喜多亜貴子さんの2001年1月分レポート

こんにちは、JICの皆様。

今年ももうすでに1ヶ月が過ぎ、時の速さに驚くばかりです。シャンペーンはここ最近、とてつもなく寒かったり、もう春かなと思わせたりするほど気持ちのいい天気だったりでうっかり薄着で出かけて風邪を引きそうになるなんてことも何度かありました。

冬休みは家庭の事情で残念ながら旅行の予定もキャンセルして日本に1ヶ月半ほど滞在しなければならないということになり、1月末にようやくこちらに戻って くることが出来ました。しかしながら授業を2週間以上も欠席していたことは思っていた以上に厳しく、いくつかの授業ではすでにグループリサーチや発表が始 まっていたりし、追いつくまでにまだまだ時間がかかりそうですが、教授やクラスメイト達も事情を分かってくれて色々と助けてくれるため、何とかやっていけ そうな感じです。

今学期はマーケティングや広告などビジネス関係の授業を中心に登録しました。どの授業も実際の仕事に結びつく内容であるため大変興味深く満足しています。特に広告の授業では毎回授業の後半に企業の広告戦略に密着したビデオ
を 見るのですが、さすがにアイデア勝負の世界だけあって、それを紹介するビデオもまさに釘付けになるような面白さで、自分が現場で経験しているような気に なって学ぶことができると同時に、アイデアを生み出すことの難しさも経験できます。とりあえず今は溜まったリーディングをこなすのに必死ですが、最後のセ メスターということもあり、学んで帰りたいことがあまりにも多くあるため、この他にもいくつかのクラスを聴講しており、忙しいですが充実した毎日です。

さて、今学期から生活面での変化が少しありました。先学期は学部生用の寮でルームメイトがいたのですが、今学期から大学院生用の寮の一人部屋に移ってきま した。やはり院生は学部生とは違い皆時間に追われる毎日のようで、私自身すでに日本で大学を卒業しているにも関わらず学部生として留学してきたことを幸せ に感じることが多々あります。食事は専ら自炊か外食をしているのですが、シャンペーンのような田舎でもいくつか毎日通いたくなるようなおいしいお店もあ り、満足した食生活がおくれています。特に気に入っているのがJohn St. にあるPaneraというパン屋でいつも席は満席で買うのも並ばなければいけないのですがサンドウィッチなど具沢山でとてもおいしいです。その他にも車を 使えばメキシコ料理などの非常においしいお店にも行けます。またinternational studentが多い寮であるため、よく寮の友人達とクッキングパーティーを開いてはそれぞれの国の料理を作って交流しています。料理経験のほとんどな かった私ですが、何とか日本料理まがいの物を作っています。

留学生活ももうすでに半分以上過ぎてしまいました。もともとあっという間に過ぎるだろうとは思っていましたが、これほどまでに速いとは本当に驚きです。残りの3ヶ月も充実した日々になるよう、体に気をつけて頑張ろうと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

喜多 亜貴子

酒井祥子さんの2001年1月分レポート

約1ヶ月間の冬休みが終わり、16日から新学期が始まりました。始まってすぐは、授業登録や教科書購入など、半年前にここに来たときと同様に慌ただしい日々が続きました。

今学期はアフリカ政治、国際経済、フランス語、英語、合唱、と先学期より多様な授業を登録しました。政治学のみを集中してとっていた先学期とは雰囲気が異 なって新鮮です。アフリカ政治、国際経済、フランス語は、アフリカの開発問題に関わる科目ということで履修しました。アフリカ政治の授業はリーディングや 課題が多く大変ですが、興味深い議論が展開され、履修して良かったと思える科目です。国際経済は教授の教え方がうまく、内容がとても明快です。フランス語 の授業は初心者のクラスにも関わらず、驚くほど進度が速く、ついて行くのが大変ですが、日本語で学ぶよりも分かりやすいのではないかと思います。また合唱 のクラスでは混声合唱でクラシックの楽曲を歌っているのですが、最後にはクラナートセンターでのコンサートもあり、本格的です。

