSAに送る羽目になったり、先日のアメリカへのテロ
の影響で日本からこちらの銀行に送金が出来なくなってしまい、寮費を支
払うためにシティーバンクのATMから大量の現金を引き出してこちらの口
座に移し替えたり、とたくさんの不運に見舞われました。先週はミッドター
ムの嵐で、今はやっと落ち着いたところです。と書きたいところですが、
ミッドタームが終わってさっそくLAR からSHERMAN に引越し、もうじき着
いてから二ヶ月がたとうとしているのに未だにあわただしい毎日です。

授業はESLのほかに、統計学、経済学、スピーチコミュニケーションを
取っています。統計学は日本と違ってEXCELを使ったり、グループプロジェ
クトをしたりしています。グループプロジェクトでは先日、日曜日に午後
3時から10時まで合計7時間にも及ぶミーティングをしました。経済学
は、women in the labor market というものを取っているのですが、日本
の大学、とりわけ私の通っている大学の経済の授業では決して開講されな
いような内容であり、しかも私が卒論で書こうとしているトピックなので
とても興味深いです。しかし、驚いたのは、先生は男性、生徒も半数は男
子学生なんですね・・・。スピーチコミュニケーションはパワーポイント
などを使いながら効果的なpublic speaking を学ぶ、というもので、割り
当てられた日にそれぞれがプレゼンテーションをするのですが、私として
はかなりしんどい授業です。周りはほとんどネイティブですが、先生は私
が外国人だからといって情け容赦ありません。ネイティブと同じ物差しで
計られます。

シャンペーンは想像以上にローカルで、外界から閉ざされている感があ
ります。先日のAttack on Americaでも、2,3日はキャンパス全体が騒
然とした雰囲気に包まれていたような気がしますが、私のとっているクラ
スではESL以外まったく事件についてのディスカッションはなされなかっ
たし、ディスカッションをするより授業を休講にしてほしいと考える生徒
が多かったのにはびっくりしました。ここでは、インターナショナルス
チューデントのほうがやはり、よく世界に目を向けているのだな、という
ことを痛烈に実感しました。しかし、大学側のほうは、いち早くアメリカ
人学生や留学生を対象にしたカウンセラーを設け、学生の精神状態の安定
化を図ろうとしていたので、その辺はさすがアメリカだな、と感心しまし
た。

また、ここはローカル故にこれといって勉強を妨げるような娯楽もない
ので、勉強に集中するのには最高の環境といえます(笑)。しかし、やは
り少々、いや、大分(?)東京のビル群、ショッピング街、喧騒がなつか
しいです。

ミッドタームと引越しも終わってほっとしているのも束の間。来週はま
たプレゼン、テスト、プロジェクトに忙殺される日々となりそうです。し
かもここ数日天候が思わしくなく、雨がちなので、ともすると憂鬱になり
がちですが、休みの日などに楽しみを作るなどして、うまく気分転換をし
ようと思っています。それでは。

武田麻美さんの2001年6月分レポート

JICの皆様、ご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいますか。私は今、シェアマンホールの11階から見渡せるシャンペ―ン南一面の夜景を横目に最後 の報告書を書いているところです。夏季講習受講のため、すぐに移動してきたこの寮、特にこの部屋から見える夜景は涙がこぼれてきそうなほど、素晴らしいも のです。地平線の見えるのどかなこの風景をこうして見ることができるのも、あとわずかと思うと、去年の8月から今までの間の、数え切れないほどの経験や試 練、楽しかった思い出などで気持ちがこみあげてきます。慣れない外国での生活から、授業登録での苦労、授業への準備、徹夜で書きあげたレポート、英語での 初プレゼンテーション、テスト勉強、プロジェクト、経験したことのない厳しい寒さ、あんなに夢みていた留学がこんなに大変なものかと、いつ逃げて帰ろうか と何度考えたことでしょうか。でも、その反面、忘れられない貴重な経験も沢山できました。 思いがけないチェコスロバキア語の教授やクラスメートとの出会 い、様々な国からの学生との出会い、彼らといった旅行、ボランティア活動や教会で得た仲間達やその思い出、忙しい日本の生活ではできなかったであろうこれ らの貴重な経験は一生忘れられません。今は、もう帰国する時期が来てしまったのかという思いで、信じられない気持ちで一杯です。