徐々に 生活のリズムを取り戻しつつあった中、先週金曜に起こった発電所火災とそれに続く停電は、非常に興味深い経験となりました。26日の朝、いつものように起 きた私はパソコンの電源が入らないことに気づきましたが、パソコンのトラブルと考え、何事もなかったかのようにシャワーを浴びに行きました。バスルームに 入ると、1つを残して全ての電気が消え、シャワーもトイレも真っ暗な状況でした。たまたま通りがかったRA(Residents Advisor)に話を聞くとAbbott Power Plantというキャンパス内の発電所で火災が起こったために停電が起きているということが分かりました。

この時点でもまだ事態の深刻 さを認識していなかった私は、いつものように授業に出かけました。授業のある建物に入ろうとすると、張り紙がしてあり、ほぼ全ての授業がキャンセルされた ということが分かりました。ユニオンブックストアも閉店、ユニオン内の売店も閉店で、ユニオン内で開いていたのは、真っ暗な中で手作業で販売しているディ ライツだけでした。地下もゲームセンターとビリヤードルーム以外は全て真っ暗な状況でした。自動販売機ももちろん停止していました。

寮 に戻ると、ヒーターがつかなくなっており、部屋の暖気を蓄えるためにカーテンを閉めるように指示されました。真っ暗で寒い部屋に一人でいるのも気が滅入 り、ダイニングルームに行ってみると、人々が薄暗いカフェテリアで紙のお皿、ナイフ、フォークを使って冷たいものを食べていました。入る際にもコンピュー ターはもちろん動かないので、食堂の人が一人一人のIカードの学生番号を手書きした上で、学生がサインをしていました。エレベーターも動かなくなってお り、階段がいつになく混雑していました。当初は復旧に数日かかるかもしれないと言われましたが、その日の夜には大体元通りとなり、生活にそれほどの支障は なくて幸いでした。電力の大切さを身にしみて実感した一日となりました。

最近はまた寒さが戻ってきましたが、こちらに戻ってき た1月中旬には雪もほとんど溶け、拍子抜けしてしまうほどの暖かさでした。冬休みの1ヶ月間は全米各地を旅行してきたのですが、各所で、同じ国内でもここ まで違うのかと何度も驚かされました。他の都市を見て回ったことで、ここイリノイをより客観的に見ることができるようになった気がします。帰国まであと 3ヶ月半と思うと、本当に早いものだと改めて驚かされますが、授業に力を注ぎ、友達とも思いきり楽しんで、充実した日々を続けていきたいと思っておりま す。

酒井祥子

小瀬垣綾子さんの2001年1月分レポート

ごぶさたしております。

日本でも今年は各地で大雪ということですが皆さんいかがお過ごしですか?一ヶ月の冬休みが終わり、授業が始まり、 追われている内にすっかり2月になってしまいました。シャンペーンの冬は思った程悪くありません。たまに人生が嫌になるほど憂鬱な曇天が続く事もあります が、ここ2,3日は毎日快晴です。雪もほとんど溶けました。

私の冬休みは波瀾万丈の一言に尽き、去年の師走の旅行3日前に20世紀に使い 果たせなかったのであろう悪運が一気に押し寄せてきました。結論から言って、日本帰ってしまいました。その前にヨーロッパに3週間いたのですが、私のあま りの疲労困憊ぶりをみかねた母親が日本から愛の手を差し伸べてくれました。おかげ様で、栄養も摂って、顔もますます丸くなって、心も満たされて、シャン ペーンに帰ってきました。

春学期は、楽しい授業で満載です。

photojournalismは秋にどうしても取りたかっ たのですが、人気授業のため諦めたものです。カメラを貸してもらい、毎日毎日、課題の被写体を探し回っています。普通に歩いていても、何か面白そうなもの がある度に下から覗き込んだり、角度を変えてうろうろしてみたり、後ろ向きに歩いてみたりと、かなり挙動不審になっているのも事実です(笑)。それでも、 自分が撮った写真を現像して見るのは本当にワクワクします。デジカメは持っているのですが、今度は一眼レフを買おうと思います。カラースライドをプロジェ クターが映し出したりして、すっかりプロの気分です(笑)。もうしばらくすると、暗室に入ったりする事もあるので、ますます楽しくなりそうです。

magazine articleのクラスは、その名の通り、雑誌記事を書きます。授業内だけに留まらず、実際に雑誌に投稿します。マーケットの分析をしたり、エディターに query letterを書いて送ったり、著名人の記事を読んだり、とかなり実践的です。洋雑誌に私の英語で大丈夫なの!?と思いながらも、日本人ライターとし て!!なんて、心中、野望でいっぱいです。新聞、ブロードキャストとはまた特性の異なるメディアなので、学ぶ事も多くかなり勉強になります。

サ イコロジーも2つ取っています。cognitive psychology と psychology of personalityというクラスで、レクチャーだけの大規模なクラスなのですが、かなり興味深くて、リーディングも全く苦になりません。もう一つはス パニッシュ。elementaryなので、クラスメートもたどたどしく、同じレベルに立って私が臆する事無く発言できる唯一のクラスです。なぜかラテン系 の友達が多いので(メキシコ、ベネズエラ、チリ・・)、彼女たちとスパニッシュでemail交換なんてしたいなって思っています。プラスアルファでベト
ナム語も始めました。個人的にベトナムは世界でもっとも素敵だと思っていて、大好きな国なので、少しでも話せるようになってベトナムにまた行きたいです。それにしても発音がとっても難しいです・・・・。

相 変わらずのシャンペーンですが、日本に帰りここでの時の流れの遅さを痛感しました。大学3年なので、日本では就職活動がもう始まっています。その渦中に呑 み込まれる事なく、今このゆるやかな時の中でじっくりと自分の将来を考えています。私にとってはとても大事な時間です。最近ようやく迷い悩んでいた自分の 将来への決意が固まりつつあります。

もうすぐ終わってしまうモラトリアム。一日も無駄にする事なく、最後の3ヶ月は是が非でも充実させます!

小瀬垣彩子

武田麻美さんの2000年11月分レポート

今朝、部屋のカーテンを開けると辺り一面真っ白の雪でした。こちらは話しに聞いていたとおりに非常に寒いところですね。でも、心配していたほどに気が滅 入ってしまうこともなく、雪の光景はすてきで気に入りました。シンガポール出身の友人が初めて見る雪に、はしゃいでいたので思わず私も嬉しくなってしまい ました。 最近はIllini Unionやキャンパスタウンのあちらこちらにデコレーションが飾られ始め、クリスマスの雰囲気がただよってきました。特に夜のIllini Unionはクリスマスツリーのイルミネーションでとても綺麗です。

さて、JICの皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

私は元気でがんばっております。英語での授業についていくのは相変わらず大変なことで、精神的に辛いことも多いですが、なんだか充実していて有意義に過ご せています。また、東京とは違い、ゆったりと時間が流れるキャンパスで、のんびりとした気持ちで勉強ができるのは本当に幸せです。こんなにマイペースで過 ごしていて大丈夫なのだろうかと時には不安さえ感じますが。最近は少し余裕ができたので、勉強以外にもボランティアに参加するなどして、いろいろと行動範 囲を広げていくようにがんばっています。

秋学期の授業は残すところ一週間になり、あとは期末試験を受けるのみです。今は、それぞれの授 業からだされている最終課題をこなしているところです。院生用のESLの授業は予想外にハードなものでした。15ページに及ぶリサーチペーパーと発表とい うのは、学部生の私にとって本当に辛いもので、なんどもくじけそうになりました。これを通して少しでも英語力がついていればと思います。

こちらの授業のペースに慣れ始め、少し余裕ができたころから、日本の大学で専門としていたチェコ・スロヴァキア語の授業を追加登録しました。チェコ語から 英語への翻訳は大変ですが、教授と私を含め二人の生徒という3人での授業は、アット・ホームで非常に楽しいクラスで気に入っています。

最近、次の学期の授業登録があったのですが、またもや希望通りにはいきませんでした。人気の授業をねらいすぎなのでしょうかノノ。最後の学期なので、なんとかがんばって希望の授業をとって帰りたいと思っています。