さて、夏講座の様子の報告も含め、こちらイリノイ大学からの報告はこれで最後となります。(五月で授業が終わった時点ですぐに報告書を書こうと思っていたのですが、慌しく時が過ぎ、帰国が近くなってからの最後の報告となってしまったことをお許しください。)

春 学期終了後は、ほとんどの学生達が実家へと帰ってしまいました。親しくなった友人達との別れは辛かったのですが、夏は夏での出会い、また授業履修を通して の興味深い経験をしています。現在は、普段の授業とは一味変わった雰囲気の中で授業を受けています。(キャンパス内は学生が少なく、非常に静かです。) 一ヶ月の間に、半年分の授業を短縮してやり遂げるという、かなり大変な授業を受講中です。毎日午後、3時間をたっぷりと使い、もうスピードで授業が展開さ れます。私のクラスは、ファイナンスです。理論を学んだあとには計算問題を解かされ、解けるまで帰れないというスタイルです。また毎週木曜日にテストがあ り、もう気を抜いている暇はありません。インターナショナルスチューデントにとっては言葉の面でかなりきついとおもいます。この速さについていく自信がな く、落として帰ろうと思っていたのですが、クラスは小人数のためアットホームで講師とは親しくなることができ、問題学生の私にも協力的だったため、最後ま でがんばることにしました。講師自身が外国(アフリカ、コンゴ)出身なので、言葉の面での理解もあり、安心して授業を受けることができています。アメリカ へ来てすぐの失敗談やアフリカ文化の話しなど、面白い話しなどで授業を盛り上げてくれる講師で、授業へ行くのが非常に楽しみです。

またこ の間、授業と並行して、ドライビングスクールでレッスンを受け、自動車免許を取得することもできました。練習で、キャンパス内や周辺、隣町までドライブを しているうちに、この周辺の地理も全体的に把握できるようになり、また新たな発見も多くあり、始めから車があったら生活も随分違っていただろうなと感じま した。ハイウェイを70マイルで運転するという、初経験もすることができました。

今は、帰国を来週に控え、引越しセールをしたり、箱詰め をしたりと慌しく、帰国の準備をしています。引越しセールでは思っていた以上にすんなりと多くのものが売れました。時期的にもちょうど院生の学生達が入っ てくる時期で助かりました。日本人の持っているものだったら、長持ちするので安心なのだといって、多くの物を喜んで買っていったのには驚きましたが、非常 に嬉しかったです。

この一年を降り返ってみれば、本当に何もかもがあっという間に過ぎてしまったという感じがしてなりません。私の場合、 日本の大学は休学中、しかも帰国後もこちらの単位は移行されないため、渡米前からそして現在に至るまで、休学をする意義や将来への心配事は数えたら限があ りませんでした。しかし、別の意味で生涯忘れられない、充実した一年となりました。自分自身に自信がついたような気がします。渡米前の準備、こちらの生活 のスタート、大学の授業、ストレスのたまることもしばしばありましたが、さまざまな試練によって、精神的にかなり強くなれたような気がします。なぜここま でして、大変なことをしようと思ったのか、何度も自分の選択に疑問を持ったことがありましたが、渡米直後にJICのスタッフの方から頂いた励ましの言葉、 若いうちの苦労は買ってでもするべきだ、という趣旨の言葉をモットーに、何があってもこの一年は決心した以上、がんばるぞと思った瞬間がつい昨日のことの ように思えます。

こちらの大学の授業で学んだこと、教授やクラスメート達との出会いは、一生の宝ものです。また、こちらの生活を通して学 んだ英語は、これからも大切にし、ずっと勉強し続けていきたいと思います。ここでの経験はたった一年近くの経験でしかありませんが、言葉では言い表せない ほど、一年以上分の意義のあるものとなったと確信しています。自分を見つめ直すチャンスとなったとも思います。このような経験ができたのも、JICの奨学 生として選んでいただいたお陰です。また、それ以後の準備など、多くの皆様の協力やスタッフの皆様の影ながらの協力があったからこそできたものです。本当 に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。これらの経験を通し帰国後は、今後の、奨学生の方達のため協力し、またJICへ恩返しをしたいという 気持ちで今は一杯です。この一年間、本当にお世話になりました。そしてこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