ところで、こちらの大学へ来てからいつも幸せだなと思うのは、様々な国の友人ができたことです。このサンクスギビングの休みも、ドイツ人・フランス人・イ ンド人の友人とニューヨークを旅行してきました。事あるごとにお互いの国の話で盛り上がりました。特に国連を見に行った帰りに、夜遅くまで互いの国の政治 や文化についてを話しあったことは最高の思い出になりました。

こちらでは、勉強以外のことで、多くのことを学ぶことができ、内面的に自分自身が成長したような気がします。このような機会を与えてくださったJICの皆様に感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

武田 麻美(東京外国語大学3年)

喜多亜貴子さんの2000年11月分レポート

JICの皆様、こんにちは。早くもこちらに来てから3か月半が経ちました。キャンパスの木々が美しかった時期はあっという間に過ぎてしまい、いよいよ恐怖 の冬がやってきたなという感じです。とにかく今月はペーパーに追われ、かなり忙しい日々を過ごしました。目の前にある課題を一つ一つ片付けていくことで精 一杯という感じでしたが、今はファイナル前の静けさを2・3日味わっているという感じです。やはりアメリカの大学は想像していた以上に勉強で忙しく、日本 の大学生の生活とは全く違うなという印象です。寮の中でも勉強が辛くて泣いているフレッシュマンも時々いたりして、日本では決してありえない光景にある意 味大きなカルチャーショックを受けました。こちらの生活にももう慣れ、基本的に平日は勉強をし、週末はできるだけ勉強から離れるというペースがつかめるよ うになってきました。フロアの友人達との交友も日を追うごとに深まり、週末には映画を見に行ったり、買い物に出かけたり、おいしいレストランを捜したり と、何もないシャンペーンにいながらもそれなりに楽しんでいます。先日は生まれて初めてアイスホッケーの試合を観戦し、Illini17‐Buffalo 0 という大勝に皆、大盛り上がりでした。

授業の方は基本的に問題なく進んでいますが、やはり少人数のクラスの方が授業の醍醐味が味わ え、楽しいです。またESLのクラスはとてもアットホームで、課題が多くかつ授業はそれほど目新しくないものの、受講して良かったなと思えるクラスの一つ です。サンクスギビングにも酒井さんも含めたESLのクラスの友人達とカナダを旅行し、楽しい想い出を作ることが出来ました。

いよいよ今 月半ばに春セメスターの登録が始まりましたが、また他の学生よりも遅い登録開始日であったため、ほとんどの授業がCloseで現在もまだ希望の授業に登録 するのに苦労しています。 Departmentの方からも授業が実際に始まるまで待てと言われてしまいました。春はマーケティングなど、ビジネスに直結 する授業を受講したいと思っています。冬休みまであと2週間ほど、後はファイナルを乗り切るだけです。冬休みは就職活動のため1週間ほど日本に帰国し、そ の後は少し気分転換にアメリカから離れて見ようかなと思い、スペイン、ポルトガルを旅行する予定です。

秋セメスターを振り返ってみると本 当にあっという間だったなという感じです。最初のうちは生活の基盤を作り上げたり、生活スタイルに慣れたりということだけで精一杯だったのですが、少しず つ勉強にも遊びにも時間を費やせるようになってきて、後半は忙しかったものの大変充実した日々を過ごすことが出来ました。この調子で行くと春セメスターも あっという間にすぎてしまいそ
うですが、生活にも慣れた分、更に色んなことに挑戦でき、より成果の多い学期になるのではと期待しています。

喜多 亜貴子

酒井祥子さんの2000年11月分レポート

JICの皆様、こんにちは。いかがお過ごしですか。

こちらではサンクスギビングの休みも終わり、いよいよファイナルの季節が近づいてき ました。提出物なども増え、非常に忙しい毎日です。たまに雪が降ることもありますが、まだ積もったことはなく、本格的な冬が来るのはまだ少し先のようで す。ユニオンのロビーのクリスマスツリーや、シャンペーンのダウンタウンのイルミネーションを見ると、クリスマスが近づいてきた、という感じを受けます。 また、冬時間ということもあり、日が落ちるのが非常に早く、4時半ごろにはすでに薄暗くなっています。