6月2日

武田 麻美(東京外国語大学3年)

2001年4月7日(土) JIC春の宴会(2001年度奨学生懇親会)を銀座で開催

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JIC春の宴会(2001年度奨学生懇親会)を銀座で開催しました。2001年度の奨学生4名のうち3名に参加していただき、都合16名の方にお集まりい ただいて盛大な春の宴会となりました。カメラマンの不手際で、一次会の場で集合写真を撮るタイミングを逸したため、ここに掲載した写真は二次会の時のもの です。

喜多亜貴子さんの2001年2月分レポート

「ハッピー・バレンタインズ・デイ」
2月14日。アメリカでは男の子も女の子も妙にそわそわワクワクする日。
夕方の授業。場所はリンカーンシアター。生徒は約300人。
授業開始から1時間、教授の指示で皆テキストの記事を読み始めた。
すると一人の男子学生が後ろのドアから入ってきて突然教授の側に近寄った。
何かを教授に耳打ちしている。約300人の生徒は訳がわからず何だ何だとざわついている。
教授がにやっと笑ってマイクを男子学生に手渡した。
「ジェニー、カムアップ!!」
手には赤いバラの花束と熊のぬいぐるみ。
「きゃーーー!!」「ヒューー!!」「オーマイガッド!!」
女子学生達のときめきの目と憧れのため息。
恥ずかしがって出てこないガールフレンドの元に彼は駆け寄った。
「ハッピー・バレンタインズ・デイ! アイ・ラブ・ユー!」
そう言いながらプレゼントを手渡した彼は教室を飛び出した。
驚いた顔で花束を受け取った彼女は去っていく彼の後姿を呆然と見ていた。
そして急に正気に戻り大声で叫んだ。
「ウェイト・アップ!!」
彼女は彼を追いかけてシアターから去って行った。
ほんの1・2分の出来事だった。
ドラマを見ているような夢のような出来事だった。
人の幸せで自分も幸せな気持ちになれた素敵な1日だった。

喜多 亜貴子

武田麻美さんの2001年2月分スペシャルレポート

おとといは雪であんなに寒かったのに、今日は信じられないくらい暖かく、今朝から雨と雷です。気候の変化は相変わらず激しいものの、先週ぐらいから急に暖 かくなり始め、春の予感はしつつあります。今日の気温は、最高16℃最低6℃です。平均的に気温は高くなりました。冬のコートを着て少し歩くと、蒸し暑い という感じさえ少しします。日もだいぶ長くなったのではないでしょうか。5時過ぎでもだいぶ明るい感じがします。イリノイ大学にも春がもうすぐだと思いま す。こちらの学生が口々に、春のキャンパスは最高よ!キャンパス内の芝生はまるでビーチのようになるのよと言っているのを聞くと、春が待ちどうしくてたま らないです。それにしても、気候の変化の激しさには体がついていけません。今は風邪がキャンパスないで流行っています。学生も欠席しがちになり、私の授業 では教授自身までもが風邪でダウン、休校にするわけにはいかず、苦しみながらも教えてくれるという状態です。

気分的にも天候に振 り回されてしまいがちな毎日ですが、それにも負けないように楽しみをちょくちょくと見つけては、気分的にリフレッシュしています。私の週一度の楽しみは、 コスモポリタンクラブの集まりです。こちらにいらした皆さんはご存知かもしれませんが、毎週木曜日の7時半から9時半、シャンペ―ンのジョンストリート、 キャンパスのユニオンからあるいて、5-10分ぐらいの距離にある民家(白い家)で行われます。毎週、その週を代表する国の料理や文化が紹介されま す。(ちなみに先週はロシアでした。)料理は立食できる程度の簡単なものですが、その横でその国の音楽や歌が披露されます。今学期はインド、シンガポー ル、トルコ等がありました。日本の日も近づいています。

留学生の数が多いせいか、毎週コスモポリタンは多くの学生で賑わっていま す。各国から来て学部で学ぶ学生、短期の交換留学生、日頃研究に没頭している院生達も、皆この日を楽しみに息抜きに来ている感じです。また、外国に興味の あるアメリカ人の学生達も混じっています。留学生同士、共通の悩みというのも話し合えますし、情報交換の場として私は気に入っています。世界各国からの様 々な学生と出会え、お互いの国を知ることができると言う意味で、私はこのクラブの集まりが楽しみで仕方がありません。

その他、キャンパス内にもそれ以外でも面白い活動や楽しい出会いが沢山あります。大学の新聞The Daily Illini には大抵、キャンパス内で行われる、イベントや講義などのスケジュールが乗っているので、面白そうなのを見つけては息抜きに出かけています。

こ の間は、映画「パッチ・アダムス」のモデルとなった、パッチアダムス本人が学生寮にゲスト滞在しており、話しを聞くチャンスがありました。私はあの映画す ごく感動したので、本人に会うことができ非常に感激しました。映画の通り、本人は非常に変わった人でしたが、人を楽しませるのが本当に好きなのがわかりま した。格好からして、医者という感じは全くなく、全くのピエロでビックリしました。パッチの価値観、人生観からして私にとっては非常に興味深く、とにかく 人間は人生笑って楽しまなくてはいけない、この世はなんでもパラダイスだという話しには元気づけられました。また、今問題となっている人と人とのつながり やコミュニティーの大切さについての話しは印象的でした。そんな彼がピエロの格好をして、各地へ赴き、このような講演を通して人を元気づける活動をしてい るというのにはとても納得する点がありました。講演の終わりには、学生の質問への応答、映画ができるまでの裏話など、貴重な話しが聞けることができまし た。またバレンタインの日だったので、ラブポエムも披露してくれました。

課題に追われ、遊ぶ暇がないほどの忙しい毎日ですが、こんな人との出会いを楽しみに、こちらの生活を楽しんでいるという感じです。都会でないだけ、素朴な楽しみぐらいしかありませんが、私はこの生活も結構気に入っています。

武田 麻美(東京外国語大学3年)

酒井祥子さんの2001年2月分レポート

ここアーバナ・シャンペーンに来て以来、休日にスポーツをすることが多くなりました。今回はそんなUIUCスポーツ事情を簡単に探ってみたいと思います。

ま ず、キャンパスを歩いていてよく見かけるのが、ジョギング派の人々です。時と場所を問わず、頻繁に遭遇します。次にIMPEに行ってみると、バスケ、バ レー、バドミントンなどの球技コート、いつ見ても大盛況のジムがある他、屋内・屋外プール、スカッシュやテニスのコートがあります。用具やタオルも貸して くれるので、Iカードさえ持っていけば良く、まさにUIUCスポーツのメッカと言える場所ですね。

またIMPE以外にも、UIUCにはス ポーツのできる場所がたくさんあります。まず、比較的空いたプールで集中的に泳ぎたければ、フリアホールがお勧めです。また発電所の横にある砂のコート で、ビーチバレーを楽しむのもいいかもしれません。そして、アイスアリーナでちびっ子に混じってスケートをするのも一案です。

いずれにしても、もし形から入りたければ、まずはあの典型的フィットネスルック(Tシャツ、スパッツ、スニーカー)を準備しないといけないようですね。

武田麻美さんの2001年1月分レポート

JICの皆様、ご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいますか。

こちらイリノイ大学は、一ヶ月近くの長い冬休みを終え、後期に入ってから3週間近くが経ちました。休み明けは、またもやの大雪と発電所の火事が原因による 大学全体に渡る停電とが同時に重なるというハプニングに見舞われましたが(大学は休みになったものの、この寒にも関わらず、寮には暖房がつかない、次の日 までお湯が出ないという惨めな思いをしました)、今はあの頃のパニックも嘘だったかのように、キャンパス内は全体的に落ち着きを取り戻し、新学期の初々し い雰囲気が漂っているようにに思えます。雪は最近の大雨でほとんど消え、日は少しずつ長くなり始めました。今は、春が来るのが待ちどうしくてたまりませ ん。(いったんは暖かくなっているかのように感じたのですが、今日はまた急激に下がり気温は零下となる寒さでした。)