サンクスギビングの休暇は9日間 あり、カナダへ旅行に行ってきました。モントリオール、ケベック、オタワ、トロント、ナイアガラフォールズを回りました。オタワでは昼間でも零下10℃と いう寒さで、少し外を歩くだけで、顔がぴりぴりとして痛くなりました。しかし、モントリオールなどと比べると、アーバナ・シャンペーンの方がむしろ寒いぐ らいで、アーバナ・シャンペーンは何も障害物がないから風が強くて寒いのかな、などと話していました。キャンパス唯一の高層(?)ビルである、 university inn の最上階に昇ると、キャンパスの全景のみならず、その向こうにどこまでも広がるとうもろこし畑を見渡すことができ、改めて大学以外に何もないところに住ん でいるということを実感しました。

こちらで生活を始めてから、早4ヶ月近くが経とうとしていますが、この4ヶ月間を振り返ってみると、 早いような短いような不思議な感覚に襲われます。毎日の生活という面から見ると、こちらに慣れたせいか、まだ4ヶ月しかいないということが信じられないほ ど長く感じられます。しかし、今学期が来週で終わってしまうということを考えると、非常に早いと感じます。勉強に追われて忙しい毎日ではありますが、本当 に楽しい日々を送っているので、もっともっと長くこの学期が続けばいいのに、と切実に思う今日この頃です。せっかく仲良くなった友達の中にも、今学期限り で帰ってしまう人が何人もいて、時の流れのあまりの速さに驚かされます。友達と別れることを考えると悲しくなりますが、幸いと言うべきか、たくさんの宿題 が、感傷に浸る間もないほどに忙しくしてくれているので、当面はこれを乗りきるので精一杯となりそうです。

こちらに来てから、生活の中 に占めるインターネットの比重が飛躍的に増えました。旅行の際の予約も、航空券、鉄道、宿泊と全てインターネットで行ないましたし、授業のアナウンスメン ト、クイズ、宿題の問題配布、ノートなども全てインターネットもしくはEメールで入ってきます。日本では必要最低限しかインターネットを使いませんでした が、こちらではつなぎっぱなしで良いため、自分のホームページを作ったり、MP3で曲を落としたりするなど、随分とその用途も増えました。ESLのクラス でも専用のホームページを作ったので、今後皆がばらばらになっても、WEB上の住所録を更新していけば、いつでもコンタクトを取っていけそうです。

ファイナルが終わり、1ヶ月間の冬休みが終われば、もうあっという間に後半のスタートですが、今後も今まで通り、もしくは今まで以上に充実した日々を送っていけるように頑張っていこうと思っております。

それでは。

酒井祥子

小瀬垣綾子さんの2000年11月分レポート

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イリノイ大学アーバナ・シャンペーンでは白樺がとても美しく、青い空を背景に立つ凛々しさについ足を止めてしまいます。今日はとっても天気が良く、大量の レポートとファイナルを控えていながら、空の美しさに誘われて2時間ほど散歩に行ってしまいました。清々しい冬の一日です。

と長閑な事を書いたのは4日前、今はまさに「学期末」。目の回るような忙しさです。 計画上はとっくに終わっている課題を未だにひとつひとつ消化している所です。大学の至る所で血走った目とコーヒー片手に学生が髪を振り乱してテキストを読 んでいます。 これがいわゆる風物詩なのでしょうか。それとは対照的に暇そうなルームメイト。大丈夫なのかと私が要らぬ心配をしてしまいます。

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師走を迎えて、さすがに寒くなりました。今年は異常気象とかで、11月初旬までTシャツ一枚でも汗ばむくらいの毎日が続いていました。早くから冬物を揃え て今か今か、と冬を待ち構えていた私は意表を突かれたような感じでした。すっかり防御態勢を緩めてタカをくくってる頃、母親からこんなメールが届きまし た。「3歳で迎えた初めてのシカゴの冬にあなたは冷たい空気を吸って肺炎になったのよ」(私は以前、シカゴに住んでいた事があります。)自分のことながら 全く記憶にない私はその日からまた気を引き締め直しました。お陰で今は冬を楽しむ余裕もあります。備えあれば憂い無しですね。雪も少し降っています。 初 めて見たのですが、砂埃ならぬ、雪埃!!東京の湿気の多い雪しか知らない私は、雪が風に舞うなんて思いもしませんでした。とっても綺麗です!

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10月には猫も杓子もHALLOWEENです。子供の頃は、一年で一番大好きな行事でした。まさかこの歳にもなって仮装をするなんてことはないだろうと 思っていたのですが、そのまさかでした。 10月の最後の週は、HALLOWEEN PARTYの嵐です。飲み込まれるように私と酒井さんと武田さんも しっかり参加してきました。写真を添付しておきますので、是非ご覧ください。 本音を言えば、私も Trick or Treat!! をしたかった・・・。それはさすがに子供だけの特権のようです。

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11月には遂に大統領選挙です。 ところがご存知のように未だ決着が着かず・・寄ると触ると選挙話に花を咲かせ、選挙当日にはものすごい興奮していた寮の 女の子たちも今では一言も触れません。最早興味を持って見ているのは政治メージャーの学生のみではないでしょうか。一週間の ThanksgivingBreak!にはインディアナとシカゴに行きました。久し振りの「外の世界」を思いっきり楽しんできました。息抜きの大切さを実 感しますね。

それでは、日本にいるみなさん、私たち留学生の分まで忘年会、紅白歌合戦、おせち料理等、楽しんで下さいね!

小瀬垣彩子

山下栄吉様(Ph.D.‘66)がDistinguished Alumnus Awardを受賞!

山下榮吉(Ph.D.‘66現在電気通信大学名誉教授)が2000年度Distinguished Alumnus Awardを受賞し,記念式典の様子をレポートしていただきました.
名誉ある賞の受賞,おめでとうございます!2000-09-16-yamashita-001.jpg

<イリノイ大学に招待されて>
山下榮吉(Ph.D.‘66現在電気通信大学名誉教授)

今年の4月、イリノイ大学 Department of Electrical and Computer Engineering の Alumni AssociationからDistinguished Alumnus Award を授けるので授賞式に出席して欲しいとの手紙が参りました。その主旨は社会で活躍した卒業生を認めたいとのことです。このAward は1970年に創設され毎年4名ぐらい受賞してきたようです。受賞者の名前は学科事務室の外壁に刻まれていました。今年の受賞者は6名でしたが、その中に J. S.Kilby氏(BS ユ47, 名誉博士‘88、 2000年度ノーベル物理学賞授賞、イリノイ大学では11人目のノーベル賞受賞者)が含まれていたのは驚きでした。

※写真:向って左からColeman名誉教授、筆者、J. Kirby氏

2000-09-16-yamashita-002.jpg 3日間の授賞行事は9月14日のグレンジャー図書館 におけるレセプションから始まり、15日夜はクラリオンホテルで150名程の出席者の夕食会形式で授賞式が行われました。旧知の先生方も何人か居られ、多 くの方は退職後の人生をこの大学町で楽しんで居られるようでした。16日の朝は9時頃からのフットボール試合前祭のテントパーテイと11時からのフット ボール試合に招待されました。カリフォルニア大学バークレイ校との試合で、結果は17対15でイリノイの勝利となりました。17日には久しぶりのイリノイ 大学にお別れして、東京に向かった次第です。

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※ 写真:Chuang教授夫人、室賀教授夫人、郡司先生、家内、筆者

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武田麻美さんの2000年9月分レポート

JICの皆様、いかがお過ごしですか? こちら、イリノイ大学アーバナシャンペン校のほうは、日ごとに寒くなってまいりました。慣れない寒さにこれから耐えられるかどうか心配しながら、今、中間 試験に向けて勉強している最中です。渡米前は、書類等の手続きからオリエンテーションなど、また沢山の有益なアドバイスをしていただき、本当にありがとう ございました。皆様のおかげで、こちらに来てからも安心して過ごすことができています。一ヶ月はバタバタと忙しく、あっという間に過ぎましたが、この間、 レポートに書ききれない程の多くのことを経験しました。