こちらの気候につ いてもう少しお話すれば、この冬は過去10年間のうちで最も厳しい寒さだったようですよ。(初めての冬なのでこれが普通と思っていたのですが、どうやら違 うようです。)冬休みはこちらで過ごしたのですが、連日のように雪が降り、気温は零下20度、30度という恐ろしい寒さが幾日も続きました。(これほど厳 しい冬は例年では稀なようです。)スノウ・ストームも何度かありました。外へ出たときの寒さは表現しようがありません。少し大袈裟かもしれませんが、沢山 の針が一度に頬に突き刺さるような寒さと表現すればいいのでしょうか。もう寒いという感覚がなく、痛いという寒さでした。(今も少しそうですが…)とにか く冬休みの間は、こちらでは暖炉の前でゴロリと過ごすのが最高です。しかし、雪景色のキャンパスタウンや周辺の公園や湖などは、辺り一面真っ白でとても綺 麗でした。(湖では氷が分厚く張り、アイススケートができました。)

さて、話しは変わりますが、冬休みに入る前には、期末試験がありま した。これも面白い経験になりました。とにかく驚いたのが、アメリカ人は大学でよく勉強するということでした。試験二週間前は寮全体が試験ムードとなり、 徹夜で頑張る学生達のために、夜は食堂で夜食のおやつが用意されたり、ユニオンの建物や大学のホテル自体が勉強部屋として開放されたりと、私もこの間はあ る意味でアメリカ人の学生に圧倒されながらもがんばった記憶があります。

そして、冬休みは先ほども書いたように、アーバン・シャンペ― ンで過ごしました。多くの友人が、この寒くて何もない場所になぜ留まるのか理解できないと、気の毒がりましたが、日頃あちこち歩き回っていたせいか、地元 に知り合いもいてこの町自体に少しでも長くいれたらという気持ちでした。逆に、やることがあって私なりに充実していたように思えます。キャンパス内は、学 部生達のほとんどが帰省してしまい、さすがに寂しい感じがしましたが、多くの友人が脅したように、キャンパスタウンがゴーストタウンになってしまうほどで はありませんでした。それどころか、教授達や研究熱心な院生達でキャンパスタウンに生活の雰囲気が感じられましたし、キャンパス内は普段とは違った大人っ ぽいアカデミックな雰囲気が漂っているような印象を受けました。

休み中は、知人のアメリカ人宅でホームステイをさせてもらいながら、4人 の子供達のベビーシッターをして過ごしていたのですが、それと同時に(4年に一度開かれる、クリスチャンの学生の会議、ウルバナ2000が開かれたため) キャンパス内での全国から集まる学生達の食事の世話をするアルバイトも見つかり、いろいろと挑戦していました。この期間中は、各州からまたは各国から学生 達が集まり賑やかでした。クリスチャンの学生達は礼儀も正しく、非常に人懐っこいという印象を受けました。働きながら、次第に知人が増えていき、様々な州 の話を聞くことができ、なんだかどこへも行かずして、旅行へいったような、そんな気持ちにさせられることがしばしばありました。ホームステイ先は9人の大 家族でした。毎日の9人分の食事作りを手伝うという(量の多さには驚くことばかりでしたが)、面白い経験もしました。私自身も家族同様に扱ってもらえ、彼 らからは家族の大切さや人の温かさを教わったような気がします。

また、クリスマスのころは老人ホームでボランティアをする機会も得ました。日頃できないことに挑戦しながら、勉強以外のことで多くのことを学んだような気がします。自分自身、こんなに力があったのかと驚くぐらいいろいろと挑戦したような気がします。

こ のような感じで過ごしているうちに、長かった休みもあっという間に過ぎてしまいました。後期の始めからは、少し張りきりすぎたのか、いきなり熱をだしてし まいました。でも遅れたくないという気持ちが強く、そのまま授業にでていたせいか二週間も苦しむ羽目になりました。後期は、会計学を勉強しています。他に も、チェコ文学とイギリス文学の授業もとっています。こちらの教授は生徒を引き付けるのがとても上手いと感じます。そのため、どれも授業は興味深いものば かりです。前期に比べると、気分的には落ち着いていますが、授業の課題をこなすのはいまだに大変です。これが最後の学期かと思うと寂しいです(英語の面で もこのままでは満足できないと言う気分です)、この残された後期、悔いのないように頑張らなくてはと気が引き締まる思いです。

JICの皆様のおかげでこのような貴重な体験をさせていただいていることに感謝しております。私達のこちらでの生活も残すところ半分となりましたが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

武田 麻美(東京外国語大学3年)