こちらに来てから一番に感動したことは、一面に広がるトウモロコシ畑、美しいキャ ンパスなのですが…それ以上に感動したのは、大学側の留学生に対する素晴らしいケアでした。OISA(office of international student affairs)は、生活面での細かいアドバイスや大学での勉強のことなど、あらゆるトピックを取り上げ、連日オリエンテーションをしてくれました。さら に、小旅行やちょっとしたパーティ、ボランティアの機会を提供してくれたり、また定期的にカウンセリングをしてくれるなど、対応のすごさには本当に感動し ました。おかげでホームシックにかかることもありませんでした。これらの集会を通して、他の国々からの留学生達と知り合うことができました。

逆 にこちらへ来て、ショックだったのは授業登録がうまく行かなかったことでした。JICのプログラムでは、LASに所属していながらも、希望する学部から好 きな科目をとれるということだったはずです。しかしながら私の場合、実際は取りたい科目は自由にとれない状況でした。私はこちらで教育学を取るつもりで張 りきっていたのですが、初日の授業で、教授から、他の学部からの登録は認められない、受講条件を満たしていないなど、何度も警告を受け、結局クラスから去 らなければならないという苦い経験をしました。交渉次第で何とかなるという話しですが、大学側にこういったタイプの留学生の存在を認識している職員が少な く、交渉の時にかなり苦労しました。結局、理解のある教授に出会えるまで、キャンパス内をあちこち走りまわり、交渉するという時期が長く続きました。私の ような苦い経験をするJICの奨学生がでることがないようにしなければいけないと感じました。

いろいろと問題はありましたが、最終的にコ ンピューターサイエンス(CS105)、景観設計(LA101)、社会学(SOC231)、ESL(401)のクラスをとることができました。CS105 はビジネス用のパソコンのクラスです。パソコンでの宿題は戸惑うことが多く大変です。景観設計のクラスは、おもに環境デザインの勉強をします。授業は外で 行い、キャンパス中をまわりながら、説明を聞き、実際にデッサンをします。土日を利用したフィールドトリップもあり、非常に面白い授業です。社会学の授業 は、主に少年犯罪について専門に勉強します。日本とアメリカでの少年犯罪への見方の相違点などがわかり、これも興味深いです。日本にはこれだけを扱う授業 がないので、珍しいと思います。ESLは、大学院レベルなので、非常にきついです。学期末までに、リサーチペーパを提出しなければなりません。今のとこ ろ、授業についていくこと、宿題を提出することなどで、バタバタと余裕がありません。でも、日本の大学で勉強していた時よりも、かなり充実した日々を送っ ています。

最近、自転車を買いました。暇を見つけては、キャンパスめぐりをしています。天気がよければ、スケッチもしてすごしています。 キャンパスは美しく、とても気に入っています。緑の中をリスがあちこち走り回っていますし、時にはアライグマ、野ウサギを見ることもあります。休日は、教 会へ行ったり、ショッピングをしたり、ミュージカル、映画など見に行くなどして楽しみを見つけては出かけるようにしています。

英語につい ては、会話レベルでは、苦労はないのですが、やはりディスカッションのクラスとなるとかなりストレスがたまります。他の学生が何を言っているのか聞き取る ので精一杯です。もっと、参加できるように、英語力をつけていきたいと思いました。でも、こちらの大学は、留学生が多く外国人慣れしているせいか、少々英 語がおかしくても、笑われることがありません。きちんと聞いてくれます。生徒が外国人の生徒にに対して、比較的温かい態度で接してくれているように思いま す。そういった点で、この大学は留学生にとって過ごしやすい場所であると感じました。

今は、余裕がなく大変なことも多いですが、何もかもが興味深いことばかりで、全てが勉強になっています。このような機会を与えて下さったJICの皆様へ心から感謝したいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。

2000年9月29日
武田 麻美(東京外国語大学3年)